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- 前者の場合は発熱時に出る「熱性タンパク尿」や「激しい運動のあとに出る尿」、長時間立っていることで生じる「起立性タンパク尿」などがあります。女性は膀胱炎に 三つに ...
- 蛋白尿が出る場合を書いておきます。 (1) 生理的蛋白尿 (1)ー1 機能性蛋白尿 熱性蛋白尿、運動性蛋白尿、食事性蛋白尿 体調を壊しても蛋白尿が出ることもあります。 (1)ー2 起立性蛋白尿 (2)病的蛋白尿 (2)-1 腎前 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- urine protein, urinary protein, protein in urine
- 同
- 尿中タンパク質、尿タンパク
- 関
- 蛋白尿、尿蛋白/クレアチニン比
尿蛋白の生化学
- 1/3は血清アルブミン
- 1/3はアルブミン以外の小分子蛋白質
- 1/3は尿細管上皮細胞中のタム-ホースフォール蛋白質(ムコ蛋白質)
基準値
24時間蓄尿
- 運動、体位、精神的ストレスによって変動しうる
- 20-120 mg/day (臨床検査法提要第32版 p.1806)
- <150 mg/day (HIM.A-11)
生理的な尿蛋白
- 起立性蛋白尿:体位による。糸球体濾過圧が高まる?
- 機能性蛋白尿:運動、発熱、ストレス
診断
- 24時間蓄尿:150 mg/日以上で異常。1 g/day以上で糸球体疾患疑い。 ネフローゼ症候群の診断基準は3.5g/day以上
- 随時尿:30 mg/dl以上で異常
尿蛋白量と診断の目安
- 内科診断リファレンス.350
尿蛋白
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150mg/日未満
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健常者の基準(15mg/dL 10dL)
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300mg/日
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糖尿病性腎症の顕性タンパク尿の定義
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1000mg/日
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起立性タンパク尿や熱性タンパク尿などの良性タンパク尿の上限 (血尿があるときは500mg/日のタンパク尿で腎疾患を考慮)
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1500-3000mg/日
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尿細管障害によるタンパク尿の限界で、これ以上は糸球体疾患と考える。
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腎前性
腎性(腎実質性)
腎後性
- 下部尿路系の尿路結石
- 腎盂腫瘍
- 尿管腫瘍
- 膀胱腫瘍
尿蛋白による尿細管の障害
- 尿蛋白→尿細管での過剰吸収・蓄積→尿細管間質へのマクロファージ・T細胞の浸潤→(in vitroでは尿細管細胞をアルブミンと共存させるとMCP-1・炎症性サイトカイン(TNF, IL-1, LPS, 変性IgG)を分泌→間質炎症反応→間質線維化→腎瘢痕
臨床関連
異常値の出るメカニズム第5版 p.177改
検査
試験紙法
- 随時尿で施行可能。感度が低い。
- 強アルカリ性で偽陽性 ← アルカリ性で青変する試薬を使用
- X線造影剤で偽陽性はでない。
- Bence Jones蛋白に対しては偽陰性
24時間蓄尿
検査法の比較(QB E-134)
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煮沸法
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スルフォサリチル酸法
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試験紙法
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原理
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蛋白質の熱変性による混濁 (特異性が高い)
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蛋白と酢酸の不溶性塩による混濁
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指示薬の蛋白誤差を利用
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感度
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5mg/dl
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1.5-2mg/dl (鋭敏)
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5-20 mg/dl
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偽陽性
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ヨード造影剤 トルブタミド ペニシリン系抗菌薬 セフェム系抗菌薬
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リン酸塩を含むアルカリ性尿 第4級アンモニウム化合物 (防腐剤、洗浄剤)EDTAのことか?
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偽陰性
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リン酸塩を含むアルカリ性尿
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低分子タンパク尿(BJP等)
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試験紙法による蛋白尿の評価
- 参考1
- 尿蛋白:± = 15 mg/dL。1+ = 30 mg/dL。2+ = 100 mg/dL。3+ = 300mg/dL ← 赤字はメーカー間で差が少ないらしい。
- 1+では蛋白尿が存在すると考えて良い水準。
参考
- http://www.jsn.or.jp/jsn_new/iryou/kaiin/free/primers/pdf/CKDguide2009.pdf
[★]
- 英
- urine
- ラ
- urina
- 関
- 尿浸透圧、尿量
臨床関連
尿中への代謝物質の異常排出
尿の色
- 決定する要素:ウロビリノゲン、ヘモグロビン、ミオグロビンなど