亜酸化窒素

笑気


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/04 20:50:29」(JST)

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Japanese Journal

  • ダイズ根粒根圏からの亜酸化窒素発生機構とその低減化
  • 板倉 学,稲葉 尚子,池西 史生,南澤 究
  • 化学と生物 49(8), 560-565, 2011-08-01
  • NAID 10029592279
  • 埼玉県における大気中亜酸化窒素濃度の経年変化と季節変動
  • 米倉 哲志,竹内 庸夫
  • 大気環境学会誌 = Journal of Japan Society for Atmospheric Environment 46(3), 196-200, 2011-05-10
  • NAID 10028108250

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亜酸化窒素(あさんかちっそ)または一酸化二窒素(いっさんかにちっそ)は窒素酸化物の一種で、吸入すると陶酔効果があることから笑気ガス(しょうきガス)とも呼ばれる。化学式はN 2 O。 紫外線により分解されるなどして一酸化窒素を ...
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亜酸化窒素亜酸化窒素笑気吸入鎮静法亜酸化窒素の画像 p1_22亜酸化窒素の画像 p1_15亜酸化窒素の画像 p1_31

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 吸入全身麻酔薬

販売名

液化亜酸化窒素

効能または効果

  • 全身麻酔、鎮痛
  • 本剤は酸素と併用し、酸素の吸気中濃度は必ず20%以上に保つこと。使用目的、患者の状態に応じ、適宜酸素濃度を増加させること。

慎重投与

  • ビタミンB12欠乏症の患者[本剤の副作用が強くあらわれるおそれがある]1)
  • 造血機能障害のある患者[本剤の副作用が強くあらわれるおそれがある]。
  • 耳管閉塞、気胸、腸閉塞、気脳症等、体内に閉鎖腔のある患者[閉鎖腔内容量および内圧が変化する]2,3)

重大な副作用

  • (頻度不明)
  • 造血機能障害(顆粒球や血小板の減少等):顆粒球や血小板の減少等、造血機能障害があらわれることがあるので、長期にわたって連用する場合には血液検査を行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

薬効薬理

麻酔作用及び鎮痛作用

  • 中枢麻酔作用は弱いが感覚特に痛覚を抑制する。高濃度の使用では酸素欠乏症を起こす危険を除いては安全な麻酔薬である。麻酔導入、覚醒も速いが、麻酔力が弱いので、前麻酔薬投与や他の吸入麻酔薬と併用する15)

その他の作用

中枢神経への作用

  • 中枢神経におよぼす麻酔作用は弱いが、ヒトおよびサルの聴覚・視覚・触角、特に痛覚を抑制する16)。単独使用では、手術刺激により麻酔深度が浅くなる傾向を示すが、他剤との併用により麻酔深度が深まる17)

循環器系への作用

  • 低酸素症や高炭酸ガス血症がない限り、心拍数、静・動脈血圧などに変化はなく、エピネフリンに対する感受性亢進もない8)

呼吸器系への作用

  • 鼻咽頭気管に対する刺激が少なく、咽頭けいれんの危険も少ない。また、気道分泌は増加せず、気管支繊毛運動を抑制しない16)

消化器系への作用

  • 麻酔開始時には唾液分泌の増加がみられるが、麻酔が深くなると減少する。また、食道や胃腸の運動には影響がみられず、消化液分泌にも影響しない16)


有効成分に関する理化学的知見

分子式

  • N2O

一般名

  • 亜酸化窒素(Nitrous Oxide)

分子量

  • 44.01

融点

  • −90.7℃(101.3kPa)

沸点

  • −88.5℃(101.3kPa)

比重

  • 1.53(空気=1、0℃、101.3kPa)

密度

  • 1.96g/L(0℃、101.3kPa)

臨界温度

  • 36.41℃

臨界圧力

  • 7.245MPa

性状

  • 室温、大気圧下において無色のガスで、においはない。本品1mLは温度20℃、気圧101.3kPaで、水1.5mL又はエタノール0.4mLに溶ける。エーテル又は脂肪油にやや溶けやすい。不燃性で極めて安全で、室温では不活性なガスである。300℃以上では熱分解し、支燃性のある酸素を遊離する。

★リンクテーブル★
国試過去問104G042
リンク元吸入麻酔薬」「脳血流」「麻酔薬」「笑気」「酸化二窒素
拡張検索液化亜酸化窒素
関連記事窒素」「亜酸化」「酸化窒素

104G042」

  [★]

  • 42歳の男性。全身麻酔下で緊急脳動脈瘤クリッピング術を行う。術前の胸部エックス線写真(別冊No.5)を別に示す。
  • 使用すべきでない麻酔薬はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 104G041]←[国試_104]→[104G043

吸入麻酔薬」

  [★]

inhalation alanesthetic agent, inhaled anesthetic
ガス吸入麻酔薬ガス麻酔薬
薬理学全身麻酔薬


吸入麻酔薬の身体影響

YN.M7 SAN.40
  • 中枢神経系:意識消失、酸素消費量減少、脳血管拡張、頭蓋内圧上昇、(亜酸化窒素のみ)鎮痛作用
  • 呼吸器系:用量依存的にコキュを抑制、一回換気量減少、呼吸回数増加、気管拡張作用、線毛運動抑制、気道分泌抑制、低酸素性肺血管収縮抑制
  • 循環器系:用量依存的に血圧低下(血管拡張or心筋抑制)、内臓血流減少、脳・筋肉・皮膚血流増加
  • 筋肉:(揮発性吸入麻酔薬のみ)

