- 30歳の男性。高熱と意識障害とで搬入された。3月末まで1週間東南アジアを旅行していた。帰国5日目の昨日から頭痛と38℃台の高熱とが出現した。脳脊髄液検査で細胞増多と蛋白増加とを認め、血清で日本脳炎ウイルス特異的IgM抗体が陽性である。
- a. 患者の隔離
- b. 居住区の消毒
- c. 保健所への届出
- d. ワクチンの接種
- e. 抗ウイルス薬の投与
[正答]
※国試ナビ4※ [101H009]←[国試_101]→[101H011]
★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の男性。肺炎のために7日前に入院し、抗菌薬で治療、軽快してきていたが、昨夜から下痢が始まった。排便回数5行/夜。便は淡黄色、水様性である。血液の混入はない。意識は清明。身長168cm、体重65kg。脈拍96/分、整。血圧112/80mmHg。皮膚はやや乾燥している。腹部は平坦で、圧痛、反跳痛および筋性防御は認めない。血液所見:赤血球414万、Hb14.5g/dl、Ht45%、白血球10,600。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン3.4g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチ二ン1.1mg/dl。CRP3.0mg/dl。早朝の水様便の鏡検で、グラム陽性球菌が多数認められる。病室の状況を以下に示す。
- 院内感染対策上、消毒の観点から注目すべき場所はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H008]←[国試_101]→[101H010]
[★]
- 小学3年生10名が軽い吐き気を訴えて来院した。当日は学校で改装工事が進行中であった。ボイラー室内壁の古くなった吹きつけ剤を剥がす工事、玄関にあるコンクリート製段差を削り取る工事および昇降口扉の塗装工事が行われていた。児童は全員が当該校舎で授業を受けていた。当日は晴天、無風、気温は23℃であった。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H010]←[国試_101]→[101H012]