- 英
- scalene, scalene muscle
- ラ
- scalenus
WordNet
- of or relating to any of the scalene muscles
- of a triangle having three sides of different lengths
- any of four pairs of muscles extending from the cervical vertebrae to the second rib; involved in moving the neck and in breathing (同)scalene_muscle, musculus scalenus
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/04/18 13:51:51」(JST)
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斜角筋(群) |
分類 |
|
部位 |
|
ラテン名 |
musculus scalenus |
英名 |
Scalenus muscles |
斜角筋(しゃかくきんScalene muscles)は、深頚筋のうち、頚部脊柱の横突起から平行に走る細長い筋肉である。前斜角筋と中斜角筋、後斜角筋、最小斜角筋の4部に分けられる。
頭部を側方へ傾けるが、呼吸補助筋としても機能する。
関連項目
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 鏡視下腱板修復術における持続斜角筋ブロックの治療効果
- 比嘉 勝一郎,安里 英樹,東 千夏,新垣 和伸,金谷 文則
- 整形外科と災害外科 59(1), 153-159, 2010-03-25
- NAID 10026059758
- 濱浪 一則,真鍋 博規
- 肩関節 34(3), 919-922, 2010
- The aim was to assess alternative methods of post operative pain control with the continuous morphine injection and the continuous interscalene block in patients undergoing rotator cuff repair surgery …
- NAID 130000441327
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- chronic obstructive pulmonary disease, COPD
- 同
- chronic obstructive lung disease COLD
- 関
- 慢性気道閉塞
- 日本語訳としての「慢性閉塞性肺疾患」より「COPD」を使用することが勧められている
概念
- 「COPD とは有毒な粒子やガスの吸入によって生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈する疾患である.この気流制限には様々な程度の可逆性を認め、発症と経過が緩徐であり、労作性呼吸困難を生じる」疾患
- 完全に可逆性ではない気流制限が特徴 ← 気管支喘息ではβ2受容体作動薬により気流制限の改善をみる。
- 慢性気管支炎や肺気腫により常に気道閉塞(一秒率:一秒量FEV1/努力肺活量FVC<70%)に陥っている病態で、気管支拡張薬に対する反応は乏しく、症状(呼吸困難)が恒常的・慢性的である。
疫学
病因
- 参考1
臨床上のリスク因子
- 喫煙
- 気道の過敏性
- 環境からの暴露
- アトピー体質
- 抗酸化物質の欠乏
- 気管支肺低形成
- 結核
遺伝形式
症状
身体所見
検査
- PaO2:低下
- PaCO2:上昇
- A-aDO2:上昇
- %VC:軽度の肺気腫においては時に正常より増えていることがあるが、進行した肺気腫においては低下する。(093E019)
- %DLCO:肺胞領域の破壊により拡散能低下
- 肺肝境界の下降、肺の過膨張、
- 気管短縮(輪状軟骨上縁から胸骨上炎までが4-5cm未満に短縮していることがある、らしい)(出典不明、機序不明)
診断
- 呼吸器学会ガイドライン
- 1. 気管支拡張薬投与後のスパイロ検査で、FEV1/FVC<70%
- 2. 他の気流制限を来しうる疾患を除外する
-
- 検査は原則として急性呼吸器感染症のない臨床安定期に行う
- 短時間作用型気管支拡張薬は少なくとも 6 時間、長時間作用型気管支拡張薬は 24 時間中止したうえで検査を行う
- 検査に用いる気管支拡張薬は、通常、短時間作用型吸入用 β2刺激薬を原則とするが、抗コリン薬あるいは両者の併用であってもよい
- 投与方法はスペーサーを用いた β2刺激薬定量噴霧式吸入薬(MDI)吸入、ネブライザー吸入のいずれであってもよい
- 気管支拡張薬吸入後の検査は吸入後 30~60 分後に行うべきものとする.
