096I018

  • 60歳の女性。前胸部痛を主訴に救急車で来院した。直ちに心電図検査を施行したところ典型的な急性心筋梗塞の所見が認められた。入院を指示した直後に心停止となり、来院1時間後に死亡した。診療録によれば患者は死亡の前日に前胸部痛で同僚のA医師の診察を受け、狭心症の疑いでHolter心電図と運動負荷心電図とを予約して帰宅していた。適切な対応はどれか。
  • a. 死亡診断書を交付する。
  • b. 死体検案書を交付する。
  • c. 異状死体として警察に届け出る。
  • d. A医師に対応を一任する。
  • e. 行政解剖を依頼する。

[正答]


※国試ナビ4※ 096I017]←[国試_096]→[096I019



★リンクテーブル★
国試過去問096I017」「096I019
リンク元医師法

096I017」

  [★]

  • 20歳の男性。生来健康で、職場の定期健康診断で異常を指摘されたことはない。ビルの地下室にある浄化槽の補修のため、エンジンポンプで槽内に残った水を排水しながら、同僚とともに槽壁の亀裂を埋める作業をしていた。しばらくして、頭痛と悪心とを訴えて倒れたと同僚が通報してきた。その同僚も頭痛を訴え嘔吐している。現場に急行した医師が周囲の作業員に対して行う最初の指示として適切でないのはどれか。
  • a. 地下室内を換気させる。
  • b. エンジンポンプを停止させる。
  • c. 救出のために直ちに槽内に入らせる。
  • d. 現場を照明させる。
  • e. 呼吸用保護具を準備させる。

[正答]


※国試ナビ4※ 096I016]←[国試_096]→[096I018

096I019」

  [★]

  • 20歳の初妊婦。妊娠20週。昨夜からの急な発熱と下腹部痛とを訴えて来院した。体温38.8℃。脈拍112/分、整,呼吸音は清。背部叩打痛は認めない。上腹部は軟。5分おきの子宮収縮を触知し、著明な圧痛を認める。胎児心拍数184/分。子宮ロは閉鎖し、子宮膣部の展退は認めない。腹分泌物は白色で量は正常である。尿は淡黄色透明で、沈渣は正常で細菌を認めない。血液所見:赤血球350万、Hb11.1g/dl、白血球18,000。CRP10.6 mg/dl(基準0.3以下)。診断のために最も有用なのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 096I018]←[国試_096]→[096I020

医師法」

  [★]

Physicians Law
医師が関与する法律

第一章 総則

第1条

(医師の任務)

  • 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。
医師には国民の健康的な生活を確保する任務がある

第二章 免許

第2条

  • 医師になろうとする者は、医師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。

第3条

(絶対的欠格事項)

第4条

(相対的欠格事項)

  • 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。  ← 禁止ではない
  • 一  心身の障害により医師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
  • 二  麻薬、大麻又はあへんの中毒者
  • 三  罰金以上の刑に処せられた者
  • 四  前号に該当する者を除くほか、医事に関し犯罪又は不正の行為のあつた者

第6条

  • 免許は、医師国家試験に合格した者の申請により、医籍に登録することによつて行う。
医師国家試験に合格しただけでは医師免許は得られない → 医療行為はできない
  • 2  厚生労働大臣は、免許を与えたときは、医師免許証を交付する。
  • 3  医師は、厚生労働省令で定める二年ごとの年の十二月三十一日現在における氏名、住所(医業に従事する者については、更にその場所)その他厚生労働省令で定める事項を、当該年の翌年一月十五日までに、その住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に届け出なければならない。

第19条

(応召義務・診断書交付義務)

  • 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
  • 2  診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。

第20条

(無診療治療等の禁止)

  • 医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。
電話で看護師に投薬・注射を指示することはできない。 (cf.保健師助産師看護師法#第37条)

第21条

(異状死体の届け出義務) ← 異状死産児

  • 医師は、死体又は妊娠四月以上死産児検案して異状があると認めたときは、二十四時間以内に所轄警察署に届け出なければならない。

第22条

(処方箋交付義務)

  • 医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当つている者に対して処方せんを交付しなければならない。ただし、患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。

第24条

(診療録の記載及び保有)

  • 医師は、診療をしたときは、遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。
  • 2  前項の診療録であつて、病院又は診療所に勤務する医師のした診療に関するものは、その病院又は診療所の管理者において、その他の診療に関するものは、その医師において、五年間これを保存しなければならない。

参考

  • 1.
[display]http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO201.html

国試