胃アニサキス症
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Japanese Journal
- カラービジュアルで理解! 消化器疾患ナビ(10)胃アニサキス症
- 症例から学ぶ上部消化器疾患(第14回)経鼻内視鏡で虫体を摘出した胃アニサキス症の1例
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- 臨床症状 1) 胃アニサキス症 魚介類の生食後数時間して,激しい上腹部痛,悪心,嘔吐をもって発症するのが胃アニサキス症の特徴で,人体症例の大半がこの症状を呈する(劇症型胃アニサキス症).食歴に関する問診と臨床症状から ...
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- e. (3)(4)(5)
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- 英
- gastric anisakiasis
- 同
- 胃アニサキス
- 関
- アニサキス症、腸アニサキス症
- 生鮮魚介類(サバ、イワシ、アジ、イカ)とともに経口摂取されたアニサキス幼虫が胃粘膜に穿入することにより発生する。
- 病型は急性と慢性とがある。慢性のものはほとんど無症状で、腫瘤性病変の疑いで偶然発見され、病理組織標本から診断されることが多い。
- 即時型過敏性反応による胃の攣縮による疼痛が病態。痛みの質は疝痛である。
- 潜伏期間:原因食品摂取後2時間から8時間、ないし生食後6~12時間以内
- 疼痛部位:心窩部
- 疼痛の質:疝痛、絞扼感
- 随伴症状:時に悪心・嘔吐、下痢、蕁麻疹、多量吐血
- 治療:上部消化管内視鏡で虫体を確認し、生検鉗子で虫体を除去する。
[★]
- 英
- stomach (Z)
- ラ
- gaster, ventriculus
- 関
- 消化器系#上皮の移行
解剖
- 胃は以下の間膜によって連結されている。
- 横隔膜の下面との間は胃横隔間膜
- 脾臓との間は胃脾間膜
胃の位置
- 噴門口:第7肋軟骨の胸骨付着部より約2cm左(T11の高さ) (KL.342)
- 胃底:胃底の上端は左第5肋骨の高さ (KL.342)
- 幽門:L1の高さ (KL.342)
胃の動脈
生理
胃腺の分布
2007年後期生理学授業プリント
HIS
胃腺の移動
- 胃底腺と幽門腺の境界は移動する。
- 年齢に伴って上昇する?らしく、これにともない胃酸の分泌が低下する。
胃液のホルモンによる分泌調節
生理
神経支配
-
- T6,7の側柱→大内臓神経(節前線維)→腹腔神経叢(節後線維)→内在神経叢内でシナプス前抑制、一部直接作用
- 迷走神経(節前線維)→内在神経系(アセチルコリン作動性ニューロン(興奮性)、VIP,NO作動性ニューロン(抑制性))
役割
- 1. タンパク質の消化
- 2. 食物の貯蔵
- 3. 殺菌
機能
- 受け入れ弛緩(胃近位部弛緩)
- 蠕動運動、逆移送
受け入れ弛緩
- 迷走神経反射。胃近位部伸展受容器→迷走神経→脳幹→迷走神経
臨床関連
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- 英
- Anisakis
- 関
- アニサキス属、アニサキス症、胃アニサキス症