- 英
- gonadotropin therapy
- 同
- ヒト閉経期ゴナドトロピン-ヒト絨毛性ゴナドトロピン療法 human menopausal gonadotropin-human chorionic gonadotropin therapy、hMG-hCG療法 hMG-hCG therapy、FSH-hCG療法 FSH-hCG therapy
- 関
- 排卵誘発法
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 乏精子症・無精子症に対する薬物療法 (特集 男性サイドからみる生殖医療の最前線)
- 在宅自己注射によるゴナドトロピン療法 (特集 排卵誘発Update)
- 3)排卵障害に対するゴナドトロピン療法を中心とした薬剤の使い方(生殖・内分泌領域の薬剤の使い方の工夫,3)生殖,クリニカルカンファランス,第63回日本産科婦人科学会 第63回学術講演会生涯研修プログラム,研修コーナー)
- 2)ゴナドトロピン療法を使用する立場に立って((1)クロミフェン無効PCOS症例の排卵誘発,3)生殖,クリニカルディベート,第63回日本産科婦人科学会 第63回学術講演会生涯研修プログラム,研修コーナー)
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- ここでは、強力な排卵誘発法であるゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)について解説し ます。 非常に排卵率が高くなる反面、危険な副作用を起こす可能性があり十分な注意と 観察が必要となる治療法です。体外受精時にも必ずと言っていいほど使用される大切 ...
- hMG-hCG療法とは、卵胞期(排卵前)にhMG注射することで卵胞を育てて、卵胞が 大きくなったらhCG注射して卵を排卵させる治療法です。
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★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の女性。未経妊。月経痛と3年間の不妊とを主訴に来院した。基礎体温は2相性で、卵管の通過性と性交後試験とに異常を認めない。夫の精液所見は正常。内診で右卵巣が鵞卵大に腫大し、可動性不良である。直腸診でDouglas窩に硬結と圧痛とを認める。超音波検査で右付属器部に径8cm、内容が高輝度の嚢胞を認める。血中プロラクチン12ng/ml(基準30以下)。血清CA125 128U/ml(基準35以下)。骨盤部単純MRIのT1強調像と脂肪抑制T1強調像とを以下に示す。
- 治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F041]←[国試_100]→[100F043]
[★]
- 18歳の女子。これまでに一度も月経がないことを主訴に来院した。身長 144cm、体重 48kg。脈拍 84/分、整。血圧 110/76mmHg。首の両側の皮膚が広く、余っているように見える。上肢は肘から遠位が外反している。外陰は女性型。腹部超音波検査で子宮は小さく卵巣は確認できない。乳房はTannerⅠ度。陰毛はTannerⅡ度。血液生化学所見:LH 34mIU/mL(基準 1.8~7.6)、FSH 39mIU/mL(基準 5.2~14.4)、エストラジオール 10pg/mL(基準 25~75)。心エコー検査で大動脈基部に拡大を認めない。
- 適切な治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D023]←[国試_111]→[111D025]
[★]
- 22歳の女性。未経妊。無月経と挙児希望とを主訴に来院した。クロミフェンでは排卵が起こらず、ゴナドトロピン療法を行った。両側卵巣が径15cmに腫大し、胸水と大量の腹水との貯留を認める。一日尿量は300ml。血液所見: 赤血球 500万、Hb 16.5g/dl、Ht 55%、白血球 19,000。血液生化学所見: LH 35.8mIU/ml(基準1.8-7.6)、FSH 10.5mIU/ml(基準5.2-14.4)。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I076]←[国試_104]→[104I078]
[★]