吸入麻酔薬

SAN.39
化合物名 分子式 小さいほど強力 小さいほど効きが早い 特徴 麻酔に必要な条件      
MAC 血液ガス分配係数 意識消失 鎮痛 筋弛緩 反射抑制
笑気 N2O 101 0.47
  • 支燃性
  • 体内閉鎖腔膨張
△ 低MAC ×
イソフルラン F3C-CH(Cl)-O-CHF 1.15 1.48
  • 生体内分解0.2%
×
セボフルラン FH2C-O-CH(CF3)2 1.71 0.63
  • 小児麻酔によい
  • 生体内分解3%
×
ハロタン F3C-CHClBr 0.76 2.3
  • 肝障害(3万例に1例)
  • アドレナリン感受性↑(不整脈リスク)
  • 生体内分解20%
×

麻酔薬と脳に及ぼす影響

参考4
  脳血流 脳代謝量 頭蓋内圧 CO2反応性 自己調節能
静脈麻酔薬 プロポフォール ↓↓
バルビツレート
フェンタニル →↓ →↓ →↓
レミフェンタニル →↓ →↓ →↓
ケタミン →↑ →↑ →↑
吸入麻酔薬 セボフルラン →↑ →↑ →↓
イソフルラン →↑ →↑
ハロタン ↑↑
亜酸化窒素 →↑ →↑ →↑ →↓

参考

  • 1.
[display]http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/6786/Inhaled.html
  • 2.
[display]http://www.med.akita-u.ac.jp/~doubutu/ouu/Inhalation.html
  • 3. 講義資料?
[display]http://www.shinshu-masui.jp/information/2011/06/22/%E5%90%B8%E5%85%A5%E9%BA%BB%E9%85%94%E8%96%AC%E3%81%AE%E8%96%AC%E7%90%86.pdf
  • 4.
[display]http://www.shinshu-masui.jp/information/2010/05/26/%E5%90%B8%E5%85%A5%E9%BA%BB%E9%85%94%E8%96%AC.pdf

脳血流」

  [★]

cerebral blood flow
脳血流量

麻酔薬、鎮痛薬と脳血流

静脈麻酔薬#静脈麻酔薬の脳への作用 および 吸入麻酔薬#麻酔薬と脳に及ぼす影響 より。文献的な裏付けなし。

分類 投与経路 薬剤名 脳血流 脳代謝量
麻酔薬 静脈
(静脈麻酔薬)
プロポフォール ↓↓
バルビツレート
ミダゾラム
ケタミン ↑↑
吸入
(吸入麻酔薬)
亜酸化窒素
セボフルラン
イソフルラン
ハロタン ↑↑
鎮痛薬 静脈 フェンタニル
レミフェンタニル
吸入麻酔薬では脳血管拡張作用により脳血流が増加
静脈麻酔薬の興奮性麻酔薬では脳神経活動亢進、酸素消費量増大など代謝の亢進のために脳血管拡張を来たし、脳血流増加 (SAN.45)
静脈麻酔薬の抑制性麻酔薬では脳神経活動低下、酸素消費量低下など代謝の低下のために脳血管収縮を来たし、脳血流低下 (SAN.45)

SAN.291改変

分類 薬剤名 脳血流 脳酸素消費量
吸入麻酔薬 亜酸化窒素 ↑↑
ハロタン ↑↑
イソフルラン ↓↓
セボフルラン →↑ ↓↓
静脈麻酔薬 チオペンタール ↓↓ ↓↓
プロポフォール ↓↓
フェンタニル
ケタミン ↑↑

麻酔薬」

  [★]

anesthetic, anesthetic agent, anesthetic drug
narcoticum
麻酔

概念

  • 手術を行うことが許容される程度まで神経を抑制する薬物
  • 無痛、無意識、筋弛緩、反射の抑制

分類

特徴

  • 全身麻酔薬の中で催眠作用と(十分な)鎮痛作用があるのはケタミン亜酸化窒素(催眠作用弱)
  • 全身麻酔薬の中で催眠作用と筋弛緩作用があるのはセボフルランイソフルラン
  • 全身麻酔薬の中でもっぱら催眠作用を得るために使用しているのはケタミン以外の静脈麻酔薬

参考

  • 1. 麻酔薬
[display]http://tkamogashira.users.sourceforge.net/sodan/story/m/anes.html
  • 2.
[display]http://park12.wakwak.com/~pharma1/textbook/Anesthetics/Anesthetics.html

笑気」

  [★]

laughing gas
nitrous oxide, N2O 注意!一酸化窒素 NO nitric oxide
酸化二窒素, 亜酸化窒素 dinitrous monoxide
麻酔薬


  • 全身麻酔薬
  • 吸入麻酔薬
  • ガス麻酔薬

構造

作用機序

薬理作用

  • 鎮痛:○
  • 意識消失:○
  • 筋弛緩:△
  • 反射抑制:○

動態

適応

注意

禁忌

副作用

相互作用

酸化二窒素」

  [★]

nitrous oxide
亜酸化窒素笑気

液化亜酸化窒素」

  [★]

全身麻酔剤亜酸化窒素

窒素」

  [★]

nitrogenNN2nitric
アスパラギンヌクレオシド規定濃度
  • 原子番号:7
  • 原子量:約14

亜酸化」

  [★]

suboxide
亜酸化物

酸化窒素」

  [★]

nitrogen oxide, NO