- 英
- rectoanal reflex, anorectal reflex
- 同
- 直腸・内括約筋反射、直腸内括約筋反射 rectoanal reflex
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 直腸脱をともなった重症便秘症に対して腹腔鏡補助下結腸亜全摘および直腸固定術を施行した1例
- 岩川 和秀,清地 秀典,今井 良典,梶原 伸介,西江 学,濱野 亮輔,宮宗 秀明,大塚 眞哉,岩垣 博巳
- 日本大腸肛門病学会雑誌 64(1), 17-23, 2011-01-01
- … 査では大腸全体にびまん性の拡張を認めた.バリウムを用いたtransit time studyでは2日目に右半結腸までしか進まず,5日目で直腸にバリウムが停滞した.直腸肛門内圧検査では肛門管随意収縮圧は低下し,直腸肛門反射は認めなかった.Defecographyでは不完全排出を認めた.以上の所見よりslow transit constipationをともなう重症便秘症および直腸脱と診断し,腹腔鏡補助下結腸亜全摘および直腸固定術を施行した.病理検査で …
- NAID 10027718690
- 慢性甲状腺機能低下症を合併した成人型 Hirschsprung 病の1例
- 中島 紳太郎,諏訪 勝仁,宇野 能子,北川 和男,藤田 明彦,山形 哲也,岡本 友好,柏木 秀幸,池上 雅博,矢永 勝彦
- 日本大腸肛門病学会雑誌 63(6), 373-378, 2010-06-01
- … 症例は29歳,女性.幼少時よりの頑固な便秘があり,2009年1月精査加療目的で当科紹介となった.直腸感覚および直腸肛門反射は喪失しており,排便時に内肛門括約筋の弛緩が確認できず,血液検査で甲状腺機能低下症を認めた.以上より慢性甲状腺機能低下症が合併した成人型Hirschsprung病を疑い,甲状腺ホルモンの補充と洗腸を開始した.同年8月,肛門括約筋全層生検術を実施し成人型Hirschsprung病と確定診断した. …
- NAID 10026424724
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- 直腸肛門反射とは、便が直腸内に到達し直腸の壁が伸ばされると、肛門を周りから 取り囲んで締めている筋肉(外肛門括約筋といいます)が緩むという反射で、正常の排便 機能獲得のために重要です。正常の人にはこの反射が認められますが、ヒルシュ スプル ...
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[★]
- 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
- 68歳の男性。激しい腹痛と嘔吐とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 2日前から食後に軽度の腹痛を自覚していたが放置していた。3時間前から激しい腹痛となり、嘔吐を伴うようになった。
- 既往歴 : 60歳時に開腹による胆嚢摘出術を受けた。
- 現症 : 身長162cm、体重58kg。体温36.8℃。脈拍100/分、整。血圧134/86mmHg。上腹部は膨隆し、金属音を聴取する。右上腹部に軽度の圧痛がある。鼠径部にヘルニアは認めない。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球430万、Hb13.8g/dl、Ht41%、白血球8,900、血小板32万。
- 血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.8g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、AST36単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、LDH340単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ268単位(基準260以下)、CK48単位(基準10~40)、Na140mEq/l、K4.5mEq/l、Cl102mEq/l。CRP0.4mg/dl(基準0.3以下)。
- 腹部エックス線単純写真立位像を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [098B030]←[国試_098]→[098C002]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- rectoanal reflex
- 同
- 直腸肛門反射
[★]
- 英
- reflex
- 関
- 反射の一覧
反射中枢の存在レベルによる分類
構成要素からの分類
- cf.原始反射
原始反射
- 生命維持のためにする反射
- 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。
原始反射の例
- 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
- 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
- モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
- バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。
参考(読んでおく)
[反射]
[★]
- 英
- rectum (Z)
- 関
- 大腸
概念
- S状結腸に続き肛門に至る長さ約20cmの消化管
- 直腸結腸境界はS3椎体の高さ (M.229)
- 直腸は仙骨と尾骨のカーブに沿って走り、そこで後下方に曲がって肛門管になる (M.229)
- 3つの直腸横ヒダを持つ
直腸・肛門の区分
- SSUR.559
- 直腸S状部:rectosigmoid,RS:岬角の高さより第2仙骨下縁の高さまで
- 上部直腸:rectum above the peritoneal reflection,Ra:第2仙骨下縁の高さから腹膜反転部まで
- 下部直腸:rectum below the peritoneal reflection,Rb:腹膜反転部から恥骨直腸筋付着部上縁まで
- 肛門管:proctos,P:恥骨直腸筋付着部上縁から肛門縁までの管状部
- 肛門周囲皮膚:external skin,E:肛門縁より外側の皮膚
[★]
- 英
- anus (Z)
臨床関連
- クローン病、潰瘍性大腸炎、放射線照射性直腸炎、薬剤性大腸炎、アメーバ赤痢、直腸粘膜脱症候群、急性出血性直腸潰瘍
-
- 直腸癌
- 肛門癌
- 組織型別(悪性黒色腫、カルチノイド、基底細胞癌、類基底細胞癌、Paget病、Bowen病)
肛門疾患の好発部位
- 内痔核:3時、7時、11時
- 痔瘻:6時 肛門中心線より後方に外瘻孔のある場合、6時の位置の肛門陰窩が原発口となる
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.