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カルシウムシアナミド |
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識別情報 |
CAS登録番号 |
156-62-7 |
PubChem |
4685067 |
ChemSpider |
21106503 |
UNII |
ZLR270912W |
EINECS |
205-861-8 |
国連番号 |
1403 |
RTECS番号 |
GS6000000 |
|
- InChI=1S/CN2.Ca/c2-1-3;/q-2;+2
Key: MYFXBBAEXORJNB-UHFFFAOYSA-N
InChI=1/CN2.Ca/c2-1-3;/q-2;+2
Key: MYFXBBAEXORJNB-UHFFFAOYAU
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特性 |
化学式 |
CaCN2 |
モル質量 |
80.102 g/mol |
外観 |
白色固体
(不純物により灰色~黒色の場合有) |
匂い |
無臭 |
密度 |
2.29 g/cm3 |
融点 |
1340 °C [1]
|
沸点 |
1150-1200 °C (sublim.)
|
水への溶解度 |
分解 |
危険性 |
MSDS |
ICSC 1639 |
EU分類 |
有害性 (Xn)
刺激性 (Xi) |
EU Index |
615-017-00-4 |
NFPA 704 |
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Rフレーズ |
R22 R37 R41 |
Sフレーズ |
(S2) S22 S26 S36/37/39 |
引火点 |
不燃性 |
関連する物質 |
関連物質 |
シアナミド
炭化カルシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
カルシウムシアナミド (calcium cyanamide) は化学式 CaCN2 で表される化合物である。白色石灰窒素(はくしょくせっかいちっそ)とも呼ばれる。石灰窒素の有効成分であり、肥料として用いられる。シアナミドのカルシウム塩である。
カルシウムカーバイドと窒素分子を2気圧で加熱することで得られる。
- CaC2 + N2 → CaCN2 + C
この反応を促進する目的で蛍石 CaF2 を少量加えることがある。蛍石はこの場合触媒として作用するが、一般的な触媒と違い系内に残留しない。反応は以下のように進むと考えられている。
- CaC2 + N2 → CaC2・N2 (吸着化合物) → Ca(CN)2 → CaCN2 + C
この反応は発熱的であるため、一度開始させれば完了するまで自発的に進む。
純粋なものは以下の高温固相-気相反応によって製造される。
- CaCO3 + 2NH3 → CaCN2 + 3H2O
この反応は実験室規模では可能であるものの、工業的には行われていない。左側に進む逆反応を利用してかつてアンモニアを製造していた。
出典
- ^ Pradyot Patnaik. Handbook of Inorganic Chemicals. McGraw-Hill, 2002, ISBN 0-07-049439-8
外部リンク
- 国際化学物質安全性カード カルシウムシアナミド - 国立医薬品食品衛生研究所
カルシウムの化合物 |
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二元化合物 |
Ca3As2 · CaB6 · CaBr2 · CaC2 · CaCl · CaCl2 · CaF2 · CaH2 · CaI2 · Ca(N3)2 · Ca3N2 · CaO · CaO2 · CaP · Ca3P2 · CaS · CaSe · CaSi · CaSi2 · CaTe
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三元化合物 |
Ca(AlO2)2 · Ca3(AsO4)2 · Ca3(BO3)2 · Ca(BrO3)2 · Ca(ClO)2 · Ca(ClO3)2 · Ca(ClO4)2 · CaCN2 · Ca(CN)2 · CaCO3 · CaC2O4 · CaCrO4 · CaCr2O7 · Ca(IO3)2 · Ca(MnO4)2 · Ca(NO2)2 · Ca(NO3)2 · Ca(OH)2 · Ca2P2O7 · Ca3(PO4)2 · CaSeO4 · CaSiO3 · CaSO3 · CaSO4 · CaTiO3
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四元・五元化合物 |
Ca(CH3COO)2 · Ca(HCO3)2 · Ca(HCOO)2 · CaHPO4 · Ca(H2PO4)2 · Ca(HSO3)2 · Ca(HSO4)2 · Ca(OCN)2 · Ca(SCN)2 · CaCl(OH)2 ·
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 水稲湛水直播栽培における酸素発生剤種子被覆による石灰窒素の薬害回避
- 九州沖縄農業研究センター研究資料 = Memoirs of the National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region (91), 35-42, 2005-03
- NAID 80017285939
- 水稲湛水直播栽培における害虫貝防除時の薬害回避に関する研究
Related Links
- デジタル大辞泉 - カルシウムシアナミドの用語解説 - 石灰窒素の主成分。無色の結晶。水に溶け、徐々に分解してアンモニアを発生する。化学式CaCN2
- 1.化学物質等及び会社情報 化学物質等の名称: カルシウムシアナミド 製品コード: 会社名: 株式会社 住所: 東京都 区 町 丁目 番地 電話番号: 03-1234-5678 緊急時の電話番号: 03-1234-5678 FAX番号:
- 1 水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料 カルシウムシアナミド(石灰窒素)・シアナミド Ⅰ.評価対象農薬の概要 1.物質概要 ①カルシウムシアナミド 化学名 カルシウムシアナミド 分子式 CaCN
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
シアナミド。カルシウムシアナミド
[★]
- 英
- calcium
- 関
- カルシウムイオン、リン
- calcium channel blockers, calcium channels
基準値
- 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
- 8.6-10.2 mg/dL (QB) だいたい 9.4 ± 0.8
- 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl
