アズレン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マーズレン配合錠0.375ES
組成
成分・含量
- 1錠中アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(水溶性アズレン)0.75mg
日局 L-グルタミン247.5mg
添加物
効能または効果
下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎
- マーズレン配合錠0.375ES:
通常成人1日6〜8錠を3〜4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
マーズレン配合錠0.5ES:
通常成人1日6錠を3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
マーズレン配合錠1.0ES:
通常成人1日3錠を3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
====実験病態モデル
==
胃粘膜損傷モデルに対する抑制作用8)〜11)
- ラットを用いた各種胃粘膜損傷物質(タウロコール酸-塩酸、タウロコール酸-セロトニン、無水エタノール、アンモニア、アスピリン、インドメタシン及びジクロフェナク等)による胃粘膜障害を抑制する。
潰瘍治癒促進作用12)13)
- ラットを用いた酢酸による胃・十二指腸の潰瘍モデルにおいて、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物+L-グルタミンの併用投与群は、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物、L-グルタミンの各単独投与群に対して有意な治癒促進作用を認めた。また、ラットを用いた潰瘍の治癒遅延モデルに対して抑制作用を示す。
====作用機序
==
抗炎症効果14)
- 本剤の配合成分であるアズレンスルホン酸ナトリウム水和物は、炎症性粘膜に直接的に作用し、各種胃炎に効果を発揮するばかりでなく、胃炎・潰瘍の合併症に効果を発揮する。
組織修復促進作用
- ラットにおいて、アスピリン・インドメタシンによる胃粘膜内のヘキソサミン含量の減少を抑制する。11)
- イヌにおいて、L-グルタミンは胃粘膜上皮の構成成分であるヘキソサミンの生合成に関与している。15)また、L-グルタミンはグルコサミンの生成を促進する(in vitro)。16)
====血管新生促進作用13)
==
- ラット酢酸潰瘍モデルにおいて、潰瘍底の血管新生を促進する。
ペプシノゲン量減少作用17)
- ラットにおいて、本剤投与により胃粘膜内ペプシノゲン量を対照に比してpH2.0で約75%、pH3.5で約78%に減少させた。
有効成分に関する理化学的知見
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物
一般名
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(水溶性アズレン)
化学名
- Sodium 1,4-dimethyl-7-isopropylazulene-3-sulfonate hemihydrate or hydrate
分子式
分子量
性状
- 暗青色の結晶又は結晶性の粉末で、におい及び味はない。メタノールにやや溶けやすく、水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸、ジエチルエーテル又はヘキサンにほとんど溶けない。光により変化し、水溶液(1→200)のpHは6.0〜9.0である。
====L-グルタミン
==
一般名
化学名
- (2S)-2,5-Diamino-5-oxopentanoic acid
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異な味がある。ギ酸に溶けやすく、水にやや溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
水溶液(1→50)のpHは約5である。
★リンクテーブル★
[★]
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(アズレン)、L-グルタミン
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(アズレン)、L-グルタミン
- 関
- 消化性潰瘍用剤
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アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(アズレン)、L-グルタミン
- 関
- 消化性潰瘍用剤
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アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(アズレン)、L-グルタミン
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(アズレン)、L-グルタミン
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- azulene
- 化
- アズレンスルホン酸ナトリウム azulene sulfonate sodium
- 商
- AZ、アズガグル、アズクレニンS、アズノール、アズノールST、アズラビン、アズレイ、アズレミック、アズレミン、アズレワン、アズレン・グルタミン、アズレンスルホン酸ナトリウム・L-グルタミン、アゾテシン、アテネレン、アボダース、ウルクゾール、エマーゲン、グリマック、グロリアミン、セダガストン、トーワズレン、ノズレン、バウロ、ハスレン、フォルテガード、ポドニンS、マーズレン、マーズレンS、マズレニン、マナミンGA、メサドリンS、ヨウズレンS、ルフレン、水溶性アズレン
- 関
- ジメチルイソプロピルアズレン、(合剤)マーズレン
- 含嗽剤
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrate
- 関
- 水和、水分補給