- 英
- glycoalbumin
- 同
- 糖化アルブミン glycated albumin
PrepTutorEJDIC
- General Admiral / (またGa)Georgia
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/13 17:41:49」(JST)
[Wiki ja表示]
グリコアルブミン(英 glycoalbumin, GA)または糖化アルブミン(とうかアルブミン)とは、血清のタンパク質の主要成分であるアルブミンが糖化されたもの。医療現場においては、糖尿病の病状を検査する目的で測定される。
目次
- 1 意義
- 2 検査方法
- 3 基準値・指標
- 4 関連項目
意義
- 血液中に存在するタンパク質はすべて、グルコースなどの還元糖によりシッフ反応、アマドリ反応をうけ、糖化タンパク質となる。このうちアルブミンが糖化したものをグリコアルブミンと呼び、糖と接触した時間、糖の濃度に比例してその比率が増加するため、糖尿病における血糖値の指標として用いられる。
- "glyco-"とは"糖の"という意味。"glucose"はブドウ糖、"glycogen"はグリコーゲン。
検査方法
- 静脈血を採取し、血清を分離し、アルブミンとともに測定し、その比率を求める。
基準値・指標
- 基準範囲は11~16%[1]。
- 日本赤十字社の献血検査結果においては、基準値を16.5%未満としている。
- 糖尿病のコントロール目標としては20%未満とする。
- HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー、グリコ(糖化)ヘモグロビン)値を換算する場合は3倍にする。(HbA1c 6.5% であれば GA≒6.5 X 3=19.5≒20 %)
- アルブミンの半減期は約17日程度であるので、グリコアルブミンは直近2週間(〜1ヶ月)の血糖の状態を反映する[2][3]。
- タンパクに異常を来たす疾患を合併したときには、測定値に影響をおよぼす事がある。その場合はHbA1cや1,5-AGなどを疾患(糖尿病)のコントロール指標とする。
関連項目
|
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
- ^ 「B 糖尿病に関する指標」『2010糖尿病治療ガイド』p9、日本糖尿病学会編、文光堂、2010年
- ^ “短期の血糖コントロール状態がわかるグリコアルブミン検査” (2008年5月21日). 2014年11月15日閲覧。
- ^ “グリコアルブミン(GA)とは?”. 2014年11月15日閲覧。
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 糖尿病透析患者におけるグリコアルブミンを用いた糖尿病コントロール状態の評価とアログリプチンの臨床効果についての検討
- 病態・代謝異常・合併症 持続血糖測定(CGM)でみた日本人糖尿病透析患者の血糖動態
- 症例報告 劇症1型糖尿病発症時のHbA1cが異常低値であることを契機に異常ヘモグロビン(Hb J-Lome)の合併が判明した1例
Related Links
- 2009年3月10日 ... 献血時のグリコアルブミン検査がスタート. ... 日本赤十字社は3月15日から、献血時の 生化学検査の項目にグリコアルブミン値を追加する。献血時に行う検査 ... グリコ アルブミン検査は後者の検査の一環として無料で協力者全員に実施する。
- 糖尿病に関する全般的な情報を提供するサイト。糖尿病の基礎知識、食事療法・運動 療法、合併症の予防や血糖自己測定などについての情報、生活情報まで提供。医療 関係者には最新の医療ニュース、学会やセミナーなどの開催案内など.
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- blood sugar BS
- 同
- 血中グルコース blood glucose、血漿グルコース plasma glucose
- 関
- 糖血症、血中ブドウ糖、糖尿病
- 絶食時:80-100mg/dL (4.4-5.6mM)
- 食後 :150-160mg/dL (8.3-8.9mM)
血糖の指標
[★]
[★]
グリコアルブミン。糖化アルブミン
[★]
グリコアルブミン GA
[★]
- 英
- albumin (Z), Alb ALB
- 関
- グロブリン、フィブリノーゲン、血清タンパク分画、アルブミン/グロブリン比, A/G
- (臨床検査)血清アルブミン、(輸血製剤)アルブミン製剤
概念
- 最も多い血漿タンパク質
- 69kDa
- pI=4.9なので、生体内では負に帯電。
- 半減期:15-20日
基準値
- 4.9-5.1g/dl(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.12)
- HIM.Appendix
- Female : 4.1–5.3 g/dL
- Male : 4.0–5.0 g/L
QB
産生
- 組織:肝臓(hepatocyte)(15g/day)
- 調節:炎症性サイトカインの存在下で産生が抑制される
機能
- PT.234
薬理学
- albumin is a major carrier ofr acidic drugs (GOO.7)
- basic drug→α1-acid glycoprotein
臨床関連
[★]
- 英
- core
- 関
- 核心、芯、母核、ヌクレオカプシド
[★]
- 英
- glyco、glycated
- 関
- 糖、糖化