- 英
- sodium lactate
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/18 11:53:49」(JST)
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乳酸ナトリウム
sodium lactate |
|
|
|
IUPAC名
Sodium 2-hydroxypropanoate
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
72-17-3 |
PubChem |
23666456 |
|
特性 |
化学式 |
C3H5NaO3 |
モル質量 |
112.06 g/mol |
関連する物質 |
関連物質 |
乳酸カルシウム
乳酸カリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
乳酸ナトリウム(にゅうさんナトリウム、英: sodium lactate)はナトリウムの乳酸塩で、化学式C3H5NaO3で表される化合物。糖の発酵により生じる乳酸を中和して得られる。本来は液体であるが、粉末の製剤も市販されている。
用途
広い抗菌作用と保湿効果があり、食肉を初めとした多くの食品の日持ちや風味の向上、離水防止に使われる[1][2]。E番号はE325。「乳」と付いているが、乳アレルギーのアレルゲンとはならない。保湿の目的でシャンプーや化粧品などにも添加される[3]。 医薬品として腹膜透析液として使われたり[4]、代謝性アシドーシスの治療、電解質補正に処方されるが、高乳酸血症の患者への投与は禁忌である[5]。
脚注
- ^ 乳酸ナトリウムの畜肉製品への応用(ピューラック・ジャパン)
- ^ 有限会社産興商会
- ^ ちかかね皮膚科
- ^ ミッドペリック添付文書(テルモ)
- ^ 乳酸Na補正液添付文書情報(イーファーマ)
|
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Japanese Journal
- ステアロイル乳酸ナトリウム(SSL)の米粉パンヘの利用 (特集 食品加工素材としての米粉)
- 酢酸菌Gluconacetobacter europaeusによる分岐鎖アミノ酸の生産
- 赤坂 直紀,佐古田 久雄,藤原 伸介
- 生物工学会誌 : seibutsu-kogaku kaishi 90(7), 374-380, 2012-07-25
- … 能の高かったABAr1-56株に注目し,生育段階におけるBCAAの生産性を検討した.ABAr1-56株は対数増殖期から効率的にバリンを蓄積し(111mg/l),定常期にはロイシンも蓄積した(20mg/l).バリンおよびロイシンの初発基質はピルビン酸であり,遊離ピルビン酸量の上昇が期待される種々の炭素源を添加して培養を行ったところ,乳酸ナトリウムの添加でバリン蓄積量の顕著な上昇が見られた(非添加時の約1.5倍).今回得られた知見は,酢酸菌Ga. …
- NAID 110009480331
Related Links
- 解説 乳酸ナトリウムは乳酸のナトリウム塩で、通常、乳酸を水酸化ナトリウムで中和して作られる。吸湿性が高いため、水溶液(成分規格では40%以上、通常は50%あるいは60%溶液)の形で流通している。乳酸ナトリウムは、各種の ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ハルトマンD液「小林」
禁忌
効能または効果
効能又は効果
- ・循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正
・代謝性アシドーシスの補正
・エネルギーの補給
用法及び用量
- 通常成人,1回500〜1,000mLを点滴静注する.投与速度は通常成人ブドウ糖として1時間当たり0.5g/kg体重以下とする.
なお,年齢,症状,体重により適宜増減する.
慎重投与
- 腎疾患に基づく腎不全のある患者[水・電解質異常を起こす,又は増悪するおそれがある.]
- 心不全のある患者[水及びナトリウムの負荷により心不全を増悪するおそれがある.]
- 重篤な肝障害のある患者[水・電解質異常,血中乳酸値の上昇を起こす,又は増悪するおそれがある.]
- 高張性脱水症の患者[自由水が補給されないので,血清ナトリウム値が上昇するおそれがある.]
- 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水・電解質異常を起こす,又は増悪するおそれがある.]
- 糖尿病の患者[血糖値の上昇,水・電解質異常を起こす,又は増悪するおそれがある.]
薬効薬理
細胞外液の補給1)〜4)
- 乳酸リンゲル液は細胞外液と電解質組成が近似していることから,各種の侵襲時及びショック時にみられる機能的細胞外液を補い,循環血液量を安定させショックを防止する.
代謝性アシドーシスの補正2)
- 乳酸ナトリウムは体内で代謝されてHCO3−となり,体内のH+と結合して代謝性アシドーシスを補正する.
熱源の補給5)
- ブドウ糖を5w/v%含有し積極的な熱量補給による肝グリコーゲンの消費抑制と,抗ケトン作用,たん白の動員抑制が期待できる.
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 血液代用剤
[★]
- 関
- 血液代用剤
[★]
塩化ナトリウム、塩化カリウム、乳酸ナトリウム、ブドウ糖
- 関
- 血液代用剤
電解質濃度(mEq/L)
Na+ K+ Cl- Lactate-
35 20 35 20
[★]
塩化アンモニウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、マグネシウム、乳酸ナトリウム、リン酸二カリウム
[★]
塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、乳酸ナトリウム、マルトース水和物
- 関
- 血液代用剤、マルトース
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- lactate, lactate acid (K), lactic acid
- ラ
- acidum lacticum
- 同
- 2-ヒドロキシプロピオン酸 2-hydroxypropionic acid、α-オキシプロピオン酸 α-oxypropionic acid
- 関
- 乳酸デヒドロゲナーゼ
CH3-CH(OH)-COOH
概念
基準値
- 1–2 mmol/L, 10–20 mg/dL (HIM.Appendix)
単位
- 1 mEq/l(mmol/l) = 9.008 mg/dl
- 1 mg/dl = 1/9.008 mEq/l(mmol/l)
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類