- 英
- plasma protein
- 同
- 血漿蛋白質、血漿蛋白
- 関
- 総蛋白
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/16 11:46:26」(JST)
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血漿タンパク質(けっしょうタンパクしつ)とは、血漿の約7%を占めるタンパク質のことである。血漿タンパク質はアルブミン、グロブリン、フィブリノゲンの3種類に大別される。この項では血漿タンパク質の重要な役割について述べる。
目次
- 1 膠質浸透圧
- 2 抗体としての役割
- 3 血液凝固
- 4 参考文献
膠質浸透圧
血漿タンパク質は毛細血管壁を透過しないため、膠質浸透圧(膠質はねばりのある性質のこと)を発生し、毛細血管領域における水の濾過量の決定要因として重要である。浸透圧の高いほうへ水が移動するからである。膠質浸透圧の発生には、アルブミンが最も重要である。
抗体としての役割
詳細は「抗体」を参照
グロブリンのうち、γ(ガンマ)グロブリンとよばれる分画は、免疫グロブリン(めんえき-、immunoglobulin)ともよばれ、リンパ球によって産生される抗体である。免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類がある。
血液凝固
詳細は「凝固・線溶系」を参照
血管が損傷して血液が流出すると、出血を止めるべく血管と血液に変化が生じる。 第1段階では、血小板が凝集して血小板血栓が形成され、一時的な止血を行う。つづく第2段階でフィブリノゲンがフィブリンに変化し、血小板血栓を包み込んで補強する。
参考文献
- 『系統看護学講座 専門基礎(1) 解剖生理学 人体の構造と機能[1]』 医学書院
- 和田攻・南裕子・小峰博 『看護大事典』 医学書院
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- 日本薬理学雑誌 136(4), 233-241, 2010
- … ,グルコース濃度依存的にインスリン分泌を亢進させ,効果的に血糖値を降下させる.しかしながら,GLP-1はDPP-4により速やかに分解されるため,消失半減期が非常に短い.それに対してリラグルチドは血漿タンパク質結合率が高く,注射部位からの吸収が緩徐で,DPP-4による代謝に対し安定であるため,長時間作用型の薬物動態および薬力学的作用プロファイルを示し,1日1回投与に適した薬剤といえる.リラグルチド …
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- 日本薬理学雑誌 136(3), 165-174, 2010
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- albumin (Z), Alb ALB
- 関
- グロブリン、フィブリノーゲン、血清タンパク分画、アルブミン/グロブリン比, A/G
- (臨床検査)血清アルブミン、(輸血製剤)アルブミン製剤
概念
- 最も多い血漿タンパク質
- 69kDa
- pI=4.9なので、生体内では負に帯電。
- 半減期:15-20日
基準値
- 4.9-5.1g/dl(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.12)
- HIM.Appendix
- Female : 4.1–5.3 g/dL
- Male : 4.0–5.0 g/L
QB
産生
- 組織:肝臓(hepatocyte)(15g/day)
- 調節:炎症性サイトカインの存在下で産生が抑制される
機能
- PT.234
薬理学
- albumin is a major carrier ofr acidic drugs (GOO.7)
- basic drug→α1-acid glycoprotein
臨床関連
[★]
- 英
- serum protein
- 関
- 血液タンパク質、血清蛋白、血漿タンパク質、血清蛋白質
[★]
- 英
- hemoprotein、blood protein
- 関
- 血漿タンパク質、血清タンパク質
[★]
- 英
- hyperproteinemia
- 関
- 血漿タンパク質
[★]
- 英
- stable plasma protein solution
- 関
- 安定血漿蛋白溶液
[★]
- 英
- plasma protein fraction
- 関
- 血漿蛋白質分画
[★]
- 英
- pregnancy-associated plasma protein-A、PAPP-A
[★]
- 日
- 血漿
- 英
- plasma (HIS,SP), plasm (Z,PT), blood plasma
- 関
- 血液、血清、新鮮凍結血漿
- 血液の約55%を占める
- 血液から血球を除去したもの
- 血球(赤血球、白血球、血小板)
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