グルタチオン
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- ランデールチオンとは。効果、副作用、使用上の注意。 肝臓には、栄養素の分解・再 合成、胆汁の排出といった機能のほかに、体内に入ってきた、あるいは体内でできた 有害物質を無害なものに変えて胆汁や尿といっしょに排泄する解毒機能もあります。
- gooヘルスケア薬検索。ランデールチオン 薬検索。副作用、薬価、妊婦の妊娠中服用 における安全性、使用上の注意など。薬 ランデールチオン 薬検索:薬物中毒,アセトン 血性嘔吐症(自家中毒,周期性嘔吐症),金属中毒,妊娠悪阻(おそ),晩期妊娠中毒.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ ランデールチオン錠100mg
組成
組 成
- ランデールチオン錠100mgは1錠中、グルタチオン100mgおよび添加物として乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、タルク、沈降炭酸カルシウム、アラビアゴム末、白糖、硫酸カルシウム、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、カルナウバロウを含有する。
効能または効果
- 薬物中毒
アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)
金属中毒
妊娠悪阻
妊娠高血圧症候群
- グルタチオンとして、通常成人1回50〜100mgを1日1〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
- グルタチオンは生体内において酸化還元反応に関与するとともに、活性部位に-SHを有する酵素の保護や活性の回復作用あるいは抱合解毒機構への関与等が知られている。動物実験においてはメチル水銀投与ラットにおける死亡率の減少2)、クロロホルムを投与したウサギ肝でのロダン生成能低下の抑制3)、ラットでの四塩化炭素による肝障害の防御4)、制癌剤やその他薬物による肝障害軽減等が報告されている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2S)-2-Amino-4-[1-(carboxymethyl)carbamoyl-(2R)-2-sulfanylethylcarbamoyl]butanoic acid
分子式
分子量
融点
性状
- グルタチオンは白色の結晶性の粉末である。
本品は水に溶けやすく、エタノール(99.55)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- glutathione, GSH
- 同
- γ-グルタミルシステイニルグリシン γ-glutamylcysteinylglycine、5-L-グルタミルL-システイニルグリシン
- 商
- オペガードネオキット、タチオン、ビーエスエスプラス、ランデールチオン
概念
- 細菌からヒトに至るまで広く存在するチオール含有ペプチドである。
- グルタチオンは細胞内の主要な抗酸化成分であり、また、毒物などを細胞外に排出することで、細胞を内的・外的な環境の変化から守る役割を果たしている。
- グルタチオンは、細胞内に 0.5-10 mMという比較的高濃度で存在する。一方細胞外の濃度はその1/100から1/1000程度である。グルタチオンには還元型 (GSH) と酸化型 (glutathione disulfide, GSSG)が存在する。酸化型は、二分子の還元型グルタチオンがジスルフィド結合によってつながった分子である。細胞内のグルタチオンは、通常、ほとんど(98%以上)が還元型であり、この状態はグルタチオン還元酵素によって維持されている。
構造
- グルタチオンは'グルタミン酸、システイン、グリシンが、この順番でペプチド結合したトリペプチドである (L-γ-glutamyl-L-cysteinyl-glycine)。ただし、グルタミン酸とシステインの結合は通常のペプチド結合とは異なり、グルタミン酸側鎖のγ-カルボキシ基とシステイン主鎖のα-アミノ基からなる(γ-グルタミル結合)。このためグルタチオンは、ペプチドでありながら、ほとんどのプロテアーゼに対して耐性であり、分解されない。グルタチオンを直接分解できる酵素はγ-グルタミルトランスペプチターゼや、その近縁のごく限られた酵素のみである。
参考
- タチオン注射用100mg/*タチオン注射用200mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3922400D1060_1_01/3922400D1060_1_01?view=body
[★]
- 英
- antidote
- 関
- 解毒薬
商品