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次亜塩6%「ヨシダ」
効能・効果 |
用法・用量 |
本品希釈倍数 |
手指・皮膚の消毒 |
有効塩素濃度100?500ppm(0.01?0.05%)溶液に浸すか、清拭する。 |
120?600倍 |
手術部位(手術野)の皮膚の消毒、 |
有効塩素濃度50?100ppm(0.005?0.01%)溶液で洗浄する。 |
600?1,200倍 |
医療機器の消毒 |
有効塩素濃度200?500ppm(0.02?0.05%)溶液に1分間以上浸漬するか、または温溶液を用いて清拭する。 |
120?300倍 |
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 |
有効塩素濃度200?500ppm(0.02?0.05%)溶液を用いて清拭する。 |
120?300倍 |
排泄物の消毒 |
有効塩素濃度1,000?10,000ppm(0.1?1%)溶液を用いる。 |
6?60倍 |
HBウイルスの消毒 |
1)血液その他の検体物質に汚染された器具の場合は、有効塩素濃度 10,000ppm(1%)溶液を用いる。 |
6倍 |
HBウイルスの消毒 |
2)汚染がはっきりしないものの場合は、有効塩素濃度1,000?5,000ppm(0.1?0.5%)溶液を用いる。 |
12?60倍 |
患者用プール水の消毒 |
残留塩素量が1ppmになるように用いる。 |
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拡張検索 | 「次亜塩素酸」「次亜塩素酸ナトリウム」「次亜塩素酸カルシウム中毒」「次亜塩素酸ソーダ」「次亜塩素酸塩」 |
次亜塩素酸(じあえんそさん、Hypochlorous acid)は塩素のオキソ酸の1つで、塩素の酸化数は+1である。組成式では HClO と表わされるが、水素原子と塩素原子が酸素原子に結合した構造 H−O−Cl を持つ。不安定な物質であり水溶液中で徐々に分解する。次亜塩素酸および次亜塩素酸の塩類は酸化剤、漂白剤、外用殺菌剤、消毒剤として利用される。
実験室的には水酸化カリウム水溶液などに塩素を通じたりして調整した次亜塩素酸塩水溶液を硫酸で中和し、水蒸気蒸留して遊離酸の水溶液を得る。また、酸化水銀 の四塩化炭素懸濁液に塩素を通じた後に水で抽出したり、あるいは酸化ビスマスを水懸濁液中に塩素を通じることで遊離酸の水溶液を得る方法も知られている。
薄い水溶液としては存在するが、25%以上の濃度では一酸化二塩素に変化するので遊離酸を単離することはできない。濃厚水溶液は淡黄色である。また、遊離酸が弱酸 (pKa = 7.53)<ref>「次亜塩素酸」、『岩波理化学辞CD-ROM版』 第5版、岩波書店、1998年。</ref> のため、次亜塩素酸ナトリウムなどの次亜塩素酸塩水溶液はかなり強い塩基性を示す。
水溶液中でも不安定で、次のような不均化により塩化水素を放出しながら徐々に分解する。
次亜塩素酸やその塩の水溶液は、カルキ臭と呼ばれるプールの消毒槽のようなにおいを持つ。
また、塩素を水に溶かすと、次のような平衡により一部が塩酸と次亜塩素酸となる<ref>「次亜塩素酸」、『世界百科事典CD-ROM版』 V1.22、平凡社、1998年。</ref>。
{\rm Cl_2 + H_2O \ \overrightarrow\longleftarrow \ HCl + HClO} \quad K _{\rm w}=1.56 \times 10^{-4} </math> すなわち、中性~酸性条件ではこの反応はあまり進行しないが、アルカリ性条件では生成する遊離酸が次亜塩素酸塩となり平衡が右に偏るので、次亜塩素酸塩を製造する方法の1つとなる。
\rm Cl_2O + H_2O \longrightarrow 2HClO </math>
\rm HClO + H_2O_2 \longrightarrow HCl + H_2O + O_2 </math>
<references />
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