- 気管支拡張薬吸入効果の評価は、吸入前の FEV1.0 と吸入後 FEV1.0 を比較して、200ml 以上の増加かつ前値に対して 12%以上の増加があったときに有意と判定
鑑別診断
評価法
- mMRC(the Modified British Medical Research Council):日常生活に対する呼吸困難(息切れ)の影響を測定
- CAT(COPD assessment test):COPDの症状やQOLに関する8項目を0〜40点で評価
- IPAG(International Primary Care Airways Group):COPD 関連症状と危険因子を測定
治療
病期分類
- ガイドライン1
- 0期:リスク群:慢性症状(咳嗽・喀痰):(a) 禁煙、インフルエンザワクチン接種(肺炎球菌ワクチンはガイドライン上では推奨されていないが(COPD増悪予防に対する効果が証明されなかった?)、接種した方がよいとする意見がある)
- I期:軽症:80%≦%FEV1:(a)。(b) 必要に応じ短時間作用型の気管支拡張薬を使用。
- II期:中等症:50%≦%FEV1<80%:(a)。(b)。(c) 呼吸リハビリテーション、長時間作用型気管支拡張薬の定期的使用
- III期:重症:30%≦%FEV1<50%:(a)。(b)。(c)。(d) 吸入ステロイド薬の考慮(増悪を繰り返す)
- IV期:最重症:%FEV1<30%または%FEV1<50%かつ慢性呼吸不全あるいは右心不全合併:(a)。(b)。(c)。(d)。(e) 長期酸素療法、外科的治療の考慮
安定期の治療
- 治療のmodality:薬物療法、包括的呼吸リハビリテーション、患者教育、栄養管理、酸素療法、換気補助療法、肺容量減量手術、肺移植、在宅管理
急性増悪
- COPDの急性増悪や重症度の分類には定説はない (ガイドライン1)
- COPDの急性増悪とは「病態が日内変動を超えて悪化し、日常施行していた治療内容を変更せざるを得ない状態」(呼吸器疾患最新の治療2004-2006 p.267)
- 原因:気道感染と大気汚染が最多。1/3は原因不明。
COPDの急性増悪
定義
- COPDの自然の進行の中で起きる現象で、呼吸困難、咳嗽、喀痰といった症状が日常の変動を超えて増悪したもの
入院適応
- 突然の安静時呼吸器困難の出現など、症状の顕著な増悪
- 基盤にあるCOPDが重症(III度,IV度)
- 新たな身体所見の発言
- 増悪に対する初期治療に反応しない
- 重大な合併症の存在
- 頻回の増悪
- 新たに発生した不整脈
- 診断が不確実な例
- 高齢者
- 不十分な住宅サポート
- modality (ガイドライン1)
- 気管支拡張薬吸入の容量/回数の増加(例えば、短期間作用型β2刺激薬が用いられる)
- ステロイドの全身投与(経口/静脈注射):増悪からの回復、肺機能の回復までの時間を短縮する
- (喀痰から感染症が疑われる場合)抗菌薬の投与
- 外来 :経口ペニシリン系薬、ニューキノロン系薬
- 入院例:注射用β-ラクタム系薬/β-ラクタマーゼ阻害薬、第3,4世代セフェム系薬、カルバペネム系薬、ニューキノロン系薬
病原体
予後
参考
- 1. [charged] Chronic obstructive pulmonary disease: Risk factors and risk reduction - uptodate [1]
ガイドライン
- 1. COPD診断と治療のためのガイドライン第2版
- http://www.jrs.or.jp/quicklink/glsm/guideline/nopass_pdf/copd_summary.pdf
国試
[★]
- 英
- respiratory muscle
肺機能検査 呼吸生理から臨床応用まで 第1版第1刷 MEDSi p.54
- 安静時
- 吸気時:吸気筋、とりわけ横隔膜の活動が主となる。
- 呼気時:受動的
- 運動時
- 吸気時:他の吸気筋が加わる
- 呼気時:呼気筋は機能的残気量を減少させ、横隔膜の運動の補助をする
呼気筋と吸気筋
吸気筋
|
横隔膜
|
横隔神経が支配
|
頚神経から出て頚部より胸腔に入り、胸腔内では心嚢に沿って下行し、多くの枝に分かれて横隔膜ドームに至る。
|
横隔膜の作用:(1)ピストン上にドームを下行させる,(2)胸郭を挙上し、下部胸郭を外側に広げる(腹壁内側面で胸壁と併走する横隔膜領域の作用による)。
|
斜角筋
|
|
胸鎖乳突筋
|
|
外肋間筋
|
|
傍胸骨の内肋間筋??
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|
呼気筋
|
腹壁筋群
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腹壁筋群の収縮により腹腔内圧が上昇し、上昇した圧は、横隔膜を介して胸腔に伝播、胸腔内圧が陽圧になる。
|
内肋間筋
|
ある程度作用
|
胸筋
|
肩が固定されている条件下のみ
|
[★]
- (三角形が)不等辺の、(円錐が)斜軸の。(解)斜角筋の
[★]
斜角筋
- 関
- scalenus muscle
[★]
斜角筋
- 関
- scalenus
[★]
- 英
- anterior scalene muscle
- ラ
- musculus scalenus anterior, scalenus anterior
- 関
- 中斜角筋、後斜角筋。斜角筋隙
- 鎖骨に停止するあたりで、横隔神経と共に、鎖骨下静脈と鎖骨下動脈の間に割って入っている。
起始
停止
神経
機能
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- scalenus anterior syndrome, scalenus syndrome (KH), scalenus anticus syndrome
- 関
- 斜角筋症候群、neurogenic thoracic outlet syndrome、thoracic outlet syndrome。前斜角筋
症状 (KH.40)
原因 (KH.40)
斜角筋の異常による神経や血管の圧迫と腕神経叢絞扼
[★]
- 英
- scalenus posterior (K), posterior scalenus muscle
- ラ
- musculus scalenus posterior
起始
停止
神経
機能
[★]
- 英
- scalenus syndrome
- 同
- 前斜角筋症候群 scalenus anterior syndrome scalenus anticus syndrome
- 同
- anticus syndrome?
- 関
- 斜角筋、前斜角筋