- 英
- activated charcoal、active carbon
- 関
- 木炭
概念
- 炭化水素化合物を焼成して調製した炭素末
- 炭化水素の網目構造に物質を吸着できる ← 炭化水素という物性からしてイオン性、大分子(蛋白と結合した
物質)、水溶性の物質は吸着しづらい、と思われる。
活性炭の吸着に関与する要素
- くり返し投与が有効なのは脂溶性、非イオン性、分布容量 Vdが小さい、蛋白結合率が低い
- 腸管循環する物質、腸溶剤、徐放剤
吸着できる物質
SQ.480
吸着できない物質
- 参考1
- アルカン、アルケン、ハロゲン化アルキル、芳香族炭化水素、アルコール、アセトン、エタノール、エチレングリコール、イソプロパノール、メタノール、
参考
- 1. [charged] Decontamination of poisoned adults - uptodate [1]
- 2. 活性炭 - wiki ja
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/15 12:42:13」(JST)
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活性炭(かっせいたん、英語 Activated carbon)とは、特定の物質を選択的に分離、除去、精製するなどの目的で吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質である。
目次
- 1 概要
- 2 種類
- 3 用途
- 4 生産
- 5 関連項目
- 6 脚注
概要[編集]
活性炭は、大部分の炭素の他、酸素、水素、カルシウムなどからなる多孔質の物質であり、その微細な穴(細孔)に多くの物質を吸着させる性質がある。表面が非極性の性質を持つため、水のような分子量の小さい極性分子は吸着しにくく、粒状の有機物を選択的に吸着しやすい。気相の処理にもよく用いるが、先述の通り分子量の小さい物質は吸着しない。その性質を利用して、脱臭、水質浄化、有害物質の吸着等に用いられる。
また、材料、製法、用途によって、繊維状、ハニカム状、円柱状、破砕状、粒状、粉末状など、多彩な形状に加工される。 炭の類は、一般に表面積が大きいものほど吸着性能は良いと言えるが、細孔の大小によって得意とする吸着物質が変化する。 例えば不快なにおいの代表格であるアンモニアは、活性炭のような高温焼成された炭とは相性が悪い。 いくら表面積が大きくとも吸着物質の総量は活性炭の体積を超える事はない。
吸着性能は、試薬のメチレンブルーを吸着する能力で測定することが多い。
種類[編集]
原材料[編集]
原材料としてはマツなどの木・竹・椰子殻・胡桃殻などの植物質のもののほか、石炭質、石油質などの原材料が用いられる。また、特殊なものでは獣骨や血液といった動物性の原料を用いるものもある。 沖縄で生産されるサトウキビから糖類を搾り取った搾りかす(バガス)からも、生産する試みが行われている。
活性化の方法[編集]
活性化(賦活ともいう)の方法は水蒸気や二酸化炭素、空気などのガスを使う高温炭化法(800 - 950℃)が一般的で、これらを物理法という。
他に塩化亜鉛などの化学薬品を使って処理した上で加熱し、多孔質にする方法もあり、化学法という。
用途[編集]
川の浄化のために活性炭入りの袋が川底に置かれている(大栗川)
液相処理[編集]
気相処理[編集]
- 脱臭剤
- 空気清浄機
- タバコのフィルター
- ガスマスクの吸収缶
- カイロ
なお、外観や成分は似ているが、用途が異なる点から、燃料としての木炭とは区別される。
生産[編集]
活性炭の2008年度日本国内生産量は 71,532 t、工業消費量は 3,537 t である[1]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
炭素の同素体 |
|
sp3型 |
ダイヤモンド(立方晶) - ロンズデーライト(六方晶ダイヤモンド)
|
|
sp2型 |
グラファイト - グラフェン - フラーレン類(バックミンスターフラーレン - カーボンナノチューブ - カーボンナノホーン - カーボンナノバッド) - ガラス状炭素
|
|
sp型 |
直鎖アセチレン性炭素
|
|
sp3/sp2混合型 |
無定形炭素 - カーボンナノフォーム
|
|
その他 |
C1 - C2 - C3 - C8
|
|
仮説上 |
チャオ石 - C3 - C6 - 金属炭素
|
|
関連物質 |
活性炭 - カーボンブラック - 木炭 - 炭素繊維 - ダイヤモンド・ナノロッド凝集体
|
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P33 未燃炭素含有石炭灰からの活性炭/ゼオライト複合体の合成と吸着特性(ポスター発表,一般講演)
- Wheeler-Jonas 式を利用した Wood のモデルによる吸湿活性炭層の有機ガス破過時間の推算
- 活性炭を添加した酸素発生資材コーティング種子の出芽・苗立ち
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- 大阪市北区。活性炭および応用製品の製造。企業・財務情報、事業紹介。
- A.活性炭とは 活性炭とは、石炭や、ヤシ穀などの炭素物質を原料として高温でガスや薬品と反応させて作られる微細孔(直径10~200Å)(注:10Å=1nm) を持つ炭素(図1)です。 この微細孔は、炭素内部に網目状に構成されて ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- charcoal、char
- 関
- 活性炭、チャー、黒焦げにする
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- 関
- activated charcoal
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- 英
- charcoal yeast extract agar medium
- 関
- CYE寒天培地
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- 英
- activity
- 関
- 活性度、活動性、活量、活動