- 英
- salivary amylase
- 関
- 膵アミラーゼ
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 30P3-181 「笑い」によるストレス緩和療法の検討 : 末梢循環血流の改善と唾液腺アミラーゼ活性の変化(その他,医療薬学の扉は開かれた)
- 國正 淳一,曽我 尚子,小林 美満,冨島 公介,大賀 彩子,笑福亭 たま
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 16, 475, 2006-09-01
- NAID 110006961890
- 気管支鏡下擦過細胞診で確定診断されたアミラーゼ産生肺癌の1例
- 宇野 友康,望月 博史,岡田 恒人,吉澤 弘久,鈴木 栄一,下条 文武
- 肺癌 43(6), 715-719, 2003-10-20
- 背景.アミラーゼ高値を示す悪性腫瘍は,肺癌,悪性リンパ腫,子宮癌などでみられる.肺癌においては,アミラーゼを産生する肺癌は比較的頻度が低いとされている.症例.症例は,76歳男性.腹痛,背部痛を主訴に受診し,胸部単純写真で両肺野に異常陰影を認め,血清アミラーゼ高値のため精査目的で人院.急性膵炎が疑われたが,膵,唾液腺疾患を示唆する所見はみられなかった.気管支鏡下擦過細胞診で,adenocarcino …
- NAID 110003105262
- 南 誠剛,小牟田 清,浅井 光子
- 日本呼吸器学会雑誌 = The journal of the Japanese Respiratory Society 41(10), 717-721, 2003-10-10
- NAID 10011694180
Related Links
- アミラーゼは、でんぷんを糖に分解する消化酵素で、主に膵臓と唾液腺から分泌されています。そのため、膵臓や唾液腺が障害をうけると、血液中のアミラーゼが高値を示すようになります。このページでは、血清アミラーゼが高い値 ...
- アミラーゼ アミラーゼは主に膵臓と唾液腺から分泌される酵素です。膵炎や耳下腺炎等により高値になります。 アミラーゼは食物として摂取したデンプンを消化する酵素で、主に膵臓と唾液腺で作られています。正常な血液中には ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- amylase, AMY, Amy
- 同
- ジアスターゼ diastase
- 関
- 唾液アミラーゼ
- 図:LAB.599(血清アミラーゼ異常をきたす疾患)
基準値
判別
- 検査の本
基準下限以下(減少)(低アミラーゼ血症)
- [可能性]膵全摘後、慢性膵炎や膵癌による膵実質の荒廃、唾液腺摘出後
異常値を示すメカニズム
- OLM.265
高アミラーゼ血症
-
- 膵実質の破壊病変:膵炎(原発性・続発性(穿通性十二指腸潰瘍、腹膜炎))、慢性膵炎(頻度低い)、膵癌(頻度低い)
- 膵液分泌経路の閉塞:膵管・総胆管・Vater乳頭部の閉塞によりAMYが血流に逆流する。
- 腸管からの吸収増加:小腸上位に腸閉塞が起こると、十二指腸の拡張によりVater乳頭部を圧迫し、閉塞性増加を来し、また十二指腸の壊死がおこると分泌されたアミラーゼが再吸収されてしまう。
- 腹腔からの吸収:消化管穿孔においてはアミラーゼを含む消化液が腹腔に漏出し、これが腹膜より吸収されるため。(QB.A-353)
- 肝障害:肝炎、アルコール肝障害。この場合S型AMYが上昇
- 肺癌による異所性AMY:肺癌や卵巣癌でS型AMYが産生される。
- 子宮外妊娠破裂:S型AMy上昇
- 腎不全:血清AMYの約1/3は腎糸球体を通して尿中に排泄されるが、腎機能低下例では増加する
