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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/03 00:26:31」(JST)
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乳製品とは、動物の乳、とくに牛乳を加工してつくられる製品の総称。乳製品を製造することを製酪または製乳という。
目次
- 1 主な乳製品
- 2 日本の法律に基づく乳および乳製品
- 3 健康との関連
- 4 乳製品の国際流通
- 5 脚注
- 6 関連項目
主な乳製品
- ヨーグルト - 乳をそのまま発酵させたもの。
- クリーム - 乳の乳脂肪分を取り出したもの。加工していない乳を(煮沸消毒後)放置すると上部にたまるのがクリーム。
- チーズ - 乳から固形分を取り出し、固めたもの。更に発酵させたものが一般的である。
- バター - クリームから油分を分離させたもの。単にクリームを撹拌することで作られる。保存のために(?)塩分が追加される。
- バターミルク - バター製造時に出来る液体のことである。欧米ではスーパーマーケットで買えるほどメジャーな飲料であるが、日本では省令上乳製品にならないため主にバターミルクパウダーに加工される。
- ギー - バターを更に精製したもの。低温で加熱することにより一部の成分が固まり沈澱するのでそれを取り除いて作られる。普通の食糧油と同じように常温で長期の保存ができる。精製バターとも呼ばれる。バターと違い塩は加えられていない。
- 酒 - 発酵(ヨーグルト同様の乳酸発酵である)させたのみの醸造酒はアルコール度は低く、ヨーグルトのように用いられる。蒸留酒は、通常の酒のように飲まれる。モンゴルの馬乳酒(アイラグ 地域により呼び名は異なる)等がある。中国には「奶醸啤酒」(ナイニャンピージウ)という発泡酒がある。日本では米とともに発酵させた牛乳焼酎が少量製造されている。
- 乳脂 - 主に工業原料としての乳脂肪。石鹸の原料などに使われることがある。
- カゼイン - 主に工業原料としての乳蛋白成分。栄養剤、安定剤、印章の原料などに使われる。
日本の法律に基づく乳および乳製品
食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」では次のように分類される。
- (省令上の)乳
- 生乳 - 牛から絞った状態の生の乳
- 牛乳 - 生乳100%、成分無調整で殺菌したもの
- 特別牛乳 - 限定された牧場および処理施設で作られる牛乳
- 生山羊乳 - ヤギから絞った状態の生の乳
- 殺菌山羊乳 - ヤギの乳100%
- 生めん羊乳 - ヒツジから絞った状態の生の乳
- 成分調整牛乳 - 生乳100%、成分調整して殺菌したもの
- 低脂肪牛乳 - 生乳100%、乳脂肪分0.5~1.5%に成分調整して殺菌したもの
- 無脂肪牛乳 - 生乳100%、乳脂肪分0.5%以下に成分調整して殺菌したもの
- 加工乳 - 生乳、牛乳のほかに脱脂粉乳やバターなどの乳製品を原料として製造
- (省令上の)乳製品
- クリーム
- バター
- バターオイル - バター又はクリームからほとんどすべての乳脂肪以外の成分を除去したもの(乳等省令第2条第15項)
- チーズ
- 濃縮ホエイ
- アイスクリーム類
- 濃縮乳
- 脱脂濃縮乳
- 無糖れん乳 - 「エバーミルク」など
- 無糖脱脂れん乳
- 加糖れん乳 - 「コンデンスミルク」など
- 加糖脱脂れん乳
- 全粉乳
- 脱脂粉乳 - 「スキムミルク」など
- クリームパウダー
- ホエイパウダー
- たんぱく質濃縮ホエイパウダー
- バターミルクパウダー
- 加糖粉乳
- 調整粉乳 - 育児用粉ミルクなど
- はつ酵乳 - ヨーグルトなど
- 乳酸菌飲料 -「ヤクルト」など
- 乳飲料 - コーヒー牛乳、カルシウムなどの栄養強化乳など
健康との関連
日本の国立がん研究センターが4万3000人を追跡した大規模調査では、乳製品の摂取が前立腺癌のリスクを上げることを示し、カルシウムや飽和脂肪酸の摂取が前立腺癌のリスクをやや上げることを示した。乳製品を頻繁に摂取する人は最も摂取しない人より1.5~1.6倍前立腺がんのリスクが高いとされている[1]。
乳製品の国際流通
2010年FAO推計による輸出量4,700万トン
- 1位 ニュージーランド 30.4%
- 2位 EU 24.5%
- 3位 米国 9.8%
- 4位 オーストラリア 6.6%
- 5位 ベラルーシ 5.1%
- 6位 アルゼンチン 3.2%
脚注
- ^ 乳製品、飽和脂肪酸、カルシウム摂取量と前立腺がんとの関連について―概要― PMID 18398033
関連項目
- 酪農、農業
- 製乳
- 市乳
- 色素還元試験
- 色素還元阻止試験
- ペーパーディスク試験
- アルコールテスト
- ゲルベル乳脂計
- ブリード法
- ラクトメーター
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Japanese Journal
- 海外の畜産物の需給動向 牛乳・乳製品 中国 2014年の乳用牛飼養頭数、生乳生産量ともに前年から増加
- 農畜産業振興機構畜産需給部,農畜産業振興機構調査情報部
- 畜産の情報 = Livestock industries information (309), 34-36, 2015-07
- NAID 40020520425
- 海外の畜産物の需給動向 牛乳・乳製品 NZ 生乳生産は増加に転じ、国際価格は下落続く
- 農畜産業振興機構畜産需給部,農畜産業振興機構調査情報部
- 畜産の情報 = Livestock industries information (309), 32-34, 2015-07
- NAID 40020520420
- 海外の畜産物の需給動向 牛乳・乳製品 豪州 生乳生産は引き続き堅調も、輸出量は減少
- 農畜産業振興機構畜産需給部,農畜産業振興機構調査情報部
- 畜産の情報 = Livestock industries information (309), 30-32, 2015-07
- NAID 40020520416
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- 47歳の女性。下痢と体重減少とを主訴に来院した。Crohn病に対して6年前までに計3回の小腸部分切除術が施行され.約90cmの空腹と20cmの終末回腸が残存していた。カテーテルによる発熱を繰り返し、右鎖骨下静脈の血栓性狭窄も起こしたため、4年前から中心静脈栄養は行っていなかった。経腸栄養にて排便回数が5-6回/日程度に落ち着いてきたため、約2年前に本人の希望で経口食に変更した。薬物はメサラジンのみを内服していた。2週前から下痢が10回/日以上となり、体重も2週間で約3kg減少したため来院した。意識は清明。身長156cm、体重34kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧90/52mmHg。腹部に圧痛を認めない。腸雑音は亢進している。血液所見:赤血球 323万、Hb 11.4g/dl、Ht 34%、白血球 5,200、血小板 17万。血液生化学所見:アルブミン 3.2g/dl、尿素窒素 20mg/dl、クレアチニン 0.8mg/dl、AST 26IU/l、ALT 38IU/l、ALP 863IU/l(基準115-359)、Na 138mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 108mEq/l、Ca 8.0mg/dl。CRP 0.6mg/dl。腹部造影CTで残存小腸の軽度拡張と回盲部近傍の小腸壁肥厚とを認める。本人は外来での治療を希望している。
- まず行う栄養管理として適切なのはどれか。
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- bottle fomula, milk products for infant, milk product for infant
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- 育児用ミルク
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- product
- 関
- 結果、産物、生成物、成績体、成果