メチルエフェドリン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
クロフェドリンS配合シロップ
組成
有効成分 1mL中の含量
- ジヒドロコデインリン酸塩 3mg
dl -メチルエフェドリン塩酸塩 6mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 1.2mg
添加物
- 白糖、クエン酸ナトリウム水和物、D-ソルビトール、パラベン、カラメル、エタノール、エチルバニリン、バニリン、プロピレングリコール、l -メントール、香料
禁忌
- 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- アヘンアルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- カテコールアミン製剤 (アドレナリン、イソプロテレノール等) を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
効能または効果
急性気管支炎、慢性気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核
なお、症状により適宜増減する。
乳幼小児には以下のように投与する。
12歳以上15歳未満: 成人量の2/3
8歳以上12歳未満: 成人量の1/2
5歳以上 8歳未満: 成人量の1/3
2歳以上 5歳未満: 成人量の1/5
2歳未満: 成人量の1/10
慎重投与
- 気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げるおそれがある。]
- 心・呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 肝・腎機能障害のある患者[副作用が発現するおそれがある。]
- 脳に器質的障害のある患者[脳血管を拡張し脳脊髄液圧を上昇させるおそれがある。]
- ショック状態にある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 代謝性アシドーシスのある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 甲状腺機能異常のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 副腎皮質機能低下症 (アジソン病等) の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 薬物依存の既往歴のある患者[薬物依存を生じるおそれがある。]
- 乳児、高齢者、衰弱者[新生児、乳児は代謝が不十分であり、高齢者、衰弱者は代謝・排泄機能が低下しているため、副作用が発現するおそれがある。「高齢者への投与」、「小児等への投与」の項参照]
- 高血圧症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 糖尿病の患者[血糖のコントロールに悪影響を及ぼすおそれがある。]
- 妊婦 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
重大な副作用
無顆粒球症、再生不良性貧血
(頻度不明)
- 無顆粒球症、再生不良性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
有効成分に関する理化学的知見
○ジヒドロコデインリン酸塩
一般名:
Dihydrocodeine Phosphate
化学名:
- (5R , 6S )-4, 5-Epoxy-3-methoxy-17-methylmorphinan-6-ol monophosphate
- 130〜135℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- methylephedrine
- 化
- dl-塩酸メチルエフェドリン、メチルエフェドリン塩酸塩、塩酸メチルエフェドリン methylephedrine hydrochloride、l-塩酸メチルエフェドリン、dl-methylephedrine hydrochloride、l-methylephedrine hydrochloride
- 商
- アニスーマ、カフコデN配合、クロフェドリンS配合、セキール、ニチコデ配合、フスコデ配合、フスコブロン配合、フステン配合、プラコデ配合、ミゼロン配合、ムコブロチン配合、メチエフ、メチルホエドリン、ライトゲン配合
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- compound、combination、mixture、compound
- 関
- 化合物、組み合わせ、混合、混合物、コンパウンド、複方、併用、化合、合併、コンビネーション、組合せ
[★]
クロルフェニラミン、ジヒドロコデイン、メチルエフェドリン