出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/01 15:58:16」(JST)
結膜炎 | |
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分類及び外部参照情報 | |
ICD-10 | H10 |
ICD-9 | 372.0 |
DiseasesDB | 3067 |
MedlinePlus | 001010 |
eMedicine | emerg/110 |
Patient UK | 結膜炎 |
MeSH | D003231 |
結膜炎(けつまくえん)とは、結膜にできる炎症のことをいう。なお、慢性化した結膜炎を「慢性結膜炎」ということもある。
感染症・アレルギー等を原因として結膜に炎症を生じる。
大きく分けると細菌性結膜炎・ウイルス性結膜炎・アレルギー性結膜炎に大別される。
様々な細菌によって結膜炎を生じる。原因となっている細菌に有効な抗生物質や抗菌剤の点眼液で、ウイルス性結膜炎に比べ、短期間に治癒しやすい。
様々なウイルスで結膜炎が発症するが、感染性が強いものとして以下の3つが有名である。
ウイルスに有効な点眼液が無い為、細菌性結膜炎より治癒に日数を要する場合が多い。免疫力の低下から、細菌による混合感染をおこす場合があるので、細菌性結膜炎と同様、抗生物質や抗菌剤の点眼液が用いられる。ウイルス性結膜炎の場合、リンパ節(耳の手前など)の腫脹が観察される事が多い。
現在、処方可能な点眼薬
アレルギーを原因にする結膜炎のこと
クラミジアの感染により生じる。
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リンク元 | 「流涙」 |
関連記事 | 「結膜炎」「炎」「慢性」「結膜」 |
see. マイナーエマージェンシー第1版 p.65 SOP.174
疾患名 | 病原体 | 潜伏期 | 病型 | 症状、経過 | |||
感染性結膜炎 | 流行性角結膜炎 | epidemic keratoconjunctivitis | はやりめ | アデノウイルス8,19,37型(ときに4型) | 7-14日 | 急性濾胞性結膜炎 | 眼脂、流涙、羞明。眼瞼腫瘤、結膜充血、浮腫、結膜の小出血斑。耳前リンパ節の腫脹と圧痛。2-4週間で消退。発症後10日後に角膜に点状上皮化混濁。 |
咽頭結膜熱 | pharyngoconjunctival fever | プール熱 | アデノウイルス3型(ときに4,7型) | 5-6日 | 急性結膜炎 | 急性結膜炎、咽頭炎、発熱。点状上皮化混濁は少ない。 | |
急性出血性結膜炎 | acute hemorrhagic conjunctivitis | エンテロウイルス70型 | 1日 | 球結膜下出血。眼球は浮腫状、結膜充血、濾胞形成は軽度。耳前リンパ節腫脹軽度。発症より3-4日にびまん性の多発性びらん。眼痛、異物感、羞明。約1週間で治癒。罹患後2,3週間後に四肢の弛緩性の運動麻痺や脳神経麻痺があり得る。 | |||
トラコーマ | trachoma | ||||||
封入体結膜炎 | inclusion conjunctivitis | ||||||
新生児封入体結膜炎 | neonatal inclusion conjunctivitis | ||||||
細菌性結膜炎 | bacterial conjunctivitis | ||||||
淋菌性結膜炎 | gonococcal conjunctivitis | ||||||
新生児膿漏眼 | blennorrhea of the newborn | ||||||
アレルギー性結膜疾患 | アレルギー性結膜炎 | allergic conjunctivitis | |||||
春季カタル | vernal conjunctivitis | ||||||
その他の結膜炎 | フリクテン性結膜炎 | phlyctenular conjunctivitis | 束状結膜炎 | ||||
慢性濾胞性結膜炎 | chronic follicular conjunctivitis | ||||||
Stevens-Johnson症候群 | Stevens-Johnson syndrome | ||||||
眼類天疱瘡 | ocular pemphigoid | ||||||
結膜弛緩症 | conjunctivochalasis |
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