Japanese Journal
- 川島 春佳,木村 容子,伊藤 隆
- 日本東洋医学雑誌 67(3), 280-284, 2016
- … 当帰湯は,大建中湯や当帰建中湯,半夏厚朴湯の要素も併せ持つため,冷え,気うつ,脾虚をベースとした皮膚瘙痒症には当帰湯も鑑別処方の一つと考えられる。 …
- NAID 130005284886
- <b>中建中湯加当帰が奏効した大腿ヘルニア術後</b><b>偽性腸閉塞症の一例 </b>
- 矢野 博美,井上 博喜,犬塚 央 [他],三潴 忠道,田原 英一,田中 祐子,村上 純滋,前田 ひろみ,伊藤 ゆい,吉永 亮,上田 晃三,土倉 潤一郎
- 日本東洋医学雑誌 66(2), 99-106, 2015
- … 附子粳米湯で治療を開始したが無効で,腸管の蠕動が腹壁から見えることから大建中湯,皮膚枯燥と腹直筋の緊張を認めることから当帰建中湯の証があると考え,中建中湯加当帰に転方したところ,転方5日目から腹痛は消失した。 …
- NAID 130005092928
- 臨床経験 月経困難症に対する漢方薬の効果の検討 : 芍薬甘草湯と当帰建中湯の頓用服用について
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- 当帰建中湯(トウキケンチュウトウ). 体を温めたり、血行をよくする生薬が配合されており、体力がなく、疲れやすくて血色の悪い人の月経痛、月経困難症、月経不順、腹痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛みなどに用いられます。. 病後や術後の体力低下にも使われます。. 出典:「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社). 無断転載・転用を固く禁じます。.
- 当帰建中湯の特徴 疲れやすく、血色の悪い人の月経痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み に用いられる漢方薬です。アトピー性皮膚炎にも用いられます。 中国・漢時代の「金匱要略(キンキヨウリャク)」に記されています。 次のような人に
- 当帰建中湯と苓姜朮甘湯は、共に女性の腹痛や腰痛に使われる処方であり、鑑別対象となります。. 苓姜朮甘湯は、下半身に冷えが沈着し、また水毒が溜まる事により痛みを発している場合によく使用されます。. また、逆上せ症状は無く、冷えにより顔色は非常によくない事が多いです。. 対して当帰建中湯は、桂枝が入りますので逆上せ症状があり頬が桜色となり ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ツムラ当帰建中湯エキス顆粒(医療用)
組成
- 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。
日局シャクヤク 5.0g
日局ケイヒ 4.0g
日局タイソウ 4.0g
日局トウキ 4.0g
日局カンゾウ 2.0g
日局ショウキョウ 1.0g
添加物
効能または効果
月経痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み
- 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等があらわれるおそれがある。]
- 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー
- 低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 六病位
- 太陰の病たる、腹満して吐し、食下らず、自利ますます甚だしく、時に腹自ずから痛む、もしこれを下せば、必ず胸下結鞭す
治療法剤
心下痞硬型
腹直筋攣急型:腹痛、両側の腹直筋の攣急を呈する
[★]
- 関
- 漢方製剤、当帰建中湯
[★]
- 日
- とうき
- 英
- Japanese angelic aroot
- ラ
- Angelicae Radix、Angelica root
- 同
- 大和当帰、北海当帰
- 生薬。
- 成分:ligustilide、クマリン、ポリアセチレン、スクロース