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Japanese Journal
- これからの治療戦略 (特集4 ビデオシンポジウム:喉頭運動麻痺治療)
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- こうした喉頭の運動を支配する神経は、脳の延髄から迷走神経を経て喉頭に達してい ますが、喉頭の運動のほとんどを支配するのは、迷走神経の枝の部分です。 喉頭の 動きがマヒしたり声帯がマヒしたりするのは、この迷走神経の枝がやられるためです。
- 反回神経の損傷により喉頭の運動が障害された状態を反回神経麻痺と呼ぶ。片側の 損傷では声帯が完全には閉じなくなるために嗄声となるが、両側の損傷では声帯が 中間位で固定してしまうために喉頭の気道が十分に開かず、呼吸困難となる。両側反回 神経 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- laryngeal paralysis, laryngoplegia
- 同
- 喉頭運動麻痺
- 関
- 反回神経麻痺
[★]
- 英
- larynx (KL,K)
- 関
- 咽頭
解剖
- 第4~6頚椎の高さにある。約5cm (KL.612) <→ C3-C6椎体の高さにある(M.571)
組織
- 呼吸器の上皮の移行
- 呼吸上皮
- 重層扁平上皮:喉頭蓋、声帯遊離縁
- 声帯以外の粘膜下組織中には喉頭腺が存在。喉頭室部に多い。
リンパ
- 上喉頭動静脈に沿って舌骨甲状膜を貫通 → 上内頚静脈リンパ節、中内頚静脈リンパ節
- 喉頭粘膜のリンパ網は、仮声帯、喉頭入口部でよく発達。喉頭蓋基部の小孔を通じて喉頭蓋前間隙のリンパ組織に連絡し、さらに内深頚リンパ節につらなっている。このため声帯上部癌のリンパ節転移率は喉頭癌のうち最も高率(SOTO. 560)
- 下喉頭動静脈に沿って喉頭前リンパ節・気管リンパ節 → 下内頚静脈リンパ節
- 喉頭前リンパ節、気管周囲リンパ節につながっている(SOTO. 560)
機能
喉頭の固有筋→喉頭筋
臨床関連
- 喉頭先天性疾患
- 喉頭外傷
- 喉頭異物
- 喉頭炎症
- 喉頭非腫瘍性病変
- 喉頭ポリープ(声帯ポリープ):声帯縁にに好発する広基性、有茎性の浮腫性腫瘤。声帯前1/3に好発。一側性が多い。表面平滑、色調は声帯と異なる。種々の嗄声を示す。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
- 声帯結節:声帯の前1/3に好発。両側性が多い。女性に多く、声を酷使する職業に多い。幼児・学童では男性に多い。表面の色調は声帯と変わらない。嗄声をしめし、気息性嗄声が主。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
- ポリープ様声帯
- 喉頭肉芽腫
- 喉頭嚢胞
- 喉頭角化症/喉頭白色病変/喉頭白色病変/喉頭白板症
- 喉頭癌
[★]
- 英
- motor paralysis
- 関
- 麻痺
運動麻痺の鑑別
2007年度後期解剖学授業プリント、SP.369、2007年度前期生理学授業プリント-大脳皮質T8-
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上位運動ニューロンの障害
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下位運動ニューロンの障害
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筋力低下
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○
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○
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筋萎縮
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×
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○
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線維束性攣縮
|
×
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○
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腱反射
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↑
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↓
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筋緊張
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↑
|
↓
|
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痙性麻痺
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弛緩性麻痺
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- 「上位運動ニューロンの損傷の諸症状は、下位運動ニューロンに対する抑制性の入力が無くなるから」ということで説明できる?
- 「下位運動ニューロンにおける筋萎縮は下位運動ニューロンによる自発的発火が減少するから」ということで説明できる?
IMD.659
YN.J47
[★]
- 英
- paralysis, palsy
- 関
- (comb form)plegia。不全麻痺 paresis