ブテナフィン
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Japanese Journal
- 臨床研究 角質増殖型足白癬に対する経口抗真菌剤テルビナフィン内服後の塩酸ブテナフィンクリーム外用の有用性
- 足白癬に対する塩酸ブテナフィン(メンタックス^【○!R】)の臨床的検討 : 有用性および再発率について
- 渡辺 晋一,高橋 久
- 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 59(2), 293-298, 1997-04-01
- NAID 10019136755
- 角質増殖型足白癬に対する塩酸ブテナフィン(メンタックス^【○!R】)クリーム単独および尿素軟膏併用による治療の検討
- 太田 幸則,土井 希文,田沼 弘之,西山 茂夫,勝岡 憲生
- 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 58(6), 1033-1037, 1996-12-01
- NAID 10019136246
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- 塩酸ブテナフィン(皮膚真菌症治療の外用薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 主な作用 皮膚に感染した真菌(カビの一種)に直接作用して、殺菌的に働きます。白癬(みずむし)や癜風(くろなまず)の ...
- この塩酸ブテナフィンが含まれるOTC(薬局で購入できる薬)は、ブテナロック(久光製薬)、ラマストン(佐藤製薬)などがあります。 この塩酸ブテナフィンは、白癬菌の増殖をおさえ(菌の細胞膜合成阻害)、菌を殺します。また ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
,*有効成分
- 1g中に日本薬局方ブテナフィン塩酸塩10mgを含有する。
添加物
- 白色ワセリン、セタノール、ステアリン酸、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン、ジエタノールアミン、安息香酸ナトリウム、その他2成分
禁忌
効能または効果
白癬
癜風
外用液・クリーム
スプレー
薬効薬理
抗真菌作用
抗真菌活性 10,11)
- ブテナフィン塩酸塩は皮膚糸状菌(Trichophyton属、Microsporum属、Epidermophyton属)及び癜風菌(Malassezia furfur)に対して強い抗菌力を示し、その作用は殺菌的である。(表2)
実験的白癬治療効果 12,13)
- Trichophyton mentagrophytesによるモルモット背部白癬モデル及び足部白癬モデルに対して、1日1回の塗布で治療効果を認めた。(表3・4)
皮膚貯留性 12)
- モルモットの背部皮膚面に1%ブテナフィン塩酸塩外用液を塗布し、24、48又は72時間後にTrichophyton mentagrophytesを接種した実験では、24及び48時間で感染は完全に予防された。
さらにブテナフィン塩酸塩の皮膚中濃度を測定した結果、24、48、72時間のいずれにおいてもT.mentagrophytesの最小殺菌濃度(0.012μg/mL)をはるかに上回る皮膚中濃度が維持されていた。
作用機序 14,15)
- ブテナフィン塩酸塩の作用機序は、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成阻害であるが、その作用部位はイミダゾール系薬剤と異なりスクワレンのエポキシ化反応阻害に基づいている。
有効成分に関する理化学的知見
,*性状
- ブテナフィン塩酸塩は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
ギ酸に極めて溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、水に溶けにくい。
ブテナフィン塩酸塩0.20gを水100mLに加温して溶かし、冷却した液のpHは3.0〜4.0である。
融点:約214℃(分解)
★リンクテーブル★
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商品
[★]
- 関
- butenafine
[★]
- 英
- butenafine
- 化
- 塩酸ブテナフィン butenafine hydrochloride
- 商
- ボレー、メリーダム、メンタックス
- 関
- 抗真菌薬
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関