- マクロアミラーゼ血症:血清中のAMYの一部が免疫グロブリンや多糖体吐血尾久して大きな分子集団を作ることがある。
- 心因性拒食症、胸痛、手術後:S型AMY上昇
低アミラーゼ血症
- 膵や唾液腺の摘出後、慢性膵炎や膵癌による膵実質の荒廃
血清アミラーゼとアイソザイムの異常
- LAB.599
膵型アミラーゼ活性の異常
|
活性増加
|
急性膵炎
|
慢性膵炎増悪
|
膵癌、膵嚢腫、膵仮性嚢胞などでの随伴性膵炎
|
胆道系の炎症性疾患
|
ERCP後、PS試験後
|
ステロイドホルモン投与後
|
唾液腺型アミラーゼ活性低下による相対的な膵型優位
|
活性低下
|
慢性膵炎
|
膵癌(末期)
|
膵切除後
|
唾液腺型アミラーゼ活性の異常
|
活性増加
|
流行性耳下腺炎
|
術後、外傷後、ショック後、熱傷後
|
糖尿病ケトアシドーシス
|
人工心肺使用後
|
アミラーゼ産生腫瘍(肺癌、卵巣癌など)
|
肺炎、肺結核
|
腎疾患
|
唾液腺造影後
|
膵型アミラーゼ活性低下による相対的な唾液腺型優位
|
活性低下
|
放射線治療後(下顎部、頚部など)
|
シェーグレン症候群
|
膵型・唾液腺型共に活性増加
|
腎不全
|
肝硬変、慢性肝炎の一部
|
膵型・唾液腺型に分類不能の活性増加
|
マクロアミラーゼ血症
|
アミラーゼ産生腫瘍の一部
|
[★]
- 英
- saliva
- 関
- 消化液
- 唾液の99.5%は水であり、残りの0.5%には重要な役割がある
組成
1. 水分:99%-99.5%
2. 電解質(Na+,K+,Cl-,HCO3-,etc)、分泌速度により濃度が異なる
[K+],[HCO3-] : 唾液 > 血漿
[Na+],[Cl-] : 血漿 < 血漿
早い分泌の時、唾液中の[HCO3-]↑、[Na+]↑、[Cl-]↑。よりアルカリ性となる
3. 有機物
ムチン:=ムコタンパク、潤滑作用
リゾチーム:溶菌作用
αアミラーゼ:プチアリン
血液型物質:糖タンパクの一種
舌リパーゼ:舌唾液腺より少量
免疫グロブリン:IgA
尿素
カリクレイ:血管拡張作用
機能
1. 消化作用
αアミラーゼにより、デンプンをマルトースに分解する
舌リパーゼにより脂肪を加水分解する
2. 保護作用
逆流した遺産、胆汁を薄める
口腔内洗浄作用(虫歯予防、口臭予防)
厚い食物を冷却する
3. 潤滑作用
4. リゾチーム, IgAによる生体防御作用
生成機構
1. 腺房細胞
一次唾液の分泌
2. 導管系(介在部、線条部)
Na+,Cl-の吸収
HCO3-,K+の分泌
分泌調整機構
- 有機物多、粘度高の唾液を少量分泌 ← 緊張すると口腔内が粘稠に感じられる
1.脳相(条件反射)
食物の視覚、嗅覚、聴覚による刺激
2.口腔相(=味覚相)(無条件反射)
食物による口腔や舌の刺激
3.胃腸相(無条件反射)
食物による胃の刺激
臨床関連
[★]
- 英
- salivary gland (PT), salivary glands
- ラ
- glandulae salivariae
- 関
- 口蓋腺。唾液
- 唾液を分泌する腺 (KL.595)
- 分泌量は 800-1000 ml/day (KL.595)
- 1. 小唾液腺 (KL.595)~
- 口腔粘膜下にある米粒ないし小豆大の小腺
- 口唇腺、頬腺、口蓋腺、舌腺
- 口腔粘膜から離れており、分泌物は太い導管によって口腔に送られる~
- 耳下腺、顎下腺、舌下腺
神経支配
分泌される唾液
分泌速度
- low flow rate:低張
- high flow rate:等張
支配神経
- 交感神経 :高粘稠、蛋白質に富む
- 副交感神経:低粘稠、蛋白質に乏しい
臨床
唾液腺の腫脹
-
[★]
- 英
- gland
- ラ
- glandula
- 関
- 腺細胞、分泌