オキシトシン
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 追跡 アトニンが買えない! 大震災で混乱した医薬品流通
- アトニン-0点滴静注時,子癇様痙攣発作を起こした産婦の1例について
Related Links
- 副作用等 1. 過強陣痛 記載場所: 用法・用量 頻度: 頻度不明 2. ショック、チアノーゼ、虚脱、過強陣痛、子宮破裂、頚管裂傷、羊水塞栓症、微弱陣痛、弛緩出血、胎児仮死 記載場所: 重大な副作用 頻度: 頻度不明 3. 過敏症状 ...
- 作成又は改訂年月 **2010年6月改訂(第7版) *2010年3月改訂 日本標準商品分類番号 872414 日本標準商品分類番号等 再評価結果公表年月(最新) 1993年3月 承認等 アトニン-O注 1単位 販売名コード 2414400A1044 承認・許可番号
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
販売名
アトニン−O注 1単位
組成
成 分
含 量
添加物
禁忌
- 既往にオキシトシン又は類似化合物に対して過敏症を起こした患者
- 分娩誘発,微弱陣痛の治療の目的で使用するにあたって
- プロスタグランジン製剤(PGF2α,PGE2)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 児頭骨盤不均衡
[経腟分娩が成立せず,胎児に障害を及ぼすおそれがある.]
- 全前置胎盤
[胎盤が胎児より先に娩出され,胎児への危険性がある.]
効能または効果
- 子宮収縮の誘発,促進並びに子宮出血の治療の目的で,次の場合に使用する.
- 分娩誘発,微弱陣痛,弛緩出血,胎盤娩出前後,子宮復古不全,帝王切開術(胎児の娩出後),流産,人工妊娠中絶
分娩誘発,微弱陣痛
点滴静注法
- オキシトシンとして,通常5〜10単位を5%ブドウ糖注射液(500mL)等に混和し,点滴速度を1〜2ミリ単位/分から開始し,陣痛発来状況及び胎児心拍等を観察しながら適宜増減する.なお,点滴速度は20ミリ単位/分を超えないようにすること.
弛緩出血,胎盤娩出前後,子宮復古不全,流産,人工妊娠中絶
点滴静注法
- オキシトシンとして,通常5〜10単位を5%ブドウ糖注射液(500mL)等に混和し,子宮収縮状況等を観察しながら適宜増減する.
静注法(弛緩出血及び胎盤娩出前後の場合)
筋注法
帝王切開術(胎児の娩出後)
点滴静注法
- オキシトシンとして,通常5〜10単位を5%ブドウ糖注射液(500mL)等に混和し,子宮収縮状況等を観察しながら適宜増減する.
筋注法
子宮筋注法
- 筋注法,静注法は調節性に欠けるので,弛緩出血に用いる場合か,又はやむを得ない場合にのみ使用を考慮すること.
- 分娩誘発,微弱陣痛の治療の目的で使用する場合は,以下の点に留意すること.
- 本剤に対する子宮筋の感受性は個人差が大きく,少量でも過強陣痛になる症例があることなどを考慮し,できる限り少量(2ミリ単位/分以下)から投与を開始し,陣痛発来状況及び胎児心音を観察しながら適宜増減すること.過強陣痛等は,点滴開始初期に起こることが多いので,特に注意が必要である.
- 点滴速度をあげる場合は,一度に1〜2ミリ単位/分の範囲で,30分以上経過を観察しつつ徐々に行うこと.点滴速度を20ミリ単位/分にあげても有効陣痛に至らないときは,それ以上あげても効果は期待できないので増量しないこと.
- 本剤を投与する際は,精密持続点滴装置を用いて投与すること.
慎重投与
(次の患者には,母体,胎児の全身状態及び子宮収縮の観察を十分に行い,慎重に投与すること)
- 胎児仮死の疑いがある患者
[胎児仮死,胎児死亡のおそれがある.]
- 妊娠中毒症,心・腎・血管障害のある患者
[大量投与で血圧下降による臓器虚血を来すおそれがある.また,本剤は弱いバソプレシン様作用(血管収縮作用及び抗利尿作用)を有し,血圧上昇及び水貯留があらわれることがある.]
- 児頭骨盤不均衡の疑いのある患者,胎位胎勢異常による難産,軟産道強靭症の患者
[経腟分娩が困難で過強陣痛が起こりやすい.]
- 帝王切開術及び広範囲子宮手術の既往のある患者,経産婦
[このような患者では一般に子宮破裂が起こりやすい.]
- 高年初産婦
[このような患者では一般に軟産道の伸展不良により分娩障害が起こりやすい.]
- 多胎妊娠
[胎位胎勢異常のことがある.]
重大な副作用
ショック(頻度不明)
- ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,チアノーゼ,虚脱等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
過強陣痛,子宮破裂,頸管裂傷,羊水塞栓症,微弱陣痛,弛緩出血(頻度不明)
- 過強陣痛,子宮破裂,頸管裂傷,羊水塞栓症,微弱陣痛,弛緩出血等があらわれることがある.
胎児仮死(頻度不明)
- 胎児仮死を起こすことがあるので,観察を十分に行うこと.
薬効薬理
- 子宮筋に作用して子宮の律動的な収縮を起こさせる1),2).
有効成分に関する理化学的知見
分子量
性 状
- 白色の粉末である.水に極めて溶けやすく,エタノール(99.5)に溶けやすい.塩酸試液に溶ける.
本品0.10gを新たに煮沸し冷却した水10mLに溶かした液のpHは4.0〜6.0である.
吸湿性である.
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- oxytocin OT
- 関
- ホルモン
- 商
- アトニン
性状
分類
産生組織
標的組織
- 1. 乳管周囲の筋上皮細胞の収縮
- 2. 子宮頚部、膣
- 3. 卵管の蠕動運動を高める
作用
- 1. 乳汁分泌
- 2. 子宮頚部や膣の伸展
- 3. 子宮筋の収縮 → 分娩促進、授乳時の子宮収縮(後陣痛)、子宮復古
分泌の調整
分子機構
臨床関連
[★]
商品