図：N.119,128

由来

舌咽神経-下神経節-鼓室神経-小錐体神経-耳神経節-耳介側頭神経-耳下腺

支配

副交感性線維による耳下腺の支配

走行(N.8,9,42 KH.333 KL.651)

小錐体神経は、小錐体神経溝を前内側に進み、卵円孔から三叉神経の下顎枝と共に側頭下窩に出てすぐに耳神経節に入る。

枝

-lesser petrosal nerve

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1. Acute otitis media in adults
2. 小児における急性乳様突起炎：臨床的特徴および診断 acute mastoiditis in children clinical features and diagnosis
3. 小児における耳漏（耳だれ）の評価 evaluation of otorrhea ear discharge in children
4. 小児における耳痛の評価 evaluation of earache in children
5. 小児における急性中耳炎：疫学、微生物学、臨床症状、および合併症 acute otitis media in children epidemiology microbiology clinical manifestations and complications

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関連記事	「錐体」「神経」

「唾液腺」

　　[★]

英: salivary gland (PT), salivary glands
ラ: glandulae salivariae
関: 口蓋腺。唾液

唾液を分泌する腺 (KL.595)
分泌量は 800-1000 ml/day (KL.595)
1. 小唾液腺 (KL.595)~

口腔粘膜下にある米粒ないし小豆大の小腺

口唇腺、頬腺、口蓋腺、舌腺

2. 大唾液腺 (KL.595)~

口腔粘膜から離れており、分泌物は太い導管によって口腔に送られる~

耳下腺、顎下腺、舌下腺

神経支配

交感神経　：T1-T3
副交感神経：

顔面神経：膝神経節→鼓索神経→(舌神経)→顎下神経節→舌下腺・顎下腺
舌咽神経：延髄唾液核→鼓室神経→小錐体神経→耳神経節→耳下腺

分泌される唾液

分泌速度

low flow rate：低張

high flow rate：等張

支配神経

交感神経　：高粘稠、蛋白質に富む
副交感神経：低粘稠、蛋白質に乏しい

臨床

唾液腺の腫脹

感染症

ウイルス性

ムンプスウイルスなど (→耳下腺)

細菌性
唾液腺管閉塞
唾液腺管拡張症
良性腫瘍・悪性腫瘍
サルコイドーシス
シェーグレン症候群

「耳介側頭神経」

　　[★]

英: auriculotemporal nerve (KH)
ラ: nervus auriculotemporalis

図：N.116(CN V)

由来

三叉神経(CN V)-下顎神経(CN V3)
舌咽神経-下神経節-鼓室神経-小錐体神経-耳神経節-耳介側頭神経-耳下腺

支配

側頭部の皮膚：(CN V3)
耳下腺：(CN VIIIの副交感神経線維)

走行

卵円孔から後方に走り、顎関節の後ろで上方に曲がって耳下腺を貫き、外耳道の前を浅側頭動脈・浅側頭静脈と伴行しつつ上行 (KL.646)
耳下腺を貫くところで、舌咽神経の副交感神経が耳下腺に分布する。

「鼓室神経」

　　[★]

英: tympanic nerve (B)
ラ: nervus tympanicus
同: ヤコブソン神経 jacobson神経 Jacobson nerve

由来

舌咽神経 → 下神経節 → 鼓室神経 → 小錐体神経 → 耳神経節 → 耳介側頭神経 → 耳下腺

支配

走行 (N.8,9 KH.333 KL.651)

舌咽神経から分岐し、頚動脈管の後部にある鼓室神経小管に入る。鼓室の岬角で鼓室神経叢を作り、粘膜に分布する。その後、鼓室神経は鼓室の壁を貫いて内頭蓋底に達して小錐体神経となる。

枝

「唾液核」

　　[★]

英: salivatory nucleus
ラ: nucleus salivatorius
関: 唾液、顔面神経、舌咽神経

延髄網様体吻側部に散在する境界不鮮明な細胞集団。唾液や涙腺を支配する副交感神経の節前線維を出す。

唾液核

上唾液核：顔面神経核の背側　→　中間神経　→　顎下腺・舌下腺(鼓索を経由)、涙腺(大錐体神経を経由)
下唾液核：舌咽神経　→　鼓室神経　→　小錐体神経　→　耳下腺

「小錐体神経管裂孔」

　　[★]

英: hiatus for lesser petrosal nerve, hiatus of canal for lesser petrosal nerve
ラ: hiatus canalis nervi petrosi minoris

「小錐体神経溝」

　　[★]

英: groove for lesser petrosal nerve
ラ: sulcus nervi petrosi minoris
関: 小錐体神経

「錐体」

　　[★]

側頭骨の錐体

英: pyramid (KH)
ラ: pyramis

側頭骨岩様部から乳様突起を除いた部分

延髄の錐体、延髄錐体

英: pyramis

図：N.108
錐体の高まりの下層に縦走する白い神経線維の束が存在し、これが錐体束である。
延髄の前正中裂と前外側溝に挟まれた高まり

Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

網膜の錐体

英: cone, cone cell, retinal cone
ラ: conus
同: 錐状体
関: 網膜、桿状体桿体杆体

「神経」

　　[★]

英: nerve
ラ: nervus
関: ニューロン

解剖で分類

中枢神経 central nervous systen CNS
末梢神経 peripheral nervous system PNS

情報で分類

感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve

機能で分類

体性神経 somatic nervous system SNS
自律神経 autonomic nervous system ANS

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