- 77歳の男性。夜間の頻尿を主訴に来院した。就寝後に4、5回トイレに行く。既往歴に高血圧があり、服薬治療を受けている。前立腺は軽度肥大しているが硬結を触れない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、尿沈渣に赤血球、白血球を認めない。
- a. 睡眠薬を処方する。
- b. 導尿カテーテルを留置する。
- c. 午後から飲水を控えるよう指導する。
- d. 1日の飲水と排尿との時刻と量とを記録するよう指導する。
- e. 就寝時にオムツを着用し、オムツ内に排尿するよう指導する。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 8か月の乳児。発熱とけいれんとを主訴に来院した。午前中は元気で哺乳力も良好であったが、午後になって発熱に気付いた。その後、約3分続く全身のけいれんを認めた。発熱もけいれんも出生後初めてだという。意識は清明。身長72cm、体重8,600g。体温38.6℃。大泉門の膨隆は認めない。咽頭に軽度の発赤を認める。鼓膜に異常はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。項部硬直とKernig徴候とはみられない。血液所見と血清生化学所見とに異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D020]←[国試_101]→[101D022]
[★]
- 74歳の男性。術中の血圧を測定するため、橈骨動脈に留置針を挿入する予定である。その可否をみるために次の手順で検査を行った。
- ① 母指を中にして手を強く握らせる。
- ② 橈骨動脈と尺骨動脈とを用手的に圧迫する。
- ③ 圧迫をしたまま手を開かせて色調が蒼白になっていることを確認する。
- ④ 橈骨動脈の圧迫を解除する。
- ⑤ 手の色調が速やかに赤色に戻ることを確認する。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D022]←[国試_101]→[101D024]
[★]
- 英
- nocturia
- 関
- 夜間尿、夜間多尿
- 参考1
概念
分類
原因
- 参考2
- 1. 多尿・夜間多尿
- 2. 膀胱蓄尿障害
- 3. 睡眠障害
症状
原因
- 糖尿病、飲水過剰(心因性多飲症など)、尿崩症
- 高血圧、睡眠時無呼吸症候群、虚血性心疾患、心不全
- 前立腺肥大症、過活動膀胱
- 心因性膀胱
- カフェイン、アルコール、喫煙
診断
- 症状で分類した群のうち1群と2群では排尿日誌を3日間記録させ、多尿・夜間多尿の有無を確認する。3群に関しては膀胱蓄尿障害があり、これに対する治療を行っていく。
参考
- 夜間多尿、夜間頻尿についての講演内容
- http://www.kanazawa-med.ac.jp/~urol/lecture.pdf
- http://rockymuku.sakura.ne.jp/hinyoukika/yakannhinnnyou.pdf
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