- 英
- acute pyogenic osteomyelitis, acute hematogeneous osteomyelitis
- 同
- 急性血行性骨髄炎 acute hamatogenous osteomyelitis(SOR.195)
- 関
- 急性骨髄炎、骨髄炎
概念
- 成長期における長管骨骨幹端部の血行系の解剖学的特異性に起因する血行性感染
疫学
- 小児の疾患
- 女児より男児に多い
- 長管骨骨幹端部に発生しやすい(大腿骨>脛骨>上腕骨)
検査
- 発症時のX線像は正常。早期発見には有用ではない
- 1-2週間後に骨萎縮、骨膜反応出現
- 早期診断にはMRIが有用(T1 low, T2 high)
起炎菌
治療
- 薬物療法:抗菌薬静脈内投与。臨床症状が改善し、CRP、赤沈などの検査上も正常化しても2週間は抗菌薬の静脈内投与を継続する。その後、6-8週間は経口抗菌薬を服用する。
- 外科療法:骨膜下膿瘍の排膿と骨の開窓
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 抗菌薬の変更・中止時期 (抗微生物薬の使いかた) -- (総論)
- 井上 敏生,緒方 公介,藤原 明,古賀 敬,森下 雄一郎
- 整形外科と災害外科 48(4), 1031-1035, 1999-09-25
- NAID 10010024245
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- 骨髄炎(化膿性骨髄炎)。どんな病気か 古くからある病気ですが、いまだに治療に難渋 することがあります。骨のなか(骨髄)に細菌が侵入して、化膿性の炎症を起こすもの です。急に症状が現れる急性化膿性骨髄炎と、慢性化した慢性化膿性骨髄.
- 化膿性骨髄炎には、急性と慢性があります。血行性感染による急性化膿性骨髄炎の多く は ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- purulent osteomyelitis, pyogenic osteomyelitis, suppurative osteomyelitis
- 同
- 化膿性骨膜骨髄炎 periosteomyelitis purulenta
- 関
- 骨髄炎、急性化膿性骨髄炎
[★]
- 英
- acute osteomyelitis
- 同
- 急性化膿性骨髄炎 acute pyogenic osteomyelitis
- 関
- 骨髄炎
[★]
- 英
- osteomyelitis
- 同
- 骨膜骨髄炎 periosteomyelitis
- 関
- [[]]
分類
- 急性化膿性骨髄炎:成長期における長管骨骨幹端部の血行系の解剖学的特異性に起因する血行性感染で、小児、特に男児に多い。大腿骨、脛骨、上腕骨の順に多発する。黄色ブドウ球菌。骨髄内で膿瘍を形成、さらに骨膜下に波及して骨膜下膿瘍を形成する。骨壊死をきたした壊死骨は腐骨と呼ばれる。その周囲は膿や炎症性肉芽で取り囲まれ汚溝と呼ばれる。その外側を反応性に骨形成が起こり腐骨と汚溝を取り囲む。これが骨柩となる。
- 慢性骨髄炎
- ブローディ膿瘍 Brodie膿瘍:急性症状を欠く慢性骨髄炎。長管骨骨幹端部。黄色ブドウ球菌。小児や青年期に好発。辺縁の骨硬化を伴う円形ないし楕円形の骨透明巣
- ガレー硬化性骨髄炎 Garré硬化性骨髄炎:急性期を欠く慢性骨髄炎。膿瘍や腐骨の形成を欠きXP上骨硬化像を認める。皮質骨の骨肥厚により骨が紡錘状に膨隆する。下顎骨に多い。
- 化膿性脊椎炎
[★]
- 英
- bone marrow (Z)
- ラ
- medulla ossium
- 関
- 骨髄組織
分類
性状
細胞成分の過少
造血
加齢変化
- 6歳以後は加齢とともに脂肪化が進み、黄色骨髄が増加
- 長管骨の末端から黄色骨髄に置換されていく。成人では脊椎骨、胸骨、肋骨などで造血が起こる
- 乏血、低酸素状態では黄色骨髄が赤色骨髄に置換され、造血ができるようになる。
[★]
- 英
- purulence, suppuration
- ラ
- purulenta
- 同
- 化膿性炎 purulent inflammation
[★]
- 英
- purulent、suppurative、pyogenic、pyogenes
- 関
- 化膿、膿性
[★]
- 関
- 炎光、炎症