ブピバカイン
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Japanese Journal
- ハイパリンク不可視マーカ(インタラクション・VR,<特集>画像の認識・理解論文)
- 上條 浩一,南 正輝,森川 博之
- 電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム J92-D(8), 1425-1439, 2009-08-01
- 本論文では,カメラ付携帯電話等のモバイル機器を用い,Webのハイパリンクの感覚で手軽に紙媒体より関連情報を取得することを可能にするハイパリンク不可視マーカを提案する.本マーカは,対象文章に重畳して不可視の状態で印刷され,ユーザは,ブラックライトを当てマーカを可視化し,携帯電話等のカメラで撮影して情報を抽出する.本マーカは,スキップビットと呼ばれる符号化方式を用いることで,不可視インク成分が記事によ …
- NAID 110007361077
- 胃切除術後の膀胱カテーテル抜去時期の検討 --モルヒネによる硬膜外麻酔との関連において--
- 浅沼 義博,伊藤 登茂子,成田 圭子,鷹島 久嗣,高野 早輝,高島 幹子,飯田 正毅,堀口 剛
- 秋田大学医学部保健学科紀要 17(1), 48-52, 2009-03
- 胃切除術クリティカルパスの作成に際し, 術後の膀胱カテーテル抜去時期をいつに設定すべきかを, モルヒネによる硬膜外麻酔との関連において検討した. 平成15年に当院で胃切除を行った症例のうち, 術後鎮痛のため硬膜外麻酔としてモルヒネを使った40症例について, モルヒネの注入量と注入期間, 硬膜外カテーテル抜去時期, 膀胱カテーテル抜去時期, 尿閉発生の有無について検討した.対象とした40例の内訳は, …
- NAID 110007092207
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- マーカイン注0.5%,ブピバカイン塩酸塩水和物注射液 ... 薬効 1214 キシリジン系製剤 一般名 ブピバカイン塩酸塩水和物注射液 英名 Marcain 剤形 注射液 薬価 201.00 規格 0.5%10mLバイアル
- 総称名 マーカイン 一般名 ブピバカイン塩酸塩水和物 欧文一般名 Bupivacaine Hydrochloride Hydrate 製剤名 ブピバカイン塩酸塩水和物注射剤 薬効分類名 長時間作用性局所麻酔剤 薬効分類番号 1214 KEGG DRUG D01450 商品一覧 相互作用情報
- 作成又は改訂年月 **2009年7月改訂(第7版) *2009年6月改訂 日本標準商品分類番号 871214 日本標準商品分類番号等 **再審査結果公表年月(最新) 2008年12月 薬効分類名 脊椎麻酔剤 承認等 販売名 マーカイン注脊麻用0.5%等比重
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マーカイン注脊麻用0.5%等比重
組成
1mLあたりの成分含量
成分・含量(1mL中):
添加物(1mL中):
1管あたりの成分含量
1管4mL中成分・含量:
1管4mL中添加物:
禁忌
- 大量出血やショック状態の患者[過度の血圧低下が起こることがある。]
- 注射部位又はその周辺に炎症のある患者[化膿性髄膜炎症状を起こすことがある。]
- 敗血症の患者[敗血症性の髄膜炎を起こすことがある。]
- 本剤の成分又はアミド型局所麻酔薬に対し過敏症の既往歴のある患者
- 中枢神経系疾患:髄膜炎、灰白脊髄炎、脊髄ろう等の患者[脊椎麻酔により症状が悪化することがある。]
- 脊椎に結核、脊椎炎及び転移性腫瘍等の活動性疾患のある患者[脊椎麻酔により症状が悪化することがある。]
効能または効果
- 脊椎麻酔(腰椎麻酔)
*以下に示す本剤の等比重製剤、高比重製剤の特性並びに手術部位及び患者の状態を十分考慮して適宜、製剤を選択すること。*等比重製剤:麻酔範囲の広がりが緩徐で、高比重製剤に比べて作用発現時間が遅く、作用持続時間が長い。*高比重製剤:麻酔範囲の広がりが比重に依存しているため手術台の傾斜によりある程度の麻酔範囲の調節が可能である。等比重製剤に比べて作用発現時間が早く、作用持続時間が短い。*通常、成人にはブピバカイン塩酸塩水和物(無水物として)1回10?20mg(2?4mL)を脊髄クモ膜下腔に注入する。*なお、年齢、身長、麻酔領域、部位、組織、症状、体質に応じ適宜増減するが、1回20mg(4mL)を超えないこと。
*20mg(4mL)を超えて投与しないこと。[20mgを超えて投与された場合の有効性・安全性が評価されていない。]
慎重投与
- 脊柱管狭窄、又は外傷性の脊柱変形のある患者[脊椎麻酔により神経障害があらわれることがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)
- 妊産婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)
- 若年者[麻酔範囲が広がりやすいという報告があるので、投与量の減量を考慮するとともに、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 腹部腫瘤のある患者[仰臥位性低血圧を起こしやすく、麻酔範囲が広がりやすい。麻酔中はさらに増悪することがあるので、投与量の減量を考慮するとともに、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 身長の低い患者[血圧低下の発現率が高くなる傾向がある。また、麻酔範囲が広がりやすいので、投与量の減量を考慮するとともに、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 血液凝固障害や抗凝血薬投与中の患者[出血しやすく、血腫形成や脊髄への障害を起こすことがあるので、やむを得ず投与する場合は観察を十分に行うこと。]
