- 英
- perioral pallor, circumoral pallor
- 口唇周囲に紅斑が認められないこと。溶連菌感染による猩紅熱で見られる。
- その他の発疹性疾患(麻疹、風疹など)では口囲を含め全身に出現する。
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- 顔面では通常このような皮疹は見られず、額と頬が紅潮し、口の周りのみ蒼白にみえる(口囲蒼白 )ことが特徴的である(写真2)。舌の変化としては、発症早期には白苔に覆われた white strawberry tongueがみられ、その後白 苔が剥離 ...
- 猩紅熱の症状 「咽頭炎、イチゴ舌、口囲蒼白、白血球増加、好酸球増加。」 発疹 (皮疹) 頸部・上胸部・背部から体幹・四肢へ拡大するびまん性、融合性、鮮紅色の皮疹 顔面は紅潮するが口周蒼白。 帽針大の発疹が上半身から始まる
- 口囲蒼白 strawberry tongue 扁桃偽膜形成 「治療」 ペニシリン内服(2週間は投与する) ...
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- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 1歳1か月の男児。嘔吐と発熱とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 2日前の夕方から嘔吐が出現した。昨日、発熱し、嘔吐が頻回になったため近医を受診した。制吐薬を処方されたが服用できず、白色下痢も加わった。水分も摂取できなくなった。
- 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 意識は清明だがぐったりしている。身長72 cm、体重10.3 kg(1週前の1歳児健康診査では11.0 kg)。体温 39.2 ℃。呼吸数 26/分。脈拍 140/分、整。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:比重 1.025、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体3+。血液所見:赤血球 450万、Hb 12.3 g/dl、Ht 40 %、白血球 14,900(桿状核好中球 11%、分葉核好中球 62%、単球 3%、リンパ球 24%)、血小板 49万。血液生化学所見:血糖 88 mg/dl、総蛋白 6.6 g/dl、尿素窒素 15 mg/dl、クレアチニン 0.4 mg/dl、尿酸 6.9 mg/dl、総ビリルビン0.4 mg/dl、AST 66 IU/l、ALT 31 IU/l、LD 630 IU/l(基準260~530)、Na 133 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 90 mEq/l。CRP 1.3 mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [103H032]←[国試_103]→[103H034]
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- 8歳の女児。発熱と発疹とを主訴に来院した。3日前から38℃台の発熱、咽頭痛および咳があり、2日前から体を痛がっていた。四肢と顔面との皮膚は発赤し、細かな点状出血様の小発疹を多数認める。口の周囲は顔面と比べて蒼白である。舌はイチゴ状に乳頭が腫脹し、咽頭に暗赤色の発赤と点状出血とを認める。扁桃は発赤腫大し、表面に滲出物を認め、綿棒で表面をこすると膿性粘液が得られる。結膜に発赤を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I070]←[国試_102]→[102I072]
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- 英
- group A streptococcal pharyngitis
- 関
- 連鎖球菌性咽頭炎。A群溶血性連鎖球菌
- 急性咽頭炎で受診する多くの例はウイルス性で、本疾患は5-15%程度
- Streptococcus pyogenesによる咽頭炎(上気道炎)
- 5類感染症定点把握疾患
- 感染から1~数週間後に起こりうるリウマチ熱や急性糸球体腎炎(溶連菌感染後急性糸球体腎炎)があるために診断が必要となる。
- 症状:咽頭痛、発熱で発症。消化器症状(嘔吐)がありうる
- 身体所見:口蓋扁桃発赤・白苔付着、軟口蓋の点状出血、苺舌。全身の点状紅斑様、日焼け様の皮疹、口囲蒼白がみられる場合もある(猩紅熱)
- 診断:センタースコア2点以上で迅速検査もしくは培養施行し陽性ならば治療。
- 治療:ペニシリン系抗菌薬が第一選択で、治療期間は10日間。ペニシリンにアレルギーがある場合にはマクロライド系抗菌薬を考慮する。治療はリウマチ熱や化膿性合併症(扁桃周囲炎)の予防のために行われ、急性糸球体腎炎の予防効果は証明されていない
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- 英
- white、leuko、leuco
- 関
- 白色、白人、ロイコ、白い