クヴォステク徴候
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Japanese Journal
- 筋生検上ragged red fiberの認められた特発性副甲状腺機能低下症の1例
- 小沢 英輔,関根 信夫,山本 通子,道川 誠,榎本 武郎,塚越 廣
- 日本内科学会雑誌 78(12), 1797-1798, 1989
- … 10年来易疲労感と筋力低下を自覚していたが最近増悪したため受診.血清CK高値を示し,安静によってCK値は低下傾向.現症でChvostek徴候およびTrousseau徴候陽性, CT上大脳基底核および小脳に石灰化を認め,脳波上非典型的spike and wave complexを認めた.臨床検査では血清カルシウム低値,燐高値, Ellsworth-Howardテスト陽性.筋生検でragged red fiberを認めた.これまで特発性副甲状腺機能低下症でRRFを認めた報告例がないので報告する. …
- NAID 130000901046
- てんかん発作を初発症状とした原発性腸リンパ管拡張症の1例
- 加藤 典弘,塚田 博,大野 富雄,林 陸郎,伴野 祥一,鈴木 忠,村田 和彦,今成 哲郎,小暮 晴一郎,土屋 幸彦
- 日本内科学会雑誌 77(7), 1037-1040, 1988
- … 症例は18才,男性.頻回に繰り返すてんかん発作の精査治療目的にて入院した.神経学的にはChvostek徴候およびTrousseau徴候を認めた.脳波上てんかん波が確認され,カルシウム,ビタミンD,の低下を認めた.血清化学検査上,総蛋白質3.0g/dlと著明な低値を示し, α1-アンチトリプシンクリアランスおよび125I-PVP漏出試験の結果より,蛋白喪失性胃腸症が確認された.リンパ管造影および小腸生検で腸リンパ管拡張症の所見が得られ,他に基 …
- NAID 130000901189
- 糖尿病患者に偶然見出されたビタミンD欠乏症の1症例
- 高市 憲明,小田原 雅人,大島 譲二,岡 由紀子,岡部 富士子,山本 通子,五十嵐 徹也,長谷川 吉康,尾形 悦郎
- 日本内科学会雑誌 71(8), 1135-1139, 1982
- … 20余年に及ぶ糖尿病歴をもつ.生来偏食で,また最近数年間は,網膜症および白内障による視力障害のためほとんど外出していない.入院時, Chvostek徴候,骨痛,近位筋筋力低下の身体所見と,低カルシウム血症,腎機能低下にもかかわらず正燐血症,低カルシウム尿症,近位尿細管型腎尿細管性アシドーシス,骨型ALPの上昇の検査所見を認めた.尿中c-AMPは基礎値高値で外因性PTHに対する反応不良,また血清iPTHも高く,二次性副甲状腺機能 …
- NAID 130000891638
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- 病的反射-クヴォステック徴候 Chvostek Sign 目的:テタニー患者で、末梢神経系が機械的刺激に対して過敏になっていることをみる。低Ca血症をきたす疾患で陽性となる。正常人での陽性率は5~20%。クヴォステック徴候Ⅰ Chvostek SignⅠ
- Latent tetany, Chvostek and Trousseau signs. Osama SM Amin FACP & Sa'ad S Shwani MD, 2011 - Duration: 1:18. by Osama SM Amin 11,982 views 1:18 Play next Play now 75 videos Play all Play now by by 2,372 views ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hypocalcemia
- 同
- 低Ca血症
- 関
- カルシウム
病態生理
- 低カルシウム血症 → 2価陽イオンによる膜安定効果が消失(遮蔽効果↓、結合効果↓) → 細胞膜の脱分極傾向 (SP.99)
病因
- 原発性副甲状腺機能低下症(PTHの分泌低下)DiGeorge症候群、自己免疫性
- 副甲状腺ホルモン受容体異常
- 高リン血症
- ビタミンDの欠乏:腎不全→活性型にする酵素は腎臓にあるので活性化されない。
新生児
- QB.O-84
心電図パーフェクトマニュアル.221
症候
急性症状
- 参考1
神経・筋の易刺激性(テタニー)
