- 英
- aldosterone renin ratio, ARR
- 関
- 二次性高血圧、アルドステロン症
- ARR = 血中アルドステロン濃度(PAC)/血漿レニン活性(PRA)
- ARR>200で、PAC>150pg/mLの時に精査を推奨されている。
UpToDate Contents
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- 1. 原発性アルドステロン症の診断diagnosis of primary aldosteronism [show details]
…retrospective, multicenter review, more widespread use of the plasma aldosterone to renin ratio (plasma aldosterone concentration/plasma renin activity [PAC/PRA] ratio) as a case-detection test in hypertensive patients …
- 2. 副腎疾患におけるレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系の評価assays of the renin angiotensin aldosterone system in adrenal disease [show details]
…result, guidelines advocate screening for primary aldosteronism by measurement of the plasma aldosterone/renin ratio rather than that of plasma potassium (which is much less sensitive) and among a much wider …
- 3. 原発性アルドステロン症の病態生理および臨床的特徴pathophysiology and clinical features of primary aldosteronism [show details]
…earlier diagnosis as more patients with hypertension are being screened with the plasma aldosterone to plasma renin activity ratio as a case-detection test for primary aldosteronism . In a retrospective, international…
- 4. 治療抵抗性高血圧の定義、危険因子、および評価definition risk factors and evaluation of resistant hypertension [show details]
…to determine whether the patient has an elevated or high-normal PAC, suppressed PRA, and elevated PAC/PRA ratio. Certain antihypertensive drugs can alter the ratio, some of which should be discontinued prior…
- 5. 原発性アルドステロン症の治療treatment of primary aldosteronism [show details]
Japanese Journal
- 原発性アルドステロン症 (特集 高血圧診療Update : 「高血圧治療ガイドライン2019」で何が変わるのか?) -- (二次性高血圧)
- 高血圧+低K血症 (特集 見逃しやすい内分泌疾患 : このキーワード、この所見で診断する!) -- (ロジカルに迫り確定診断を導く!)
- 岡本 将英,柴田 洋孝
- 総合診療 = Journal of generalist medicine : ジェネラルに診ることが求められる時代の臨床誌 27(8), 1048-1051, 2017-08
- NAID 40021291595
Related Links
- 臨床意義 原発性アルドステロン症は、アルドステロンの過剰分泌により、高血圧、レニン分泌の抑制、低カリウム血症、代謝性アルカローシスなどの症状を呈する疾患で、脳、心血管、腎臓などの臓器障害を合併することが多いため、早期発見の重要性が指摘されている.
- 日本内分泌学会の「原発性アルドステロン診断治療ガイドライン」では、未治療の高血圧症について血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)または血漿レニン濃度(ARC)を同時測定し、アルドステロン/レニン比
- 高血圧の背後に潜む原発性アルドステロン症を疑ってください!! 原発性アルドステロン症の特徴は、高血圧患者のうち比較的若年者、治療抵抗性、重症高血圧、急な血圧コントロール不良、低カリウム血症などと、初診時の血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)の比が、PAC ...
★リンクテーブル★
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アルドステロン・レニン比
[★]
- 英
- aldosterone
- 関
- 尿細管
基準値
- 血漿濃度は35-240 pg/ml, EDTA加血漿 安静臥位 30-160 pg/ml
- 30-160 pg/ml (LAB.715)
- 35.7-240 pg/ml (随時), 29.9-159pg/ml (臥位), 38.9-307pg/ml (立位) (SRL)
分類
性状
産生組織
標的組織
生理作用
- 1. 腎の接合尿細管と集合管、唾液腺、乳腺、汗腺等に働いてNa+の再吸収を促進し、K+の排出(分泌)を促進する (SP.791,792 によれば、腎接合尿細管を含む)
- 2. 腎集合管でH+の排出(分泌)を促進する。
- Na+/K+-ATPase活性↑@遠位尿細管・皮質集合管 → 管腔側K↑ → K再吸収/H+分泌 (QB CBT vol2 p.360) ← 成書での裏付けがないが、確かにアルドステロン↑によりK+分泌が↑となれば、管腔側にK+があふれるのでα間在細胞上の管腔側にあるK+/H+交換輸送体担体によりH+管腔側にくみ出されるな。
作用機序
- アルドステロンは何らかの経路を経て、ある遺伝子(アルドステロン誘導タンパク質 AIP)の転写・発現を促進する。これにより、以下の作用を及ぼす (2007年度後期生理学授業プリント)
- (1)Na+-K+ATPaseの発現
- (2)基底膜面積の増加
- (3)Na+チャネルの活性化
- (4)K+チャネルの活性化
- Na+-K+ ATPase活性を上昇させる(SP.792)
- ミトコンドリアのエネルギー産生系が活性化される(SP.792)
分泌調節
- 1. 体液↓、血圧↓→レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系でアンジオテンシンIIが生成→P450scc↑、P450aldo↑
-
- →レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系
- 2. 血漿K+↑→アルドステロン分泌↑ ← direct action on the adrenal cortical cells.
- 3. ドパミン、ソマトスタチン→アルドステロン分泌↓ (出典不明)
- 4. ACTH
- アルドステロン分泌作用は弱い。only a short-term effect(NEL.2351).
分子機構
生合成
臨床関連
[★]
- 英
- renin
- 関
- アンジオテンシノゲン、アンジオテンシン
分類
産生組織
標的組織
作用
分泌の調整 (PT. 480)
- 循環中枢からの刺激→レニン放出↑ β1受容体を介する
- 立位 → 交感神経亢進(おそらく脳への血行を保つため) → レニン放出↑
- 腎動脈圧↓→レニン放出↑
- 腎動脈圧↑→レニン放出↓
- 腎臓の輸入細動脈の圧受容器による
- cf.腎動脈の動脈狭窄により血流↓→レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系↑→血圧↑
- 遠位尿細管濾液中のNaCl濃度↓→レニン放出↑
- 緻密斑細胞により検出される
- 血漿濃度や輸入細動脈圧の減少はGFRを減少させ、それによって遠位尿細管濾液中のNaCl濃度を減少させる
- ネガティブフィードバック制御を受ける。
- アンジオテンシンII↑→レニン↓
分子機構
臨床関連
[★]
- 英
- ratio
- 関
- 率
- 分子と分母の間に全体と部分の関係がないもの。
- 0~∞の値をとる。