低カルシウム血症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2023/04/14 05:41:36」(JST)
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Hypocalcemia |
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カルシウム |
分類および外部参照情報 |
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診療科・ 学術分野 |
内分泌学 |
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ICD-10 |
E83.5 |
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ICD-9-CM |
275.41 |
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DiseasesDB |
6412 |
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eMedicine |
emerg/271 |
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Patient UK |
低カルシウム血症 |
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MeSH |
D006996 |
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GeneReviews |
|
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低カルシウム血症(ていかるしうむけっしょう、英:hypocalcemia)とは、何らかの原因によって血漿中のカルシウムイオン濃度が生体に必要とされる値よりも低下した状態のことである。例えば、カルシウムイオンの骨や腎臓からの再吸収減少、消化管からの吸収減少、血清カルシウムのキレート化現象などにより起こる。血漿中のカルシウムイオン濃度の低下は神経や筋肉の興奮性を増加させるため反射の亢進、強直性痙攣、テタニー、身体症状としてトルソー徴候(上腕をマンシェットで圧迫し血流を遮断することで助産師手位が出現)、クヴォステク徴候(顔面神経を叩打することで上唇に筋緊張が出現)、ルスト徴候(腓骨神経を腓骨頭後方で叩打することで足の背屈が起こる)などが認められる。低カルシウム血症が持続すると副甲状腺の主細胞の過形成による続発性副甲状腺機能亢進症が生じる。治療にはビタミンDあるいはカルシウムの投与を行う。
関連項目
- 高カルシウム血症
- 副甲状腺機能低下症
- エチレングリコール中毒
- 腎不全
- 低アルブミン血症
- 甲状腺癌
- 急性膵炎
- 低マグネシウム血症
- 乳熱
- グルコン酸カルシウム
- パラソルモン
- カルシトニン
参考文献
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学総論 第2版』 文永堂出版 2001年 ISBN 4830031832
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
典拠管理: 国立図書館 |
- フランス (データ)
- イスラエル
- アメリカ
- チェコ
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 山岸 則夫
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 65(11), 857-863, 2012-11-20
- … このような起立不能症は乳熱(milk fever),産褥麻痺(parturient paresis)あるいは分娩性低Ca血症(parturient hypocalcemia)と呼ばれ,乳牛の診療に従事する獣医師が遭遇する主要疾患の一つである。 … 乳熱の主因である低Ca血症は単胃動物にはみられない特有のものであるが,最近まで牛のCa代謝の理解には単胃動物の知見が多く引用されてきた。 …
- NAID 10031130263
- 単純血漿交換療法における新たな方法 : FFP透析法の考案
- 中山 友子,芝田 正道,近藤 敦子,檜垣 洋平,吉田 真理,小林 利道,豊見山 真智子,石井 真佐隆,船木 威徳,樋口 千恵子,佐中 孜,中川 隆雄
- 日本アフェレシス学会雑誌 31(1), 63-69, 2012-02-29
- … る低Ca血症への対策として,Ca製剤の投与や血液透析の併用がなされていたが,新たにFFP透析法を考案,使用した.FFP透析法は,FFPを透析してから置換液とする血漿交換療法で,装置はKM-8900を用いた.これにより,従来の血液透析併用法では不可能であった本装置の自動モードによる操作が可能となり,簡便かつ安全に準備・治療を行え,血液側プライミングボリューム・抗凝固薬の減量もでき,十分に低Ca血症を …
- NAID 110009327456
