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- よく苡仁湯エキス、加味帰脾湯エキス、加味逍遙散エキス、啓脾湯エキス、桂芍知母湯エキス、五苓散料エキス、四君子湯エキス、十全大補湯エキス、真武湯エキス、人参湯エキス、大防風湯エキス、当帰芍薬散加附子エキス、当帰芍薬散料エキス、半夏白朮天麻湯エキス、附子理中湯エキス、補中益気湯エキス、防風通聖散料エキス、苓桂朮甘湯エキス、苓姜朮甘湯エキス、六君子湯エキス
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/28 23:30:24」(JST)
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オケラ |
オケラ
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
キク目 Asterales |
科 |
: |
キク科 Asteraceae |
属 |
: |
オケラ属 Atractylodes |
種 |
: |
オケラ A. japonica |
|
学名 |
Atractylodes japonica |
和名 |
オケラ(朮) |
オケラ(朮、Atractylodes japonica)はキク科オケラ属の多年草。近縁種とともに生薬として用いられる。また若芽を山菜として食用にもする。古名はウケラ。
特徴
雌雄異株。本州〜九州、朝鮮半島、中国東北部の草原や林道のような明るい場所に分布している。
高さは50〜100cm。花は白〜ごくうすい紅色で、アザミに似て筒状花だけの房状の頭状花序となる。花期は9~10月頃。葉は茎の下部では奇数羽状複葉になる。花序の下側につく苞葉も羽状。また中国原産の近縁種で、栽培されるものにオオバナオケラ A. ovata、ホソバオケラ A. lancea などがある。
生薬
本種またはオオバナオケラの根茎は白朮(ビャクジュツ)と称する生薬である(日本薬局方による定義)。基原により白朮を区別する場合は、本種のものを和白朮、オオバナオケラのものを唐白朮という。
白朮はアトラクチロンなどの精油成分を含み、健胃を目的として用いられることもある。四君子湯、健脾湯などの漢方方剤に使われる。また屠蘇散にも白朮が用いられる。
なお、古くはホソバオケラなどの根茎(現在の蒼朮(ソウジュツ))の皮を剥いだものを白朮とも称しており、漢方古典でいう「白朮」と現在の白朮とは別のものを指すことがある。
その他
京都八坂神社では、正月に白朮を焚く白朮祭(をけらさい)が行われる。
Japanese Journal
- PCR-RFLP法によるビャクジュツのソウジュツに対する純度試験の妥当性確認試験
- 丸山 卓郎,近藤 健児,四柳 雄一 [他],山本 豊,川崎 武志,司馬 真央,寺坂 和祥,山根 真由,Zhu Shu,坂田 こずえ,藤田 正雄,穐山 浩,西村 直行,小松 かつ子,水上 元,合田 幸広
- 生薬學雜誌 64(2), 96-101, 2010-08-20
- An inter-laboratory validation study was performed for the purity test of Atractylodes Rhizome targeted for Atractylodes Lancea Rhizome based on a PCR-RFLP by 7 persons whose experience with PCR exper …
- NAID 110008685901
- 生薬図鑑 白朮(ビャクジュツ) Atractylodes Rhizoma
- P-686 マオウのエフェドリン関連化合物煎出に及ぼすビャクジュツまたはソウジュツの影響(23.その他,"薬剤師がつくる薬物治療"-薬・薬・学の連携-)
- 冨田 尚子,石井 智,平井 みどり,八木 敬子,長嶺 幸子,岩川 精吾
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 14, 388, 2004-09-01
- NAID 110006960152
Related Links
- 生薬ビャクジュツには健胃作用、利尿作用、鎮静作用などがあります。薬理学的にも抗ストレス作用を表し、胃潰瘍にもよく効くことが証明されています。その他、血糖降下作用、肝機能改善作用も知られています。
- 漢方薬の基礎知識、漢方薬・生薬の種類と一覧。 さまざまな生薬から構成される漢方薬やその生薬を解説。 ... 生薬一覧 白朮(ビャクジュツ) ①.原料 白朮とは、キク科オケラの根茎のこと。 ②.性味 温性で、 苦い、甘い味が ...
- 白朮:ビャクジュツ 下痢?泥状便?食欲がない?上腹部が脹って苦しい?舌質が淡白?舌苔が白いなどの脾虚の症状があるときに用いる。【白朮薬理作用】:補裨益気?燥湿利水,健胃作用?利尿作用?鎮静作用。風湿による関節痛(慢性関節 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
〔東洋〕四君子湯エキス細粒
組成
- 本剤は、四君子湯の水製エキスに賦形剤(トウモロコシデンプン)を加えて製したものである。
本剤 6.0g 中
日局ニンジン 4.0g
日局ビャクジュツ 4.0g
日局ブクリョウ 4.0g
日局カンゾウ 1.5g
生ショウキョウ 1.5g
日局タイソウ 1.5g
上記の混合生薬より抽出した四君子湯の水製エキス3.3gを含有する。
効能または効果
- やせて顔色が悪くて、食欲がなく、つかれやすいものの次の諸症
- 胃腸虚弱、慢性胃炎、胃のもたれ
- 通常 大人 1日 3回 1回 2.0g(1包)を空腹時経口投与 年齢症状により適宜増減する。
重大な副作用
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシー
- 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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