大防風湯エキス
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/09 03:09:52」(JST)
[Wiki ja表示]
ヒナタイノコヅチ |
(愛媛県広見町、2001年10月8日)
|
分類(APG III) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 Angiosperms |
階級なし |
: |
真正双子葉類 Eudicots |
階級なし |
: |
コア真正双子葉類 Core eudicots |
目 |
: |
ナデシコ目 Caryophyllales |
科 |
: |
ヒユ科 Amaranthaceae |
亜科 |
: |
Amaranthoideae |
属 |
: |
イノコヅチ属 Achyranthes |
種 |
: |
イノコヅチ(広義) A. bidentata |
変種 |
: |
ヒナタイノコヅチ
A. b. var. fauriei |
|
学名 |
Achyranthes bidentata
Blume
var. fauriei
(H.Lév. et Vaniot)[1] |
シノニム |
Achyranthes bidentata
Blume
var. tomentosa
(Honda) H.Hara
Achyranthes fauriei
H.Lév. et Vaniot
|
和名 |
ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)、ヒナタイノコズチ、オニイノコヅチ |
ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌、学名: Achyranthes bidentata var. fauriei)は、ヒユ科イノコヅチ属の多年生草本。日当たりのよい道端や原野に生える雑草である。
和名は、イノコヅチ(ヒカゲイノコヅチ)よりも日当たりのよい場所に生えることから。
目次
- 1 特徴
- 2 分布・生育地
- 3 利用
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
特徴
根は地中深くに伸び、引き抜きにくい。
茎は節で枝分かれする。
葉は対生。
花期は8-9月で、緑色の小花を咲かせる。果実は人の衣服や獣の体に付着し運ばれる。
分布・生育地
中国および日本に分布する。日本では、北海道の一部、本州、四国、九州に生える。
利用
本種または A. bidentata(本種の基本種)の根を乾燥させるとゴシツ(牛膝)という生薬になり、月経不順、利尿、腹痛、関節痛、強壮などに利用される。牛膝は牛膝散、折衝飲などの漢方方剤に使われる。
脚注
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年1月26日閲覧。
参考文献
- 平野隆久写真 『野に咲く花』 林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、354-355頁。ISBN 4-635-07001-8。
- 伊藤ふくお写真、丸山健一郎文 『ひっつきむしの図鑑』 北川尚史監修、トンボ出版、2003年、66-67頁。ISBN 4-88716-147-6。
- 岩瀬徹 『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』 全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2007年、34頁。ISBN 978-4-88137-135-0。
- 亀田龍吉、有沢重雄 『花と葉で見わける野草』 近田文弘監修、小学館、2010年、176頁。ISBN 978-4-09-208303-5。
関連項目
|
ウィキスピーシーズにAchyranthes bidentataに関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、Achyranthes bidentataに関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- Achyranthes bidentata var. tomentosa - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “ヒナタイノコズチ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学. 2012年1月26日閲覧。
- いがりまさし. “ヒナタイノコズチ”. 植物図鑑・撮れたてドットコム. 2012年1月26日閲覧。
- 福原達人. “イノコズチなど(ヒユ科)”. 植物形態学. 福岡教育大学教育学部. 2012年1月26日閲覧。
- 本多郁夫. “イノコズチ”. 石川の植物. 2012年1月26日閲覧。
|
この項目は、植物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:植物/Portal:植物)。 |
|
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
Japanese Journal
- LC-NMR/MSを用いた生薬の品質評価法に関する研究(1) : 生薬ゴシツの栽培および加工調製法について
- 漢方基礎講座 生薬の薬効・薬理シリーズ(61)ゴシツ(牛膝)
Related Links
- 漢方薬、漢方医療情報、ゴシツ・・牛膝中医生薬解説の中医学情報をお探しであれば家庭の中医学をどうぞ。 ... 当サイトのコンテンツを複製した運営サイトおよびブログが多々ございます。 当サイトのコンテンツ ...
- 冷えや冷え性の生薬:牛膝(ゴシツ)はヒユ科ヒナタイノコズチなどの根。血流を整える作用や止痛作用があり、生理不順や生理痛、関節痛に良いとされている。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
三和大防風湯エキス細粒
組成
- 本品1日量(9g)中、下記の大防風湯水製エキス6.5gを含有する。
- 日局 トウキ 3.0g
日局 シャクヤク 3.0g
日局 ジオウ 3.0g
日局 オウギ 3.0g
日局 ハマボウフウ 3.0g
日局 トチュウ 3.0g
日局 ビャクジュツ 3.0g
日局 センキュウ 2.0g
日局 ニンジン 1.5g
日局 キョウカツ 1.5g
日局 ゴシツ 1.5g
日局 カンゾウ 1.5g
日局 ショウキョウ 0.5g
日局 タイソウ 1.5g
日局 加工ブシ 0.5g
添加物として乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、軽質無水ケイ酸を含有する。
効能または効果
関節がはれて痛み、麻痺、強直して屈伸しがたいものの次の諸症
- 下肢の関節リウマチ、慢性関節炎、痛風
- 通常、成人1日9gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
体力の充実している患者
- 副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。
暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の患者
- 心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等があらわれるおそれがある。
著しく胃腸の虚弱な患者
- 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。
食欲不振、悪心、嘔吐のある患者
重大な副作用
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシ―
- 低カリウム血症の結果としてミオパシ―があらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 疎経活血湯、漢方製剤
[★]
- 関
- 漢方製剤、大防風湯
[★]
- 関
- 牛車腎気丸、漢方製剤