ビホナゾール
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Japanese Journal
- 頚髄損傷患者に生じ巨大な局面を形成した原発性膿皮症様アスペルギルス症の一例
- 吉田 亜希,佐藤 俊樹,赤坂 俊英
- 日本医真菌学会雑誌 43(1), 5-9, 2002
- 65歳, 男性.泥酔状態での転倒による頸髄損傷患者.四肢麻痺, 低酸素血症のためレスピレーター管理を行っていた.仰臥位の体位で2週間経過した頃より背部に皮疹が出現したため2000年2月4日に当科紹介受診した.初診時, 背部全体に潰瘍, 壊死, 膿庖を伴う巨大な浸潤性紅斑局面を認めた.鏡検で末端がY字状に分岐し隔壁を有する太い菌糸を認め, 培養で<I>A.fumigatus</I& …
- NAID 130003672030
- 承認後10年目におけるBifonazoleの足白癬に対する基礎的・臨床的検討:第2報臨床的検討
- 渡辺 晋一,高橋 久,中村 遊香,中村 絵美,西山 雄一,手塚 万由里,山口 英世,内田 勝久,富澤 尊儀,下妻 道郎,長田 厚,河野 志穂美,中内 洋一,湧川 基史,後藤 敦子,上田 純嗣,松川 中,久保 正英,皆見 春生,有川 順子,相馬 良直,池 亨仁,玉置 邦彦
- The Japanese Journal of Antibiotics 49(12), 1095-1108, 1996
- 承認後10年目を迎えたイミダゾール系外用抗真菌剤Bifonazoleの足白癬に対する有用性を評価するために, 141例の足白癬患者に対してBifonazole 1%含有のマイコスポール®クリームを1日1回, 4週間投与し, その臨床効果と副作用, 分離真菌の薬剤感受性と真菌学的効果との関係および過去の成績との比較を検討し, 以下の成績が得られた。<BR>1. 真菌学的効果真菌陰性化率は …
- NAID 130004395739
- 承認後10年目におけるBifonazoleの足白癬に対する基礎的・臨床的検討:第1報 皮膚糸状菌臨床分離株のBifonazole感受性
- 山口 英世,内田 勝久,渡辺 晋一,高橋 久,中村 遊香,中村 絵美,西山 雄一,手塚 万由里,富澤 尊儀,下妻 道郎,長田 厚,河野 志穂美,中内 洋一,湧川 基史,後藤 敦子,上田 純嗣,松川 中,久保 正英,皆見 春生,有川 順子,相馬 良直,池 亨仁,玉置 邦彦
- The Japanese Journal of Antibiotics 49(12), 1085-1094, 1996
- イミダゾール系外用抗真菌剤Bifonazoleに対する白癬の主要原因菌種<I>Trichophyton mentagrophytes</I>および<I>T. rubrum</I>の臨床分離株の感受性に経年的変化が生じているか否かを検討するために, 1995年足白癬を対象として行われたBifonazole196含有のマイコスポール®クリームの治療試験に …
- NAID 130004395738
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- マイコスポールとは。効果、副作用、使用上の注意。 真菌の増殖を抑える薬で、白癬菌(はくせんきん)の感染でおこる みずむし (汗疱状白癬(かんぽうじょうはくせん)、趾間白癬(しかんはくせん)など)、 いんきんたむし ...
- バイエル薬品株式会社のマイコスポールクリーム(外皮用薬)、一般名ビホナゾール(Bifonazole) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。 ... 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。妊娠 ...
- マイコスポールとは?ビホナゾールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 真菌(カビ)を殺菌する塗り薬です。水虫やカンジダ症に用います。 作用 カビの仲間を専門的に ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
**マイコスポール外用液1%
組成
成分・含量
添加物
禁忌
効能または効果
白癬
カンジダ症
癜風
慎重投与
- *他のイミダゾール系抗真菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者
薬効薬理
抗真菌作用
- ビホナゾールは,皮膚糸状菌(Trichophyton属,Microsporum属,Epidermophyton属),酵母類(Candida属)及び癜風菌(Malassezia furfur)に優れた抗真菌作用を有する4).
- ビホナゾールは,Kimmig培地上で各種ヒト病原真菌の90%以上の菌株において4μg/mL以下の最小発育阻止濃度(MIC)を示す5).
- ビホナゾールは,発育期にある皮膚糸状菌に対して極めて低い濃度(ナノグラム単位)より菌糸の発育を抑制し,5μg/mL以上の濃度で殺真菌作用を示す.また,Candida albicansに対しては,0.125μg/mL以上の濃度で寄生形態である仮性菌糸の形成を抑制する5,6).
- Trichophyton mentagrophytesによるモルモット実験的白癬モデルにビホナゾール1%液を感染後3日目に1回局所適用した場合,無処置対照群では症状の増悪が認められるが,処置群では数日以内に治癒する5).
感染防御効果
- モルモットの背部皮膚面に1%液0.5mLを塗布し,12,24,48,72時間後にTrichophyton mentagrophytesの分生子浮遊液を接種した実験では,36〜48時間にわたり感染防御効果が認められている5).
作用機序
- ビホナゾールは,真菌細胞に対して二元的な作用機序を有する.低濃度域では細胞膜の必須構成脂質成分であるエルゴステロールの合成を阻害し,高濃度域ではそれに加えて細胞膜のリン脂質と特異的に結合することにより膜の物性を変化させる.いずれの効果も最終的に細胞膜の構造・機能を障害し,その結果,抗真菌作用が発現される7,8).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ビホナゾール(Bifonazole)JAN(Bifonazole INN)
化学名
- 1-[(RS)-(Biphenyl-4-yl)(phenyl)methyl]-1H-imidazole
分子式
分子量
融点
性状
- 本品は白色〜微黄色の粉末で,におい及び味はない.
本品はジクロロメタンに溶けやすく,メタノールにやや溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けにくく,ジエチルエーテルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.
本品のメタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない.
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- bifonazole
- 同
- ビフォナゾール
- 商
- アイコザール、ゼルス、ビクロノール、ビスコポール、ビフォノール、ビホナゾール、ビルミチン、ホスポール、マイコスポール、マイコゾール、マリンゾール、レンチェンス