- 感覚異常(口・四肢)、筋痙攣、手・足の攣縮(carpopedal spasm)、トルソー徴候(手の症状)、クヴォステク徴候(顔面神経の)、てんかん発作、喉頭痙攣、気管支痙攣
- 心臓:QT延長、低血圧、心不全、不整脈 ← 心収縮力低下
慢性症状
- 参考1
- 異所性石灰化(大脳基底核) ← P優位なCa・P積の上昇
- 嚢下白内障(subcapsular cataract)
- 歯牙異常
- 皮膚乾燥
テタニー
- 参考1
- 低カルシウム血症により末梢神経・筋肉の易刺激性亢進。EMG上、1つの刺激で高頻度の放電が見られる。テタニーはイオン化Ca 4.3mg/dL、カルシウム7.0-7.5 mg/dL未満で起こるのが一般的。テタニーは慢性腎不全(低カルシウム血症+代謝性アシドーシス)では稀
- 最初は口の周りあるいは末梢の錯感覚(paresthesia)ではじまる。ぎこちなさとこわばり、筋痛、および筋攣縮・筋痙攣を呈する。呼吸筋と舌の攣縮はチアノーゼを起こしうる。自律神経の症状は発汗、期間攣縮、胆道疝痛 biliary colicを含む。 ← オッディ括約筋が収縮して腹痛を生じるらしい(080A040)
検査
- Chvostek徴候;耳介の前方、顎関節の上の部分をハンマーで軽くたたくと顔面筋と眼輪筋の痙攣が起こる。
- Trousseau徴候;上肢の血圧計マンシェットを巻き、収縮期と拡張期の中間血圧で1~2分圧迫すると上肢の筋の攣縮により、手首と親指が屈曲し他の手指は伸展して手掌が凹む。
心電図
- QTの延長はSTの延長による。T波の幅は変えないので、心房全体の再分極相の不均一化は起こりにくい。だからQT延長で多形性心室頻拍が起こることは少ないらしい(心電図の読み方 p.221-223)。
- STの延長 = 2相(プラトー相) 絶対不応期と考えられる。
- T波 = 3相 受攻期 相対不応期にあたる。ここが延長しなければ不整脈のリスクは高くないということか・・・ほんと?
治療
腎臓内科レジデントマニュアル p.47
- 食事あるいはサプリメントでのカルシウム経口摂取 1日1000mg以上
- 無症候性で中等度(補正Ca濃度<8mg/dL)の場合
-
- →尿Ca/Cre比が0.3g/gCreを越えないように注意する
- 1. カルチコール 10-20mlを5分程度以上掛けて静注する
- 2. カルチコール 2-4ml/hrでCVからDIV
- 1. or 2.に加え)炭酸カルシウム9-12g/日、ビタミンD(アルファカルシドール 3μg/日)を開始して徐々にカルチコールを減少させる。また低マグネシウム血症があれば硫酸マグネシウムIV
参考
- 1. [charged]Clinical manifestations of hypocalcemia - uptodate [1]
[★]
- 英
- hypoparathyroidism
- 同
- 上皮小体機能低下症
- 関
- 上皮小体
病態
- →腎:(1)リン酸再吸収↑、(2)カルシウム再吸収↓、(3)HCO3-排泄↓、(4)活性ビタミンD3↓ →
- →骨:破骨細胞機能低下 → (1)カルシウム放出↓、(2)リン酸放出↓ →
- → 低カルシウム血症
症状
- 中枢神経:不穏、易興奮性、うつ状態、知能発育遅延
- 骨格筋:テタニー、強直性痙攣
身体所見
- IMD
検査
- 血清カリウム低値、血清リン高値、尿中カルシウム低下、尿中リン低下
- intact PTH:特発性副甲状腺機能低下症では、偽性副甲状腺機能低下症では高値。
- 血清マグネシウム:正常 ← マグネシウム欠乏によりPTH分泌障害と作用不全を呈する(YN.D-50)
[★]
- 英
- Chvostek's sign, Chvostek sign
- 同
- Chvostek徴候、クボステック徴候、クボステーク徴候、クヴォステク・ワイス徴候 Chvostek-Weiss sign, クヴォステク現象 Chvostek phenomenon
- 関
- 低カルシウム血症
概念
- 外耳口の前方で顔面神経幹を指やハンマーで叩打する際に、同側の顔面神経に支配される鼻翼・眼瞼・口角などの筋がピクピク収縮する現象
原因
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=cQ-xMeNAqys</youtube>
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=WjMWxilWwV0</youtube>
<youtube v=qWFTaGE5hR4></youtube>