- 50歳の女性。6か月前からの顔面紅潮、発汗および不眠を主訴に来院した。閉経49歳。血圧128/62mmHg。全身の身体所見と内診所見とに明らかな異常はなく、子宮頸部と内膜細胞診とにも異常を認めない。血中ホルモン値:LH32.0mIU/ml(基準 卵胞期1.8~7.6)、FSH 65.0mIU/ml(基準 卵胞期5.2~14.4)、プロラクチン4.0ng/ml(基準15以下)、エストラジオール10pg/ml以下(基準 卵胞期11~230)。治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099G040]←[国試_099]→[099G042]
[★]
- 23歳の女性。無月経と乳汁漏出とを主訴に来院した。1年前から胃潰瘍に対しスルピリドを投与されている。6か月前から無月経となり、そのころから乳汁漏出もみられるようになった。身長163cm、体重48kg。身体所見と内診所見とに異常を認めない。血清生化学所見:LH4.0mIU/nl(基準1.8~7.6)、FSH 10.5mIU/ml(基準5.2~14.4)、プロラクチン85.5ng/ml(基準15以下)。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A040]←[国試_101]→[101A042]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [095B047]←[国試_095]→[095B049]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
[★]
- 英
- polycystic ovary syndrome, polycystic ovarian syndrome, PCOS
- 同
- スタイン・レーヴェンタール症候群 スタイン・レーベンタール症候群 スタイン-リヴェンサール症候群 Stein-Leventhal症候群 Stein-Leventhal syndrome
- 関
- 多嚢胞性卵巣症候群、スタイン・レヴェンタール症候群
[show details]
概念
- 両側の多嚢胞卵巣、排卵障害、月経異常(無月経)、不妊、不育、肥満、多毛、男性化症状などを呈する病態
病因
- インスリン抵抗性 → 高インスリン血症 → 莢膜細胞肥厚 → アンドロゲン産生促進
病態生理
- 過剰産生されたアンドロステンジオンは末梢の脂肪組織でエストロゲンに変換される。
- 卵巣の白膜が肥厚、卵胞の発育抑制 ← アンドロゲン過剰による
-
- 過剰のテストステロン・アンドロゲン → にきび、声の低音化、多毛、男性化症状
- 卵巣の顆粒細胞層は萎縮し、アロマターゼ活性低下 → エストラジオール産生は増加しない。
症状
- 日本では月経異常(92%)、不妊(99%)の訴えが多い。多毛(23%)、肥満(20%)は少ない
合併症
- 耐糖能異常、脂質代謝異常、2型糖尿病、高血圧、心血管病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群
- 子宮体癌
- 参考1
- メタボリックシンドロームの臨床像である耐糖能異常、脂質代謝異常、2型糖尿病、高血圧、心血管病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を罹患する、あるいは将来罹患すると考えられている。排卵障害に起因するエストロゲンへの恒常的曝露により、子宮体癌に進展するリスクが高い。
- 参考2
- 過剰に産生されたアンドロステンジオンは脂肪組織でエストロゲンに変換され、子宮内膜がエストロゲンに暴露され、無排卵周期であるためにプロゲステロンが分泌されず暴露は継続的となる(子宮体癌との関連は限定的という研究もあるが)。しかし、PCOSでは高インスリン血症、IGF-1高値、抗アンドロゲン血症、肥満が見られ、これは子宮体癌のリスクファクターとなっている。
- 参考3
- PCOSでは排卵の頻度が少ないかあるいは無敗卵となるために正常量のプロゲステロンが分泌されない。高レベルのエストロゲンを拮抗できないために子宮内膜過形成と過多月経のリスクを上げる。
検査
ホルモン検査
- (also see 参考3)
- アンドロゲン:高値
- LH/FSH≧1 LH:高値 。FSH正常~低値
- LHRL負荷試験:LH:過剰反応。FSH:正常範囲
経腟超音波検査
診断
- 続発性無月経、不妊を主訴 → 視診(多毛、陰核肥大、肥満など) → 内診(両側卵巣腫大) → 経膣超音波検査(多数の卵胞が卵巣表面に並んで見える) → 血液生化学(LH高値、アンドロゲン高値、LH-RH負荷テストでLHの過剰反応) → (治療的検査?)腹腔鏡検査
