- 英
- spinal neurinoma
- 関
- 神経鞘腫
UpToDate Contents
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- 1. 硬膜内神経鞘腫intradural nerve sheath tumors [show details]
… primarily by the absence of bilateral vestibular schwannomas. Schwannomatosis patients account for less than 10 percent of all patients undergoing spinal schwannoma resection . The majority of cases of schwannomatosis …
- 2. シュワノマトーシスschwannomatosis [show details]
…high risk for future neurologic compromise, such as extradural spinal schwannomas causing spinal cord compression or intracranial schwannomas. Others have suggested performing brain and spine MRI every two …
- 3. 脊髄腫瘍spinal cord tumors [show details]
… epidural spinal cord compression, corticosteroids are used to diminish the effects of radiation-induced edema until RT is completed . Both meningiomas and nerve sheath tumors (schwannomas and neurofibromas) …
- 4. 神経線維腫症2型neurofibromatosis type 2 [show details]
… vestibular schwannomas in almost all patients. Other commonly observed nervous system tumors include intracranial meningiomas, schwannomas of other cranial nerves, and spinal tumors (especially schwannomas of …
- 5. 小児における中枢神経系腫瘍の臨床症状および診断clinical manifestations and diagnosis of central nervous system tumors in children [show details]
… cell tumors Intradural nerve sheath tumors, such as schwannomas, neurofibromas, and malignant peripheral nerve sheath tumors Meningioma Spinal cord tumors Tuberous sclerosis Uncommon brain …
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- 神経鞘腫 しんけいしょうしゅ (別名シュワン細胞腫)は 脊髄 せきずい 神経や脳神経などの神経の周りを覆っている神経鞘から発生する良性 腫瘍 しゅよう であり、悪性はまれです。 神経鞘腫は発症する神経の場所によって名称が異なります。 なかでも90%以上が 聴神経腫瘍 とよばれる前庭神経鞘腫だといわれていますが、実際にはさまざまな場所で見られ、その発症部位によって症状や治療も異なります。 本記事では、神経鞘腫の特徴や症状、治療について詳しく解説していきます。 神経鞘腫とは 神経鞘腫 はシュワン細胞が元になって発生すると考えられる腫瘍のため、シュワン細胞腫とも呼ばれます。
- 脊髄神経から発生する脊髄神経鞘腫は胸髄(きょうずいが好発部位であり、できた場所によってその神経の支配領域への放散痛が初発症状として起こります。 その後、数年の経過で脊髄症状(四肢・体幹のしびれや感覚障害、運動麻痺など)が徐々に出現してきます。 体表面に近い末梢神経から生じた場合 体表面に近い末梢神経から神経鞘腫が発症した場合は、見た目にはコブとして発見されます。 前述した通り、神経の通っているさまざまな部位に発生する可能性があるので、発生した部位によって症状も異なります。 神経鞘腫は単発のことが多いですが、まれに多発することがあります。 また、神経線維腫症2型(NF2)では高頻度に両側聴神経鞘腫がみられます。
- 神経鞘腫は、全脊髄腫瘍の約30%を占め、最も頻度の高い腫瘍です。 神経根より発生する腫瘍であり、多くは後根由来です。 基本的に良性腫瘍ですが、神経根由来の痛みや、脊髄を圧迫して手足の麻痺を起こします(図4)。 神経根に沿って発育するため、硬膜の内外や、硬膜外に存在することもあります。 稀に、脊髄内に発育する場合もあります。 腫瘍は緩徐に増大するため、脊柱管や椎間孔の拡大がみられる場合があります(図5)。 神経線維腫も、神経鞘腫と同様に神経根から発生する良性腫瘍ですが、画像診断では神経鞘腫との鑑別は困難です。 (図4)脊髄硬膜内髄外腫瘍 (図5)亜鈴型の神経鞘腫でみられる椎間孔の拡大 ページトップへ 髄膜腫について 髄膜腫は、全脊髄腫瘍の約20%を占め、2番目に頻度の高い腫瘍です。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- spinal nerve (M), spinal nerves
- ラ
- nervi spinales
- 関
- 脊髄、神経根、感覚神経節
定義
脊髄神経の支配領域(SOR.441,476)
上肢
支配神経根
|
責任椎間高位
|
深部反射
|
感覚領域
|
支配筋
|
支配運動
|
C5
|
C4-5
|
三角筋腱反射、上腕二頭筋腱反射
|
上腕外側
|
三角筋
|
肩の外転
|
C6
|
C5-6
|
上腕二頭筋腱反射、腕橈骨筋腱反射
|
前腕外側、1-2指
|
上腕二頭筋
|
肘屈曲、手関節背屈
|
C7
|
C6-7
|
上腕三頭筋腱反射
|
3指
|
上腕三頭筋
|
肘伸展、手関節掌屈
|
C8
|
C7-C8
|
なし
|
4-5指
|
指屈筋
|
手指開閉
|
下肢
[★]
- 英
- neurinoma, neurilemoma
- 同
- シュワン細胞腫 Schwannoma、シュワン腫
- 関
- 脳腫瘍
概念
- 良性腫瘍
- 原発性脳腫瘍全体の10%
- 神経鞘腫の約90%はCN VIII原発(聴神経鞘腫)。その中でも前庭神経に由来するものが多い。
疫学
- 30-60歳に好発
- 男女比=1:1.3-1.5
- 前庭神経(神経鞘腫の90%を占める)>三叉神経>舌咽・迷走・副神経、顔面神経、舌下神経、滑車神経
遺伝性
病理
- 薄い皮膜
- 柔らかい
- 黄白色、赤褐色で易出血性。
- Antoni A型とAntoni B型が混在
症状
- 1. 初発症状:難聴(言語識別能の低下、高音域での聴力低下)、耳鳴り。15%の症例で突発性難聴で初発。5%の症例でめまいで初発。
- 2. 進展して三叉神経を障害:角膜反射の消失。顔面神経は障害されにくい。
- 3. 進展して小脳、脳幹を障害:四肢の運動失調、歩行障害
- 4. 進展して第4脳室の閉塞、テント切痕部での髄液の通過障害:水頭症による頭蓋内圧亢進症状。
- 5. 下方に進展した場合:舌咽神経、迷走神経などの下位脳神経障害:嚥下障害
検査
画像検査
- T1:低信号
- T2:高信号
- Gd造影:均一に強く造影
[★]
- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS
[★]
- 英
- spinal cord (M)
- ラ
- medulla spinalis
- 成人の脊髄は大後頭孔からL1-L2の椎骨まで達する (M.279)
解剖
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物