- 英
- ferric citrate
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 人見 英里,三浦 裕美子,三原 香奈,大西 志麻,原 直子,中野 昌俊
- 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 52(12), 594-598, 2005-12-15
- … クッキーの保存試験では, コントロールクッキーに比べ, 塩化第一鉄, 酵素処理ヘム鉄, クエン酸第二鉄, クエン酸鉄アンモニウムを添加した場合に, 著しく脂質過酸化が促進されたが, さらにルイボスティー熱水抽出物を添加することにより, 酵素処理ヘム鉄以外で, 脂質過酸化を抑制することができた. …
- NAID 130000052745
- MRI用経口消化管造影剤の開発のための基礎研究:クエン酸第二鉄アンモニウムによる緩和効果
Related Links
- 化学物質DBリンク集 ☆★. クエン酸第二鉄. CAS RN "3522-50-7". 物質名; クエン酸 第二鉄; クエン酸鉄(Ⅲ); Iron (Ⅲ) citrate. *個々の物質名をクリックするとGoogle で検索します。 その他の検索⇒. Google. カスタム検索. [MyListライト記録] [ML] ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リオナ錠250mg
組成
有効成分(1錠中)
- クエン酸第二鉄水和物を無水物として(クエン酸第二鉄として)250mg含有
添加物
- セルロース,ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトコポリマー,ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体,ヒドロキシプロピルセルロース,クロスポビドン,ステアリン酸Ca,ヒプロメロース,酸化チタン,タルク,ポリエチレングリコール
禁忌
効能または効果
- 通常,成人には,クエン酸第二鉄として1回500mgを開始用量とし,1日3回食直後に経口投与する。以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日6,000mgとする。
- ・本剤投与開始時又は用量変更時には,1〜2週間後に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい。
- ・増量を行う場合は,増量幅をクエン酸第二鉄として1日あたりの用量で1,500mgまでとし,1週間以上の間隔をあけて行うこと。
慎重投与
- 消化性潰瘍,炎症性腸疾患等の胃腸疾患のある患者[病態を悪化させるおそれがある。]
- ヘモクロマトーシス等の鉄過剰である患者[病態を悪化させるおそれがある。]
- C型慢性肝炎等の肝炎患者[病態を悪化させるおそれがある。]
- 血清フェリチン等から鉄過剰が疑われる患者[鉄過剰症を引き起こすおそれがある。]
- 他の鉄含有製剤投与中の患者[鉄過剰症を引き起こすおそれがある。]
- 発作性夜間血色素尿症の患者[溶血を誘発し病態を悪化させるおそれがある。]
薬効薬理
作用・効果
血清リン濃度,カルシウム×リン積及び血清PTH濃度の低下作用14)
- アデニン誘発腎不全ラットにおいて,クエン酸第二鉄水和物の混餌投与(1%又は3%)により,血清リン濃度,カルシウム×リン積及び血清PTH濃度の低下作用が認められた。
異所性石灰化,二次性副甲状腺機能亢進症及び腎性骨異栄養症の進展抑制作用14)
- アデニン誘発腎不全ラットにおいて,クエン酸第二鉄水和物の混餌投与(1%又は3%)により,腎臓及び大動脈におけるカルシウム沈着量が減少し,大動脈における石灰化(鉱質沈着)の抑制,副甲状腺過形成の抑制,並びに骨組織の多孔,線維化及び類骨形成の抑制が認められた。
作用機序14)
- クエン酸第二鉄水和物は,消化管内でリン酸と結合して消化管からのリン吸収を抑制することにより,血清リン濃度低下作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クエン酸第二鉄水和物
Ferric Citrate Hydrate
化学名
- クエン酸鉄(III)水和物
Iron(III)citrate hydrate
分子式
性 状
- 微褐色〜褐色の粉末。塩酸に溶けやすく,水に極めて溶けにくく,エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
クエン酸第二鉄水和物
- 関
- クエン酸第二鉄
[★]
- 商
- クエン酸第二鉄(59Fe)
[★]
- 英
- iron Fe
- 同
- scissors
- 関
- ヘモグロビン、赤血球、血清鉄、iron salts
概念
- ヘモグロビン、ミオグロビン、およびペルオキシダーゼなどの正常な働きのために必須の元素である。ヒトは一日10-15mgの鉄を摂取しており、そのうちわずか1mgが小腸で吸収される。主に十二指腸でFe2+の形で吸収されるので、胃酸、ビタミンC、クエン酸などによりFe3+→Fe2+になっていると吸収の効率が高まる。生体内には4gの鉄が存在しており、その2/3がヘム鉄(2.5g)(ほぼヘモグロビン鉄、一部ミオグロビン鉄)で存在し、残りのほとんど(1g)は貯蔵鉄(網内系の中。フェリチン・ヘモジデリンとして)として組織に貯蔵される。鉄は受動的に1mgが主に消化管から失われ、その他皮膚、尿路からも失われる。
基準値
- →血清鉄
鉄の体内分布(SP.499)
鉄の収支 (SPC.280)
- 糞、汗、脱落皮膚:1mg/day
- 月経中の女性:30mg/月経期間中
- 妊娠中:500mg/満期まで
- 月経中の女性:1.4mg/day
- 妊娠中:5-6mg/day
- 男性:0.5-1.0mg/day
-
- うち0.9mg程度しか吸収されない
鉄の吸収 (詳しくは図:SP.500)
- 十二指腸で良く吸収される。 (吸収部位:十二指腸、空腸上部(LAB.579))
- Fe2+は水溶性、Fe3+は難溶性なので、Fe2+であるほうが吸収されやすい。また、ヘム鉄、アミノ酸鉄などキレート状の鉄は吸収が容易である(SP.499)
- 鉄は摂取量の10%しか吸収されない。腸上皮中ではフェリチンと結合して存在するが、フェリチンが飽和するとそれ以上取り込まない。腸上皮のフェリチンは血清中のトランスフェリンに鉄を渡すが、トランスフェリンが飽和するとそれ以上鉄を渡せなくなる。鉄が飽和した状態の腸上皮はやがて脱落する。これで、必要以上の鉄が吸収されないように厳密に制御されている(←過剰の鉄は生体内でフリーラジカルを産生する反応を触媒するので危険)。ビタミンCは鉄の吸収を促進し、肉に含まれるヘム鉄は食物中の無機鉄より効率よく吸収される。またアルコールやフルクトースは鉄の吸収を促進するが、カルシウムは鉄の吸収を阻害する。(HBC.486)
QB.A-366
- 鉄の吸収には胃酸の分泌、十二指腸からの吸収が必要。胃全摘が施行された場合には、胃酸の分泌減少と、Billroth II法が施行された場合には食物が十二指腸を通過せず鉄の吸収が障害される。
治療薬
臨床関連
[★]
- 英
- secondary、second、secondly
- 関
- 続発性、第二級、第二次、二級、二次、二次的、秒間、二次性、秒、続発
[★]
- 英
- ferric
- 関
- 三価鉄、鉄三価