- 関
- 上行性伝導路、伝導路
- 後根から入力を受けた後、後角でニューロンを乗り換え対側に入り、前側索を上行して延髄網様体に終わる(途中まで脊髄視床路と同じ)。
- 侵害受容性の刺激に応答
- 網様体から下行性の興奮、抑制を受ける
機能
- 視床下部や辺縁系を介して、痛みの情動的側面に関与
- 視床、脳幹網様体を介して、睡眠覚醒サイクル、意識レベル、注意などに影響を及ぼす。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- In vivo パッチクランプ記録法の実際と応用 : 大脳皮質体性感覚野のシナプス応答
- 吉村 恵,土井 篤,水野 雅晴,古江 秀昌
- 日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA 128(6), 381-387, 2006-12-01
- … では大脳皮質体性感覚野に焦点をあわせ,筆者らが開発した方法と実験結果について紹介したい.周知のように体性感覚情報は脊髄で修飾・統合をうけたのち,脊髄視床路や後索―内側毛帯路,または脊髄網様体視床路を通り,第一次体性感覚野に投射される.また,網様体視床路の一部は扁桃体や前帯状回,島などに送られ情動的な変化を誘起する.体性感覚野は視床からの入力をうけたのち,興奮性および抑制性の …
- NAID 10018553362
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- 脊髄視床路(痛みの伝導路) 痛みの伝導路は、侵害受容器(神経細胞一次ニューロン)が痛み刺激を受けた後、 →脊髄後角(二次ニューロン)→視床(三次ニューロン)→大脳皮質へ伝導される。 ニューロン同士はくっついている ...
- 3つの痛みの上行路 ・新脊髄視床路 ファーストペイン この経路は,脊髄視床路系伝導路の一つで,多くは反対側の前外側を走る前側索を一直線に上行する新幹線式の早い経路である。他の神経線維と交叉しないものもかなりあるが ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- ascending pathway (KL)
- 関
- 伝導路、下行性伝導路
上行性伝導路を伝導する感覚
各伝導路の概要 (SP.231)
皮膚、特に四肢遠位端無毛部の触圧覚受容器や筋、関節受容器からの太い有髄線維は、脊髄に入り同側の後索を上行する。延髄レベルで、上下肢からの線維はそれぞれ楔状束核、薄束核のニューロンに終わる。これら後索核ニューロンの軸索は交差して内側毛帯となり、その大部分が視床外側部の腹側基底核に、一部は後核群にも終わっている(SP.231)。
深部感覚+繊細な触圧覚、振動覚(B.P-2)
後根から入力を受けた後、直ちに交差して対側の前側索を上行し、視床に達する。
脊髄視床路起始ニューロンには、腹側基底核や後核群など視床外側部に終わるものと、髄板内核など内側部に終わるものがある(SP.231)。
温覚+痛覚+粗大な触圧覚(識別力なし)(B.P-2)
視床下部や大脳辺縁系を介して痛みの情動的側面に関係(SP.231)。
視床、脳幹網様体を介して睡眠覚醒サイクル、意識レベル、注意などに影響を及ぼす(SP.231)。
[★]
- 英
- spinothalamic tract
- ラ
- tractus spinothalamicus
- 関
- 上行性伝導路
概念
- 体幹や四肢の皮膚感覚の中でも生命の維持に重要な原始的感覚、すなわち痛覚、温度覚、および識別力のない触覚や圧覚を中枢に伝達する原始性感覚路をいう。系統発生学的に古い伝導路である。
走行
- 後根から入力を受けた後、直ちに交差して対側の前側索を上行し、視床に達する。
- 脊髄視床路起始ニューロンには、腹側基底核や後核群など視床外側部に終わるものと、髄板内核など内側部に終わるものがある(SP.231)。
- 温覚 + 痛覚 + 粗大な触圧覚(識別力なし)(B.P-2)
感覚の伝導路
[★]
- 英
- pain sensation, algesthesia, algesia
- 同
- 痛感覚、侵害感覚 nociception
- 関
- 上行性伝導路、痛覚の中枢
2007年度後期生理学授業プリント
痛みの分類
内因性発痛物質
- ブラディキニン・ヒスタミン・セロトニン・プロスタグランジン・乳酸・K+
痛覚過敏
痛覚の伝導路
[★]
- 英
- spinoreticular tract
[★]
- 英
- thalamus
機能 (KL.719-722)
解剖 (KL.719-722)
-
-
7.中心正中核
8.視床網様核
[★]
- 英
- reticular formation (KL)
- 関
- 脳幹網様体、中脳網様体、橋網様体、延髄網様体。脳幹網様体賦活系
- 脳幹の背側部分に散在する構造物
- まばらな細胞体(網様核)の間を網目状の神経線維が結んでいる
- 白質にも灰白質にも分類されない
- 呼吸および循環の中枢であり、生命維持に不可欠な機能を担っている
入力(求心性線維)
- 1.脊髄(脊髄網様体路・脊髄視床路)
- 2.小脳
- 3.中脳(上丘、赤核)
- 4.大脳皮質
出力(遠心性線維)
- 1.視床-大脳皮質(網様体視床路)
- 2.脊髄(網様体脊髄路)
- 3.小脳(網様体小脳路)
- 4.中脳核
機能
[★]
- 英
- spinal cord (M)
- ラ
- medulla spinalis
- 成人の脊髄は大後頭孔からL1-L2の椎骨まで達する (M.279)
解剖
[★]
- 英
- reticular
- 関
- 細網、網状
[★]
- 英
- tract
- ラ
- tractus