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Japanese Journal
- 尿中ヘモジデリンを契機として診断し得た発作性夜間血色素尿症の1症例
- 中村 聰,飯沼 祥子,鈴木 猛雄,岡 邦行,長山 礼三,七島 勉
- 医学検査 : 日本臨床衛生検査技師会誌 = The Japanese journal of medical technology 47(12), 1701-1703, 1998-12-25
- NAID 10016373364
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- 血管外溶血ではヘモグロビンはハプトグロビンと結合し肝臓へ運ばれグロビン、鉄、ポルフィリンに分解されます。血管内溶血ではヘモグロビンの一部は腎臓へ運ばれヘモグロビン尿とヘモジデリン尿となり排泄されます。
- 全身性炎症により増加することがある。血管内溶血はまた,尿中ヘモジデリンまたはヘモグロビンにより示唆される。尿中ヘモグロビンは血尿およびミオグロビン尿と同様に,ディップスティック検査でベンジジン ...
- 血清中のハプトグロビン量を超えて溶血が起こると、尿中にヘモグロビンが出現します(ヘモグロビン尿)。 また一部の尿中ヘモグロビンは腎尿細管細胞に取り込まれ、ヘモグロビン鉄はヘモジデリンに変化し尿細管細胞ないし円柱の形 ...
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- 58歳の女性。全身倦怠感と褐色尿が続くために来院した。5日前にインフルエンザのため抗ウイルス薬と解熱薬とを処方された。治療開始後、全身倦怠感と褐色尿が続いている。数年前から感冒に罹患すると褐色尿になることを自覚していた。体温 36.3℃。眼瞼結膜は貧血様だが眼球結膜に黄染を認めない。心基部に収縮期雑音を聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 287万、Hb 7.2g/dL、Ht 25%、網赤血球 3.3%、白血球 5,400(桿状核好中球5%、分葉核好中球 58%、好酸球2%、単球6%、リンパ球 29%)、血小板 23万。血液生化学所見:総蛋白 6.7g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 2.4mg/dL、AST 20U/L、ALT 18U/L、LD 2,643U/L(基準 176~353)、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、尿酸 3.2mg/dL。CD55とCD59が陰性の赤血球を認める。
- この患者の所見として考えにくいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I062]←[国試_111]→[111I064]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097H034]←[国試_097]→[097H036]
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- hemosiderin
- 同
- ヘモシデリン 血鉄素
- 関
- ヘモジデローシス、ヘモクロマトーシス
概念
- 鉄はタンパク質に結合し(例えば組織内ではフェリチン)ミセル化しているが、細胞内のリソソームで変性を受けるとヘモジデリンとなる。 (SP.500)
- 黄色から茶色を呈する
- 鉄過剰により細胞内に沈着する
- 体内にはヘモジデリンとして鉄が0.5g含まれている(LAB.579)。→鉄
染色像
- 鉄貯蔵蛋白であるフェリチンが網内系の細胞などに摂取され変性したもの。