治療
排卵障害・月経異常
- 参考1
- 1) クロミフェン療法:第1度無月経を呈するPCOSに対してクロミフェンを投与。50%の排卵率と10-20%の妊娠率が得られる
- 2) ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法):クロミフェン療法が無効の場合に適応となる。多胎と卵巣過剰刺激症候群が起こりやすいので注意する。
- 3) 腹腔鏡下卵巣多孔術:クロミフェン療法が無効の場合に適応となる。電気メスやレーザーにより、卵巣表面に多数の穴を開ける腹腔下手術である。メリット:効果はゴナドトロピン療法に匹敵、OHSSや多胎のリスクが少ない、受診回数が少なくて済むなど。デメリット:排卵誘発剤の補助的併用が必要になる場合がある、効果の持続は1-2年以内と比較的短い、手術のリスク。
- 4) 生殖補助技術:1)-3)で不成功に終わった場合適応。
参考
- 1. E.婦人科疾患の診断・治療・管理 3.内分泌疾患 - 日産婦誌60巻11号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6011-477.pdf
- 2. [charged]Clinical manifestations of polycystic ovary syndrome in adults - uptodate [1]
- 3. [charged] Steroid hormone metabolism in polycystic ovary syndrome - uptodate [2]
国試
[★]
- 英
- Sheehan syndrome, Sheehan's syndrome
- 同
- 分娩後下垂体機能低下症 postpartum hypopituitarism
- 下垂体梗塞 pituitary necrosis
- 関
- 下垂体機能低下症、ホルモン
概念
- 分娩時の大出血またはショックにより、下垂体血管に攣縮および二次的血栓が生じて下垂体の梗塞、壊死が起こり、これにより下垂体前葉機能低下症を呈した病態。
症状
- (軽症)乳汁分泌不全、腋毛・恥毛の脱落、無月経 (NGY.157)
- (重症例)甲状腺・副腎機能の障害による無気力・易疲労感 (NGY.157)
- 低血糖(GH低値による)
- G9M.34
- 第2度無月経、性器・乳腺萎縮、やせ、乳汁分泌低下、恥毛・腋毛の脱落、無力感、低血糖症状
ACTH↓
|
易疲労感、低血糖、低ナトリウム血症、低血圧、恥毛・腋毛の脱落
|
PRL↓
|
乳汁分泌低下
|
TSH↓
|
耐寒性の低下、不活発、便秘、皮膚の乾燥
|
GH↓
|
筋力低下、体脂肪増加
|
FSH・LH↓
|
エストロゲン↓
|
第2度無月経、性欲低下、乳房・内外性器の萎縮、骨粗鬆症
|
プロゲステロン↓
|
基礎体温:低温1相
|
検査
MRI
- G9M.34
治療
鑑別疾患
症例
- 35歳女性。無月経を主訴に来院した。1回経産婦で、分娩時弛緩出血のためショックとなり緊急輸血を施行した。妊娠前の月経周期は28日型の整手有り、分娩後5年が経過したが月経の発来はなかった。軽度のるいそうを認める。
- 48歳女性。易疲労感の増悪を訴え来院。30歳の時、第2子分娩後、大量出血し、その後月経が消失していた。数年前より、易疲労感、耐寒性の低下を自覚し、近医を受診。甲状腺機能低下症と診断され、甲状腺ホルモン薬が処方され、服用していたが改善せず、むしろ増悪傾向にあった。
[★]
- 英
- ovulation induction, induction of ovulation
- 関
- 排卵誘発、排卵誘発療法。体外受精-胚移植
種類
- NGY.522
G9M.38
副作用
参考
- 1. クリニカルカンファレンス3 生殖医療のup-to-date 3)調節卵巣刺激法 - 日産婦誌62巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-141.pdf
[★]
ゴナドトロピン療法
[★]
ゴナドトロピン療法
[★]
ゴナドトロピン療法
[★]
- 英
- method、law
- 関
- 測定法、測定方法、訴訟、方法、法律学、手法、方式、法律
[★]
- 英
- tropine
[★]
- 英
- therapy、regimen、cure、remedy、therapeutic