- 英
- glycation、saccharification、glycated、saccharify
- 関
- グリケーション、グリコ
WordNet
- convert into a simple soluble fermentable sugar by hydrolyzing a sugar derivative or complex carbohydrate
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/19 19:40:36」(JST)
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糖化(とうか)とは、植物がエネルギーを貯蔵する目的で作り出したデンプン等の多糖類が分解されて、エネルギーとして活用可能な少糖類・単糖類になる化学反応のこと。生体内で起こるほか、酒造の発酵や製糖の過程で観察される。化学的には多糖類のグリコシド結合を加水分解することである。酵素による方法と、酸による方法がある。
- 体の老化現象と密接な関係にあり、アンチエイジングの観点から、近年注目を集めている、糖がタンパク質や脂質と結合する『糖化』と呼ばれる現象については、糖化反応やメイラード反応を参照のこと。
目次
- 1 酵素による方法
- 1.1 麹による方法
- 1.2 麦芽による方法
- 1.3 その他の方法
- 2 酸による方法
酵素による方法
多糖類はアミラーゼ(広義)によって分解される。アミラーゼの供給源としては、麹・麦芽などが用いられる。
麹による方法
Aspergillus oryzae (コウジカビ)等の麹菌を、蒸した白米等の培地に植えて繁殖させたものが麹である。麹菌として国によってはクモノスカビ、ケカビ等も用いられる。アミラーゼ(α-アミラーゼやグルコアミラーゼ)を分泌するので、それを利用する。麹を原料(蒸米など)に混ぜることで糖化が行われる。
日本酒、焼酎、甘酒等の製造に使われる。
麦芽による方法
麦の種子は発芽時に、貯蔵したデンプンを利用するためにアミラーゼ等の加水分解酵素を合成する。ある程度発芽した段階で、乾燥・焙焦により生育を止め、粉砕して、麦芽中の酵素を利用する。粉砕した麦芽を原料(麦など)と混ぜ加熱することで糖化が行われる。
同じ原理で発芽玄米が使われたこともあった。
ビール、ウイスキーなどのスピリッツ類、水飴の一部に使われる。
その他の方法
大根や唾液などもアミラーゼが含まれるので、実験として水飴などが作られることがある。前者は臭い、後者は衛生面の問題があるので、流通には適さない。
酸による方法
酸糖化法
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Japanese Journal
- 初期投入粒径の低減によるリング媒体利用粉砕の省エネルギー化の検討
- 秋田県立大学ウェブジャーナルB(研究成果部門) = Akita prefectural University Web Journal B(Results of research) 4, 7-11, 2017-09-30
- NAID 120006354875
- 臨床病理 = The official journal of Japanese Society of Laboratory Medicine : 日本臨床検査医学会誌 65(9), 971-977, 2017-09
- NAID 40021335554
- 燃料用エタノール生産等を目的としたセルロース系バイオマスの高効率的な糖化に向けた酵素利用技術への貢献
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- 1g中 日本薬局方 ジアスターゼ 1gを含有する。
- (1g当たり440でんぷん糖化力単位以上を含む。)
禁忌
効能または効果
- 主として炭水化物の消化異常症状の改善
- ジアスターゼとして,通常成人1回0.3〜0.5gを1日3回食後に経口投与する。なお,年齢,症状により適宜増減する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
性状
- 主として麦芽から製したもので,でんぷん消化力がある酵素剤である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- Maillard reaction
- 同
- メイラード反応、Maillard反応、グリケーション glycation、糖化、糖化反応
[★]
- 英
- glycation、Maillard reaction
- 関
- 糖化、メイラード反応、マイヤール反応、Maillard反応
-glycation
[★]
グリケーション、糖化
- 関
- glycated、Maillard reaction、saccharification、saccharify
[★]
- 関
- glycated、glycation、saccharify
[★]
- 英
- glyco、glycated
- 関
- 糖、糖化
[★]
- 英
- advanced glycation end product、advanced glycosylation end product
- 関
- 最終糖化反応物、終末糖化産物
[★]
- 英
- receptor for advanced glycation end products、RAGE
- 関
- 終末糖化産物レセプター
[★]
- 英
- receptor for advanced glycation end products
- 関
- 終末糖化産物受容体