- 英
- eosinophilic myositis
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/16 04:37:58」(JST)
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好酸球性筋炎(こうさんきゅせいきんえん、eosinophilic myositis)とは側頭筋、翼状筋、咬筋に発生する炎症。犬(特にジャーマン・シェパード・ドッグ)に多発する。原因は特定されていないが、自己免疫疾患であると考えられている。突然の疼痛、瞬膜突出、眼球突出などの症状を示す。白血球の増加、血清クレアチンキナーゼ活性の上昇が認められる。治療にはコルチコステロイド、アゼチオプリンの投与を行うが、再発率が高く、予後は不良である。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
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Japanese Journal
- 好酸球性筋炎に心筋炎,心原性脳塞栓症を合併した1例
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★リンクテーブル★
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- 英
- eosinophil (Z), eosinophile
- 関
- 顆粒球、白血球、好塩基球
組織学
- 酸性色素(エオシン)で染まる顆粒(好酸性顆粒)を持つ → ギムザ染色で赤っぽい顆粒がみえる (HIS.190 図10-3)
- 塩基性の成分が含まれている?
- 二分葉の核 (HIS.197)
- 直径は10-14μm (HIS.197)
- 末梢血
顆粒
-
- 特殊顆粒:主要塩基性タンパク質、好酸性陽イオンタンパク、好酸球由来神経毒素
機能 (HIS.198)
- ヒスタミン、ロイコトリエン、好酸球走化因子と結合して、これに向かって遊走する。
- 抗原抗体複合体の取り込み、およびファゴサイト内での分解
基準値
好酸球数の変化
- 寄生虫感染症、アレルギー疾患(特に、I型アレルギー)
- 喘息、ある種の腫瘍
サイトカイン
- IL-5の受容→好酸球の前駆細胞増殖、前駆細胞から好酸球への分化促進 (HIS.197)
臨床関連
[★]
- 英
- eosinophilic
- 関
- エオシン好性、エオジン好性、好酸球、好酸性、好酸球性
[★]
- 英
- eosinophilic
- 関
- エオシン好性、エオジン好性、好酸、好酸球、好酸性
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- myositis
- 同
- 炎症性筋疾患 inflammatory myopathy