Japanese Journal
- 前床突起部髄膜腫におけるシルビウス静脈の流出路の検討(海綿静脈洞,I 頭蓋底静脈の基礎と臨床-第22回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)
- 石橋 謙一,一ノ瀬 努,永田 崇,森迫 拓貴,後藤 剛夫,大畑 建治
- 脳神経外科ジャーナル 20(Supplement_2), 25-30, 2011-10-20
- … 前床突起髄膜腫におけるシルビウス静脈の静脈灌流パターンについて分析した.過去13年間(1995〜2007年)に手術した前床突起部髄膜腫の連続する20例を対象とした.シルビウス静脈の灌流パターンは,主要な静脈経路の名称に従って,cortical type,sphenobasal type,sphenoparietal typeの3型に分類した.手術所見と術後急性期の臨床症状で静脈路温存について評価した.その結果,静脈灌流パターンは,cortical type14例,sphenobasal type5例,sphenoparietal …
- NAID 110008790775
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- meningioma
- 同
- メニンジオーマ
- 関
- 脳腫瘍
概念
疫学
分類
部位
悪性度
病理
- 腫瘍細胞のシート状、渦巻き状に配列。壊死巣や核分裂像はほとんど見られない。(SCN.230)
- 22番染色体長腕の腫瘍抑制遺伝子の欠損・変異によって生じる。
- 血管に富んでおり、造影CT,MRIで均一、強く造影される。
検査
- 頭部単純X線写真:頭蓋骨内板の骨肥厚・骨破壊、頭蓋骨の硬膜血管溝拡大、腫瘍の一部石灰化が少なからず見られる(SCN.179)
- CT:境界明瞭な高度吸収域。(造影CT)均一かつ著明に増強
- MRI:(T1)やや低信号、(T2)高信号、(造影)均一にに増強。腫瘍付着部硬膜に線状の増強効果(dural tail sign)。
[show details]
[show details]
治療
- 外科手術:腫瘍は骨・硬膜に浸潤していることが多いが全摘を目指すが、重要な組織に付着した腫瘍は残す。
- 術中の出血量を減らすために外頚動脈系の栄養動脈 feeding arteryを塞栓することがある。
- 放射線・ガンマナイフ:残存例、悪性度の高い髄膜腫
- × 化学療法、放射線療法は感受性が低くほぼ無効。
参考
- http://www.ebm.jp/disease/brain/07noshuyo2/guide.html
- http://www.gsic.jp/cancer/cc_19/hc/cc_19_021.html
国試
[★]
- 英
- process、protrusion
- 関
- 加工、過程、突出、プロセシング、プロセス、プロセッシング、方法、膨隆、隆起、工程、突出症
[★]
- 英
- meninx, meninges (M)
- 同
- 脳脊髄膜
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物
[★]
- 英
- anterior clinoid process ()
- 英
- anterior clinoid process