- 重篤な高血圧症、心弁膜症等の心血管系に著しい障害のある患者[脊椎麻酔により循環動態が急変しやすく、血圧低下や病状の悪化が起こりやすいので、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 脊柱に著明な変形のある患者[脊髄や神経根の損傷のおそれがあり、また麻酔範囲の予測も困難であるので、やむを得ず投与する場合は患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 全身状態が不良な患者[生理機能の低下により麻酔に対する忍容性が低下していることがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 心刺激伝導障害のある患者[症状を悪化させることがある。]
- 重篤な肝機能障害又は腎機能障害のある患者[中毒症状が発現しやすくなる。]
- 神経学的疾患:多発性硬化症、運動麻痺、神経筋疾患等のある患者[症状が悪化することがある。]
重大な副作用
- ショック(0.1%未満):過度の血圧低下、徐脈、呼吸抑制、心停止等があらわれることがある。また、まれにアナフィラキシーショックがあらわれることがあるので、患者の全身状態の観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。
- 振戦、痙攣(0.1%未満):振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合は、直ちにジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。(「過量投与」の項参照)
- 異常感覚、知覚・運動障害(0.1%未満):注射針の留置時に神経(神経幹、神経根)に触れることにより一過性の異常感覚が発現することがある。また、神経が注射針や薬剤あるいは虚血によって障害を受けると、まれに持続的な異常感覚、疼痛、知覚障害、筋脱力、運動障害、膀胱直腸障害等の神経学的疾患があらわれることがある。
薬効薬理
- ブピバカインは、神経活動電位伝導の遮断によって脊椎麻酔作用を発揮するが、その活動電位伝導遮断作用はリドカインに比べて約8倍強力であった10)。
- ウサギにおける各種局所麻酔薬の等比重液の脊椎麻酔作用の持続時間は、プロカイン<リドカイン<ブピバカイン<テトラカインの順に長く、ブピバカイン塩酸塩はテトラカイン塩酸塩と同様、長時間作用性の脊椎麻酔薬に属する11)。
- マウスにおいて、ブピバカイン塩酸塩の等比重液(0.25?0.75%)は迅速かつ用量依存的な脊椎麻酔作用を示した12)。臨床使用濃度(0.5%)における作用持続時間は、約7倍高濃度のリドカイン塩酸塩の等比重液とほぼ同等であった12)。
- イヌにおいて、ブピバカイン塩酸塩の高比重液(0.5%)の脊椎麻酔における運動神経遮断作用の持続時間は、リドカイン塩酸塩の高比重液(5%)に比べて長かった13)。また、ブピバカイン塩酸塩の高比重液(0.5%)の脊椎麻酔作用発現時間は等比重液(0.5%)よりも早く、持続時間は短い傾向にあった13),14)。
- in vitro試験系における神経毒性及び細胞障害作用はブピバカイン<<テトラカイン<ジブカインの順でブピバカイン塩酸塩が最も弱かった15),16)。また、in vivo試験系におけるブピバカイン塩酸塩の等比重液(0.5%、0.75%)の局所刺激性はリドカイン塩酸塩と同程度で、テトラカイン塩酸塩よりも弱く、高比重液においても臨床使用濃度(0.5%)では脊髄神経に異常は認められなかった17),18),19)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ブピバカイン塩酸塩水和物(Bupivacaine Hydrochloride Hydrate)(JAN)
化学名:
- (2RS)-1-Butyl-N-(2,6-dimethylphenyl)piperidine-2-carboxamide hydrochloride monohydrate
- ブピバカイン塩酸塩水和物は白色の結晶で、においはなく、味は苦い。酢酸(100)に溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けやすく、無水酢酸、ジエチルエーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- local anesthetic, local anesthetics
- 同
- 局麻薬、局所麻酔剤
- 関
- 局所麻酔、局所麻酔薬一覧
構造
作用機序
- 電位依存性Naチャネルに結合して膜の脱分極を抑制、神経伝達を遮断。
商品
[★]
- 英
- bupivacaine
- 化
- 塩酸ブピバカイン、ブピバカイン塩酸塩 bupivacaine hydrochloride
- 商
- マーカイン marcaine
- 関
- 局所麻酔薬
薬効薬理
- マーカイン注0.125%/マーカイン注0.25%/マーカイン注0.5%
- 1. 作用機序:ブピバカイン塩酸塩は長時間作用性の局所麻酔薬であり、神経膜のナトリウムチャネルをブロックし、神経における活動電位の伝導を可逆的に抑制し、知覚神経及び運動神経を遮断する局所麻酔薬である。
- 2. 作用時間:ブピバカイン塩酸塩は、神経ブロックではメピバカイン塩酸塩の2~5倍、硬膜外麻酔では1.5~2倍の作用持続時間を示した9),10),11),12)。
- 3. 麻酔効果:伝達麻酔あるいは硬膜外麻酔による手術及び疼痛管理において、0.25%及び0.5%ブピバカイン塩酸塩の麻酔効果は、 それぞれ1%及び2%メピバカイン塩酸塩と同等であった9),10),13)。
添付文書
- マーカイン注0.125%/マーカイン注0.25%/マーカイン注0.5%
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1214403A1026_1_07/1214403A1026_1_07?view=body