- 64歳の男性。発熱、咳および痰が4日前に出現し、市販の感冒薬を服用したが、改善しないため来院した。
- 体温39℃。呼吸数30/分。脈拍108/分、整。血圧100/86mmHg。胸部では右背部でcoarse crackles(湿性ラ音)を聴取する。胸部エックス線写真で右中肺野に浸潤影を認める。
- 喀痰のGram染色標本を以下に示す。
- 起因菌はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 20歳の男性。生来健康で、職場の定期健康診断で異常を指摘されたことはない。ビルの地下室にある浄化槽の補修のため、エンジンポンプで槽内に残った水を排水しながら、同僚とともに槽壁の亀裂を埋める作業をしていた。しばらくして、頭痛と悪心とを訴えて倒れたと同僚が通報してきた。その同僚も頭痛を訴え嘔吐している。現場に急行した医師が周囲の作業員に対して行う最初の指示として適切でないのはどれか。
- a. 地下室内を換気させる。
- b. エンジンポンプを停止させる。
- c. 救出のために直ちに槽内に入らせる。
- d. 現場を照明させる。
- e. 呼吸用保護具を準備させる。
[正答]
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[★]
- 35歳の男性。石油ストーブに給油中引火し火災が発生し、顔面、頭部および両手に熱傷を負った。救急隊に救出され、30分後に救急車で来院した。意識は清明で会話も可能であるが、軽度の嗄声を認める。脈拍96/分、整。血圧126/88mmHg。毛髪は焦げ、鼻毛は焼失して鼻腔とロ腔とにわずかにすすを認める。顔面と手背とに紅斑と水疱形成とを認める。受傷早期に最も注意すべき病態はどれか。
[正答]
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