- 59歳の男性。仕事中に急に頭が痛いと訴えて倒れたため救急車で搬送された。体温37.2℃。呼吸数30/分。脈拍70/分、整。血圧190/100 mmHg。嘔吐があり、興奮と多動とがみられる。神経学的身体診察では、意識レベルの軽度低下と右上下肢の麻痺とを認める。
 
- まず行うべき検査はどれか。
 
[正答]
※国試ナビ4※ [095C035]←[国試_095]→[095C037]
★リンクテーブル★
  [★]
- 34歳の女性。右殿部から股関節にかけての疼痛を主訴に来院した。4年前に全身性エリテマトーデスを発症し、現在も副腎皮質ステロイド薬による治療を受けている。両股関節の単純エックス線写真では異常を認めない。股関節病変の診断に最も有用な検査はどれか。
 
[正答]
※国試ナビ4※ [095C036]←[国試_095]→[095C038]
  [★]
- 3歳の男児。急性中耳炎に罹患後、聞き返しが多くなった。インピーダンスオージオメトリによる検査結果を以下に示す。
 
- 考えられる疾患はどれか。
 
[正答]
※国試ナビ4※ [095C034]←[国試_095]→[095C036]
  [★]
- 英
 
- cerebral hemorrhage
 
- 関
 
- 脳内出血
 
概念
- 頭蓋内の出血は総称して一般的に脳出血または脳溢血と呼ばれる。脳出血は脳内への出血と脳周囲への出血に分類される。医学的には狭義での脳内出血のみを指すことが多い。
 
疫学
部位別頻度
- 被殻出血:40%、視床出血:30%、大脳皮質下出血:10%、小脳出血:10%、橋出血:10%
 
リスクファクター
- IMD.1027
 
分類
部位による
YN.J-87 SQ.518
|  
 | 
被殻出血
 | 
視床出血
 | 
橋出血
 | 
小脳出血
 | 
皮質下出血
 | 
| 割合(%)
 | 
40
 | 
30
 | 
10
 | 
10
 | 
10
 | 
| 意識障害
 | 
{+}
 | 
{+}
 | 
{++}
 | 
{±}
 | 
 
 | 
| 嘔吐
 | 
{+}
 | 
{+}
 | 
{++}
 | 
{+++}
 | 
 
 | 
| 頭痛
 | 
{±}
 | 
{±}
 | 
{-}
 | 
{+++}
 | 
 
 | 
| 運動障害
 | 
対側
 | 
対側
 | 
四肢麻痺
 | 
運動失調
 | 
 
 | 
| 感覚障害
 | 
対{+}
 | 
対{++}
 | 
{±}
 | 
{-}
 | 
 
 | 
| 共同偏視
 | 
病側
 | 
内下方
 | 
正中
 | 
健側
 | 
 
 | 
| 瞳孔
 | 
{±}
 | 
縮瞳
 | 
縮瞳
 | 
{±}
 | 
 
 | 
| 瞳孔反射
 | 
○
 | 
時に×
 | 
○
 | 
○
 | 
 
 | 
| 外科的治療
 | 
血腫除去術
 | 
×
 | 
×
 | 
血腫除去術
 | 
血腫除去術
 | 
症候
- 前駆症状無く、日中の活動時や食事中に突然発症する。
 
- 頭痛や嘔吐を伴い、半数の症例では意識障害を伴う。
 
- 脳局所症状は数分から数時間のうちに完成する。
 
検査
- T1:
 
- T2:
 
- 拡散強調画像:(出血直後は多分低信号で、血腫を作れば明らかな)高信号
 
治療
脳出血に共通
参考
- http://www.jsts.gr.jp/jss08.html
 
国試