アデノシン三リン酸
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- めまい及び随伴症状に対するカリジノゲナーゼとアデノシン三リン酸二ナトリウムの治療効果比較
- 池園 哲郎,清 千鶴子,酒主 敦子,小泉 康雄,新藤 晋,八木 聰明
- Equilibrium research 69(1), 16-26, 2010-02-01
- Peripheral vertigo is often accompanied by other symptoms such as neck/shoulder stiffness and headache. To achieve higher patient satisfaction, treatment of the accompanying symptoms is also required …
- NAID 10026088594
- ステントグラフト内挿術におけるアデノシン三リン酸二ナトリウム(ATP)静注による一時的心停止法の有用性
- 石川 和徳,星野 俊一,岩谷 文夫,猪狩 次雄,緑川 博文,小野 隆志,小川 智弘,安藤 精一,佐藤 晃一,高橋 皇基,三澤 幸辰,渡辺 俊樹,佐戸川 弘之,佐藤 一也
- 日本外科学会雑誌 99(12), 871, 1999-12-01
- NAID 110003936972
- 緑川 博文,星野 俊一,岩谷 文夫,猪狩 次雄,佐戸川 弘之,小野 隆志,高瀬 信弥,小川 智弘,佐藤 晃一,石川 和徳
- 日本血管外科学会雑誌 = The Japanese journal of vascular surgery : official journal of the Japanese Society for Vascular Surgery 8(1), 37-44, 1999-02-20
- NAID 10013190637
Related Links
- アデノシン三リン酸二ナトリウムについての基本情報. アデノシン三リン酸二ナトリウムの 効能・作用……効能は『頭部外傷後遺症による頭痛(頭重感)・メニエール病・内耳障害 のめまい・慢性胃炎・心不全・眼精疲労など』です。アデノシン三リン酸二ナトリウムは ...
- 成分(一般名), :, アデノシン三リン酸二ナトリウム. 製品例, :, アデホスコーワ腸溶錠20 ~60、アデホスコーワ顆粒、ATP錠、トリノシンG ・・その他(ジェネリック) & 薬価. 区分, :, 他の代謝性医薬/アデノシン剤/代謝賦活剤 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
トリノシン顆粒10%
組成
成分・含量(1g中)
添加物
- 結晶セルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルスターチ、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、クエン酸トリエチル、ラウリル硫酸ナトリウム、タルク、サラシミツロウ
効能または効果
- ○下記疾患に伴う諸症状の改善
頭部外傷後遺症
- ○心不全
- ○調節性眼精疲労における調節機能の安定化
- ○消化管機能低下のみられる慢性胃炎
- ○メニエール病及び内耳障害に基づくめまい
- アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回40〜60mgを1日3回経口投与する。
メニエール病及び内耳障害に基づくめまいに用いる場合には、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回100mgを1日3回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
薬効薬理
- アデノシン三リン酸(ATP)は生体組織内における高エネルギー源として、筋肉の収縮機構に関与するなど重要な生理作用を営むとともに次のような薬理作用が認められている。
- ○ネコを用いた試験では脳血管拡張作用が認められ、ヒヒを用いた試験では脳血流量の増加作用及び脳組織の酸素消費量の増加作用が認められている。2)
- ○イヌを用いた試験では冠血管及び末梢血管を拡張させ、冠血流量と心拍出量を増加させる作用が認められている。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物(Adenosine Triphosphate Disodium Hydrate)
化学名
- Adenosine 5'-(disodium triphosphate)trihydrate
分子式
分子量
性状
- アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、わずかに酸味がある。水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- adenosine triphosphate ATP
- 同
- アデノシン5'-三リン酸 adenosine 5'-triphosphate
- 化
- アデノシン三リン酸二ナトリウム adenosine triphosphate disodium ATP-2Na
- 商
- アデタイド、アデホス、トリノシン、ATP注、ATP腸容、アデシノンP、アデノP
- 関
- アデノシン、ADP
[show details]
禁忌
- 脳出血直後の患者〔脳血管拡張により、再出血するおそれがある。〕
効能又は効果
- アデホス-Lコーワ注10mg/アデホス-Lコーワ注20mg/アデホス-Lコーワ注40mg
- 頭部外傷後遺症
- 心不全
- 筋ジストロフィー症及びその類縁疾患
- 急性灰白髄炎
- 脳性小児麻痺(弛緩型)
- 進行性脊髄性筋萎縮症及びその類似疾患
- 調節性眼精疲労における調節機能の安定化
- 耳鳴・難聴
- 消化管機能低下のみられる慢性胃炎
- 慢性肝疾患における肝機能の改善
保険適応外使用
添付文書
- アデホス-Lコーワ注10mg/アデホス-Lコーワ注20mg/アデホス-Lコーワ注40mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3992400A1123_1_06/3992400A1123_1_06?view=body
[★]
アデノシン三リン酸。アデノシン三リン酸二ナトリウム
[★]
アデノシン三リン酸。アデノシン三リン酸二ナトリウム
[★]
- 英
- adenosine
- 同
- 6-アミノ-9-β-D-リボフラノシル-9H-プリン, Ado
- 商
- Adenocard
- 関
- プリンヌクレオチド
神経伝達物質
代謝産物
- 運動により筋肉より乳酸、二酸化炭素と共に放出され、筋血管の拡張を引き起こす
薬理
概念
- 海外では上室性頻拍の薬物治療として用いられる。日本ではATPが用いられる。(用量:ATP 10mg⇔アデノシン6mg (改訂3版 救急蘇生法の指針 2005 医療従事者用))
構造
作用機序
- アデノシンを結合するGタンパク質共役型受容体に結合→心房、洞房、房室結節でアセチルコリン感受性のK電流を増加→膜の過分極→活動電位持続時間を短縮。
- Ca電流を減らす
薬理作用
心血管における作用
SP.590
適応
- 上室性不整脈 (GOO.917)
- first drug for most forms of stable narrow-complex SVT. Effective to reentry involving AV node or sinus node. AF, AFL, VTは適応外。(Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
用法
- ACLS:アデノシン6mgを急速静注(1-3秒)、次いで生食を20ml入れる。その後、注射した肢を挙上。必要があれば2回目の投与は12mgを1-2分かけて静注。(Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
- PALS:1回目 0.1mg/kgを急速静注/骨髄内投与(max 6mg) 2回目 0.2mg/kgをを急速静注/骨髄内投与(max 12mg)
禁忌
- 薬剤誘発性の頻拍、二度房室ブロック、三度房室ブロック(Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
注意
- Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
- テオフィリン・カフェインを摂取・投与されている場合、効果が低下する。
- ジピリダモール、カルバマゼピン、心臓移植、あるいは中心静脈ルートが確保されている患者では投与量を3mgとする。
副作用
- Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
妊婦
- Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.165)
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類