右冠状動脈
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Japanese Journal
- 兄弟発症した非Williams症候群の大動脈弁上狭窄に対するModified Simple Sliding Aortoplastyによる修復
- 本橋 宜和,根本 慎太郎,打田 裕明,小澤 英樹,勝間田 敬弘,尾崎 智康,岸 勘太,片山 博視,内山 敬達,吉村 健
- Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 30(2), 192-197, 2014
- … よる修復を施行した.手術時年齢は兄13歳,弟11歳.ともにST接合部で大動脈径は最小となり,同部から上行大動脈に広がる著しい壁肥厚を認めた.心停止下に上行大動脈を最大狭窄部直上で離断すると,左右冠動脈の開口部が肥厚STJと左右冠尖間の交連に近接していたため,無冠尖Valsalva洞方向のみの切開による拡大を選択した.人工物の使用を避けるために,上行大動脈を遠位断端から小彎側を垂直切開することで遠 …
- NAID 130003398256
- ノルエピネフリンによる血圧サポートが必要となった PCI症例の検討
- 古木 優帆,重城 健太郎,関口 治樹,鈴木 ゆき,齊藤 克己,天野 宏,河合 靖,竹内 靖夫
- Journal of the Japanese Coronary Association 20(1), 1-6, 2014
- … ,治療中にノルエピネフリンによる血圧サポートが必要となった症例を抽出し,不要であった症例と比較することでリスク因子の検討を行った.その結果,年齢,高LDLコレステロール血症,急性冠症候群,右冠動脈治療時および血管径などの予測因子が得られた.また,ノルエピネフリン使用例の79%が複数回投与を要したという結果に基づき,ノルエピネフリンの単回使用後にシリンジポンプを用いて持続投与が開始可 …
- NAID 130003379681
- 症例報告 右冠動脈房室結節枝末梢の閉塞で完全房室ブロックが遷延した1症例
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- 心臓を取り囲むようにして冠状に走っており、主に右冠動脈(Right coronary artery; RCA)、左冠動脈前下行枝(Left anterior descending coronary artery; LAD)、左 冠動脈回旋枝(Left circumflex coronary artery; LCX)であり、特にLADとLCXに 分かれる前の ...
- 冠動脈の解説. 【冠動脈(冠状動脈)】 冠動脈は心臓の筋肉に酸素と栄養を与える動脈 です。心臓をぐるりと取り囲むように走っています。左冠動脈と右冠動脈があります。左 冠動脈が 左前下行枝と左回旋枝に分岐するまでを左冠動脈主幹部:LMT(left main ...
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- 次の文を読み、78~80の問いに答えよ。
- 59歳の男性。激しい前胸部痛と息苦しさのために救急車で搬入された。
- 現病歴:3日前から5分程度のジョギングで前胸部の絞扼感と息苦しさとを自覚していたが、10分程度の休息で症状は消失していた。本日午前6時30分に胸痛と息苦しさが出現し、1時間以上持続するため救急車を要請した。
- 既往歴:5年前から高血圧症で降圧薬を服用している。
- 現症:意識はやや混濁しているが呼びかけには応じる。身長 176cm、体重 82kg。体温 36.6℃。心拍数 114/分、不整。血圧 90/46mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 89%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。冷汗を認め、四肢末梢に冷感を認める。心雑音を認めないが、Ⅲ音を聴取する。呼吸音は両側の胸部にcracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 520万、Hb 16.3g/dL、Ht 51%、白血球 15,800、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、AST 14U/L、ALT 18U/L、CK 420U/L(基準 30~140)、クレアチニン 1.8mg/dL。心エコー検査で左室拡張末期径は 51mm、壁運動は基部から全周性に低下しており、左室駆出率は 14%であった。心電図(別冊No. 9)を別に示す。
- 救急外来で気管挿管を行った後、冠動脈造影を行う方針とした。カテーテル室に移動して、まず大動脈内バルーンパンピング(IABP)を留置した。
- 緊急で行った冠動脈造影像(別冊No. 10)を別に示す。
- 冠動脈の責任病変はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F078]←[国試_112]→[112F080]
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- 52歳の男性。歩行時の胸痛を主訴に来院した。
- 現病歴:1週間前から階段を昇ったときに前胸部痛を感じていた。前胸部痛は下顎にも放散し、安静にすると1分程度で消失していた。4日前から平地歩行でも胸痛が出現。今朝からは安静時にも2~3分続く症状が出現するようになったため、家族に付き添われて来院した。
- 既往歴:3年前から高血圧症で、カルシウム拮抗薬とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を内服中。生活歴:喫煙は15本/日を30年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脂質異常症。現症:身長 168cm、体重 88kg。脈拍 72/分、整。血圧 136/78mmHg。呼吸数 28/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・ 脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球 6,800、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.0g/dL、AST 25U/L、ALT 20U/L、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、総コレステロール 280mg/dL、トリグリセリド 150mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、CK 128U/L(基準 30~140)、尿酸 6.6mg/dL。心電図で洞調律、心拍数 84/分、整。V1、V2、V3、V4に軽度のST低下を認める。
- 冠動脈造影検査が施行された。冠動脈造影像(別冊No. 9)を別に示す。
- 矢印で示す血管はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C060]←[国試_113]→[113C062]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [099D042]←[国試_099]→[099D044]
[★]
- a 左回旋枝は側壁および後壁を灌流する。
- b 右冠動脈は前室間溝に沿って走行する。
- c 冠血流は収縮期よりも拡張期に多く流れる。
- d 左右の冠動脈はそれぞれValsalva洞から起始する。
- e 左冠動脈は主幹部から左前下行枝と左回旋枝に分かれる。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E004]←[国試_111]→[111E006]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099D035]←[国試_099]→[099D037]
[★]
- 英
- right coronary artery, RCA
- 同
- 右冠動脈
- 関
- 心臓、心臓の動脈
由来
走行
分布(M.94)
- 右心房
- 右心室の大部分
- 左心室の一部(横隔面)
- 心室中隔の一部(後1/3)
- 洞房結節(60%)
- 房室結節(80%)
名称
- 1 右冠状動脈
- 2 右冠状動脈
- 3 右冠状動脈
- 4
- 4AV:房室結節枝 (約90%の確率で存在(QB2009.C-334)) ⇔ #15AV 左回旋枝の枝
- 4PD:右後下行枝 後室間溝を心尖に向かう
臨床関連
- 右冠状動脈の狭窄・閉塞により房室結節への血流が減少し、完全房室ブロックを来すことがある。一時的体外式ペースメーカーの挿入が必要となることがある。
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右冠状動脈 右冠動脈 right coronary artery
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右冠状動脈 右冠動脈 RCA
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- 同
- 冠状動脈
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- 英
- artery (Z)
- ラ
- arteria
- 関
- 静脈