- 副甲状腺機能障害 (カルシウム・リン・ビタミンDの再評価) -- (病態生理と検査)
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★リンクテーブル★
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- 85歳の男性。舌の痛みと息切れとを主訴に来院した。半年前から舌の痛みがあり、2か月前からは労作時の息切れを自覚するようになった。食欲は減退し、時々悪心を感じることがあるが、食事は少しずつ摂取できている。下痢や便秘はない。75歳で胃癌のため胃全摘術を受けている。意識は清明。身長 162cm、体重 54kg。体温 36.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 110/60mmHg。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様である。舌は淡紅色で表面は滑らかである。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で正中に手術痕があり、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- この患者で疑うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G046]←[国試_110]→[110G048]
[★]
- 英
- hypocalcemia
- 同
- 低Ca血症
- 関
- カルシウム
病態生理
- 低カルシウム血症 → 2価陽イオンによる膜安定効果が消失(遮蔽効果↓、結合効果↓) → 細胞膜の脱分極傾向 (SP.99)
病因
- 原発性副甲状腺機能低下症(PTHの分泌低下)DiGeorge症候群、自己免疫性
- 副甲状腺ホルモン受容体異常
- 高リン血症
- ビタミンDの欠乏:腎不全→活性型にする酵素は腎臓にあるので活性化されない。
新生児
- QB.O-84
心電図パーフェクトマニュアル.221
症候
急性症状
- 参考1
神経・筋の易刺激性(テタニー)
- 感覚異常(口・四肢)、筋痙攣、手・足の攣縮(carpopedal spasm)、トルソー徴候(手の症状)、クヴォステク徴候(顔面神経の)、てんかん発作、喉頭痙攣、気管支痙攣
- 心臓:QT延長、低血圧、心不全、不整脈 ← 心収縮力低下
慢性症状
- 参考1
- 異所性石灰化(大脳基底核) ← P優位なCa・P積の上昇
- 嚢下白内障(subcapsular cataract)
- 歯牙異常
- 皮膚乾燥
テタニー
- 参考1
- 低カルシウム血症により末梢神経・筋肉の易刺激性亢進。EMG上、1つの刺激で高頻度の放電が見られる。テタニーはイオン化Ca 4.3mg/dL、カルシウム7.0-7.5 mg/dL未満で起こるのが一般的。テタニーは慢性腎不全(低カルシウム血症+代謝性アシドーシス)では稀
- 最初は口の周りあるいは末梢の錯感覚(paresthesia)ではじまる。ぎこちなさとこわばり、筋痛、および筋攣縮・筋痙攣を呈する。呼吸筋と舌の攣縮はチアノーゼを起こしうる。自律神経の症状は発汗、期間攣縮、胆道疝痛 biliary colicを含む。 ← オッディ括約筋が収縮して腹痛を生じるらしい(080A040)
検査
- Chvostek徴候;耳介の前方、顎関節の上の部分をハンマーで軽くたたくと顔面筋と眼輪筋の痙攣が起こる。
- Trousseau徴候;上肢の血圧計マンシェットを巻き、収縮期と拡張期の中間血圧で1~2分圧迫すると上肢の筋の攣縮により、手首と親指が屈曲し他の手指は伸展して手掌が凹む。
心電図
- QTの延長はSTの延長による。T波の幅は変えないので、心房全体の再分極相の不均一化は起こりにくい。だからQT延長で多形性心室頻拍が起こることは少ないらしい(心電図の読み方 p.221-223)。
- STの延長 = 2相(プラトー相) 絶対不応期と考えられる。
- T波 = 3相 受攻期 相対不応期にあたる。ここが延長しなければ不整脈のリスクは高くないということか・・・ほんと?
治療
腎臓内科レジデントマニュアル p.47
- 食事あるいはサプリメントでのカルシウム経口摂取 1日1000mg以上
- 無症候性で中等度(補正Ca濃度<8mg/dL)の場合
-
- →尿Ca/Cre比が0.3g/gCreを越えないように注意する
- 1. カルチコール 10-20mlを5分程度以上掛けて静注する
- 2. カルチコール 2-4ml/hrでCVからDIV
- 1. or 2.に加え)炭酸カルシウム9-12g/日、ビタミンD(アルファカルシドール 3μg/日)を開始して徐々にカルチコールを減少させる。また低マグネシウム血症があれば硫酸マグネシウムIV
参考
- 1. [charged]Clinical manifestations of hypocalcemia - uptodate [1]
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- 英
- sis, pathy
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カルシウム calcium