血液ガス
- 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる 原子量が約40ゆえ
溶解度積
リン酸カルシウム
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366x10-6
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(30℃)
|
リン酸カルシウム
|
0.35x10-6
|
(38℃)
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炭酸カルシウム
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0.0087x10-6
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(25℃)
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酒石酸カルシウム
|
0.0077x10-6
|
(25℃)
|
シュウ酸カルシウム
|
0.00257x10-6
|
(25℃)
|
オレイン酸カルシウム
|
0.000291x10-6
|
(25℃)
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パルチミン酸カルシウム
|
0.000000161x10-6
|
(23℃)
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カルシウムの吸収(SP.744)
- +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
- +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
- -吸収されるCa 0.7g
- -そのまま排泄 0.5g
- 正味吸収されるCa 0.1g
カルシウムの吸収部位
カルシウム代謝の調節機構
副甲状腺ホルモン
- 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
- 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
- 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。
1,25(OH)2D3
- 1. 空腸からのCaとPの吸収。
- 2. 骨形成促進。
- 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
- 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制
尿細管における部位別カルシウム輸送
- 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
- 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
- 近位尿細管:60-70%
- ヘンレループ:20-25%
- 遠位尿細管、集合管:10-15%
近位尿細管
- Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
- 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系
ヘンレループ
- 太いヘンレループ上行脚で
- 受動輸送:管腔内電位が正であるため
遠位尿細管~集合管
- 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
- 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
- PTH、カルシトニンに調節されている
- チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。
接合尿細管
- 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
- 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系
尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796
- Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
- Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
血清カルシウム濃度
- 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
- 血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- 血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
- →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
- 補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
- アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????
循環血液量
血清Ca濃度
- 血清Ca濃度↑→PTH↓
- 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
- 血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
- イオン化Caは一定に保たれる
pH
- アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
- アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)
低蛋白血症
- 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。
尿中カルシウム
血中カルシウムと尿中カルシウム
- 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン
血清カルシウムと心電図
元素
- 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
- 原子番号:20
- 元素記号:Ca
- 原子量 40.078 g/mol
臨床関連
参考
- http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html
[★]
- 英
- cyanamide
- 化
- カルシウムシアナミド calcium cyanamide、カルシウムカルビミド calcium carbimide
- 商
- シアナマイド
- 関
- カルバミドカルシウム