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Japanese Journal
- P1-18-17 経膣超音波断層法による子宮下部筋層の経時的変化の観察から切迫子宮破裂がどこまで診断できるか? : 既往帝王切開分娩症例における後方視的検討(Group37 妊娠・分娩・産褥の生理・前置胎盤1,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
- 分娩子宮破裂 (子宮疾患・子宮内膜症の臨床--基礎・臨床研究のアップデート) -- (妊娠・産褥期異常)
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- 子宮破裂がおこりそうになっている状態を切迫子宮破裂 (せっぱくしきゅうはれつ)といいますが、その部位を押すと強い痛みがみられます。この場合、陣痛を弱くする処置をしたり、早め に帝王切開を行ないます。 子宮破裂をおこ ...
- 子宮破裂前の切迫子宮破裂兆候としては過強陣痛発作、分娩進行の停止、収縮輪の上昇、子宮円靭帯の過緊張と過伸展などがありますが、これらの兆候がなく ...
- 切迫子宮破裂 破裂の程度により症状は様々となっているようです。外出血と腹腔内出血、顔面蒼白、下腹部の持続的な疼痛、胎児心拍異常、血圧低下、チアノーゼなどの症状が出現するのです。 子宮破裂前の切迫子宮破裂兆候 ...
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- 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
- 32歳の1回経産婦。妊娠30週に少量の性器出血と発熱とを主訴に来院した。
- 月経歴 : 初経14歳。周期は28日型、整。
- 妊娠・分娩歴 : 30歳時、妊娠32週で1,800gの男児を早産した。
- 現病歴 : 6か月前、無月経を主訴に受診し、双胎妊娠と診断された。この時の経膣超音波写真と妊娠22週妊婦健康診査時の経膣超音波検査による子宮頸管写真とを以下に示す。 その後も定期的に妊婦健康診査を受けており、胎児の発育は両児とも順調で、母体の以上を指摘されたこともない。妊娠29週で定期健康診査を受けたが、異常を指摘されなかった。昨夜から軽い不規則な子宮収縮を感じていたが放置していた。
- 現症:意識は清明。慎重158cm、体重60kg。体温38.1℃。呼吸数16/分。脈拍92/分、整。血圧120/80mmHg。顔貌正常。胸部に異常はない。下腿に浮腫はない。子宮低長30cm。Lepold触診で第1児は頭位、第2児は骨盤位。両児とも胎動は活発である。膣鏡診で少量の出血がみられる。内心で外子宮口は閉鎖している。この時の経膣超音波検査による子宮頸管写真を別にしめす。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球378万、Hb11.1g/dl、Ht33%、白血球18,000、血小板32万。CRP7.0mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [100C004]←[国試_100]→[100C006]
[★]
- 英
- uterus (Z), womb, metra
- 関
- 内性器
発生学的由来
解剖
支持構造
組織
子宮
子宮の大きさ
- 鶏卵大。(非妊娠時)逆位の前後にやや扁平な西洋梨状で長さ約7cm、幅約4cm、厚さ約2.5cm、重さ30~40g。
妊娠と子宮の大きさ、子宮底の高さ、恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
妊娠月数
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子宮の大きさ
|
子宮底の高さ
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恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
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第1月末
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鶏卵大
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第2月末
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鵞卵大
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第3月末
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手拳大
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第4月末
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小児頭大
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恥骨結合上2-3横指
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12cm
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(妊娠月数x3)
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第5月末
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成人頭大
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恥骨結合と臍との中央
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15cm
|
第6月末
|
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臍高
|
21cm
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(妊娠月数x3+3)
|
第7月末
|
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臍上2-3横指
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24cm
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第8月末
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剣状突起と臍との中央
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27cm
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第9月末
|
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剣状突起下2-3横指
|
30cm
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第10月末
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剣状突起と臍との中央
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33cm
|
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産褥0日分娩直後
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臍下3横指
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11cm
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産褥0日12時間後
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臍高(右に傾く)
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15cm
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産褥1-2日
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臍下1-2横指
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12cm
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産褥3日
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臍下3横指
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10cm
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産褥5日
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臍高と恥骨結合上縁との中間
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9cm
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産褥7日(産褥1週)
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手拳大
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恥骨結合上縁
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産褥10日
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腹壁から触れない
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(産褥6週)
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鶏卵大
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臨床関連
-
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- 英
- uterine rupture, spontaneous uterine rupture
- ラ
- ruptura uteri
分類
- 全子宮破裂:子宮壁全層が断裂して子宮腔と腹腔とが交通するもの。
- 不全子宮破裂:裂傷が子宮筋層のみにとどまり漿膜に及ばないものをいう。
原因
-
- 産科手術(鉗子分娩、過度の子宮内掻爬術)、陣痛促進剤の誤用、外傷
症候・身体所見
- 参考1
- 切迫子宮破裂:Bandl収縮輪の上昇、過強陣痛、激しい腹痛、不穏状態、胎児機能不全
- 完全子宮破裂:内出血と腹膜刺激症状によりショック症状。外診上、子宮と胎児を振れる
- 不全子宮破裂:広間膜内から広がる広範な血腫が形成される。
診断
- 参考1
完全子宮破裂は瘢痕子宮や過強靭痛などで診断が容易であるが、自然子宮破裂は診断が困難で、胎児分娩後に診断されることが多い。子宮収縮良好で外出血が少ないにもかかわらずショック症状が見られたら不全子宮破裂が疑われる。このため、超音波検査やCR,MRIを施行する。
治療
- 参考1
- 切迫子宮破裂:帝王切開による急速遂娩
- 完全子宮破裂:ショックに対して補液・輸液を行い、迅速に開腹手術を行う。子宮全摘、あるいは破裂部の縫合を行う。
- 不全子宮破裂:血腫除去手術
予後
- 参考1
参考
- 1. D.産科疾患の診断・治療・管理 10.異常分娩の管理と処置 - 日産婦誌60巻4号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6004-065.pdf
[★]
- 英
- rupture、explosion、rupture、explode、burst
- 関
- 群発、断裂、突発、破壊、バースト、爆発、突発波、破綻
[★]
- 英
- threaten、imminent
- 関
- 脅迫、脅かす