ジブカイン
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Japanese Journal
- P2-516 帝王切開時脊椎麻酔におけるネオペルカミン^[○!R]Sとマーカイン^[○!R]0.5%の比較検討(妊婦・授乳婦,ポスター,一般演題,岐路に立つ医療〜千年紀の目覚め〜よみがえれ!ニッポン!薬の改革は我らが手で!)
- 野村 美枝,後藤 拓也,中島 誠,森 理恵,相澤 佑佳,熊谷 隆浩,三島 信行,高橋 雄一郎,川鰭 市郎
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 22, 464, 2012-10-10
- NAID 110009619258
- ネオペルカミンSの臨床薬理学的調査-脊椎麻酔の実態調査を踏まえて-
- 脊椎麻痺剤(ネオ・ペルカミンS)中の塩酸ジブカインおよびT-カインの高速液体クロマトグラフィ-による定量
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- 総称名 ペルカミン 一般名 ジブカイン塩酸塩, 塩酸ジブカイン, 塩酸シンコカイン 欧文一般名 Dibucaine Hydrochloride 製剤名 ジブカイン塩酸塩注射液 薬効分類名 脊椎麻酔用高比重局所麻酔剤 薬効分類番号 1213 KEGG DRUG D02220 商品 ...
- ペルカミン原末,ジブカイン塩酸塩 ... 薬効 1213 ジブカイン系製剤 一般名 ジブカイン塩酸塩 英名 Percamin 剤形 その他 薬価 370.30 規格 1g メーカー ナガセ医薬品
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ペルカミン原末
組成
有効成分
1g中の含量
禁忌
(次の患者又は部位には投与しないこと)
次の患者には投与しないこと
次の患者に投与する場合には、血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加しないこと
- 血管収縮剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 高血圧、動脈硬化、心不全、甲状腺機能亢進、糖尿病、血管痙攣等のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
- 耳、指趾又は陰茎の麻酔〔浸潤、伝達麻酔用のみ〕[壊死状態になるおそれがある。]
効能または効果
- 仙骨麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、表面麻酔、歯科領域における伝達麻酔・浸潤麻酔
- 使用に際し、目的濃度の水性注射液または水性液として使用する。
ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。
- 仙骨麻酔
- 0.05〜0.1%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、ジブカイン塩酸塩として、通常成人10〜30mgを使用する。
- 伝達麻酔
- (基準最高用量:1回40mg)
0.05〜0.1%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、ジブカイン塩酸塩として、通常成人3〜40mgを使用する。
- 浸潤麻酔
- (基準最高用量:1回40mg)
0.05〜0.1%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、ジブカイン塩酸塩として、通常成人1〜40mgを使用する。
- 表面麻酔
- 耳鼻咽喉科領域の粘膜麻酔には、1〜2%液にアドレナリンを添加したものを用い、噴霧または塗布する。
- 眼科領域の麻酔には、0.05〜0.1%液にアドレナリンを添加したものを用い、通常成人には1〜5滴を点眼する。
- 尿道粘膜麻酔には、0.1%液にアドレナリンを添加したものを用い、ジブカイン塩酸塩として、通常成人男子10〜20mg、女子3〜7mgを使用する。
- 膀胱粘膜麻酔には、0.025〜0.05%液にアドレナリンを添加したものを用い、ジブカイン塩酸塩として、通常成人10〜20mgを使用する。
- 局所鎮痛には、0.025〜0.05%液を用い、適量を使用する。
- 歯科領域麻酔
- 0.1%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、伝達麻酔・浸潤麻酔にはジブカイン塩酸塩として、通常成人1〜2mgを使用する。
慎重投与
- 次の患者には慎重に投与すること
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質を有する患者
- 高齢者(「高齢者への投与」の項1参照)
- 次の患者に血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加して投与する場合には、慎重に投与すること
- ハロタン等のハロゲン含有吸入麻酔剤使用中の患者[心筋の被刺激性が高まって不整脈が発現しやすい。]
- 三環系抗うつ剤服用中の患者[心血管作用の増強がみられることがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項2参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあり、また心停止に至ることがあるので、観察を十分に行い、脈拍の異常、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害、喘鳴、眼瞼浮腫、発赤、蕁麻疹等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中枢神経
- 振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 一次感覚神経の無髄(C)神経線維、細い有髄(Aδ)神経線維のNa+チャネル内の特異的結合部位に結合してイオンの細胞内への流入を阻止し、活動電位の発生を抑制(神経伝導を遮断)することにより局所麻酔作用を発現する。効力、持続性、毒性いずれも最大級の局所麻酔薬である。一般にアドレナリンを添加して用いる1)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 〔日局〕ジブカイン塩酸塩(Dibucaine Hydrochloride)
〔日局別名〕塩酸ジブカイン 塩酸シンコカイン
化学名
- 2-Butyloxy-N-(2-diethylaminoethyl)-4-quinolinecarboxamide monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品は水、エタノール(95)又は酢酸(100)に極めて溶けやすく、無水酢酸に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- local anesthetic, local anesthetics
- 同
- 局麻薬、局所麻酔剤
- 関
- 局所麻酔、局所麻酔薬一覧
構造
作用機序
- 電位依存性Naチャネルに結合して膜の脱分極を抑制、神経伝達を遮断。
商品
[★]
- 英
- dibucaine
- 化
- ジブカイン塩酸塩, 塩酸ジブカイン, dibucaine hydrochloride
- 商
- ペルカミンエス、ジカベリン、ジブカルソー、タイオゼット、トリガイン、ネオビタカイン、ネオペルカミン、ビーセルファ、プロクトセディル、プロネスパスタアロマ、ペリオドン、ペルカミン
- 関
- シンコカイン、局所麻酔薬
[★]
ジブカイン塩酸塩、パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩
- 関
- 局所麻酔薬