- 英
- vancomycin resistance
- 関
- バンコマイシン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- バンコマイシン耐性腸球菌(VRE) (特集 いま知っておきたい,感染症診療最新の動向) -- (最近話題の耐性菌 : 今どうなっているの?)
- バンコマイシン耐性腸球菌 (今月の特集 グローバル化時代の耐性菌感染症)
- 2010年から2012年に東京都内で流通した食肉におけるバンコマイシン耐性腸球菌の検出状況
- 日本食品微生物学会雑誌 = Japanese journal of food microbiology 33(2), 76-81, 2016
- NAID 40020895284
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- バンコマイシンはD-alanyl-D-alanineに特異的に結合して細胞壁(ペプチドグリカン)構成成分に構造変化を引き起こし、これが細胞壁の一部として取り込まれるのを阻害することにより、抗菌活性を示します。 ところが耐性を獲得した腸 ...
- 感染症の話トップページへ 2002年第16週号(2002年4月15日~4月21日)掲載 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、バンコマイシン(VCM :MRSAなどグラム陽性菌に有効な抗菌薬)に耐性を獲得した ...
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- 英
- vancomycin-resistant enterococcus vancomycin-resistant Enterococcus VRE
- 関
- バンコマイシン
- 腸球菌はヒト腸管や女性外陰部の常在菌であり、免疫が低下した宿主で心内膜炎、敗血症、複雑性尿路感染症、胆道感染などを引きおこしうる。
- VREとはバンコマイシンに薬剤耐性を獲得した腸球菌のことであり、Enterococcus faecalis, Enterococcus faeciumのいずれにもVREが存在する。
- VREは、1986年フランスでバンコマイシン高度耐性腸球菌として発見され、その後、ヨーロッパ諸国において重症院内感染原因菌として広がった。
- アメリカでは1989年以降、院内感染菌として急激な広がりをみせ、現在最も治療困難な院内感染菌となっている。
- 基本的に、VREとは最小発育阻止濃度(MIC)が16μg/mL以上、或いはディスク法の阻止円径が14mm以下の腸球菌を指すが、vanA, vanBなどの外来性の誘導型VCM高度耐性遺伝子を保有した腸球菌も指す。
耐性遺伝子
|
MIC
|
耐性遺伝子の存在部位
|
耐性の発現
|
菌種
|
VCM
|
TEIC
|
vanA
|
64~1000
|
16~512
|
プラスミド,染色体
|
誘導耐性
|
E. faecalis, E. faecium
|
vanB
|
4~1000
|
0.5~1
|
プラスミド, 染色体
|
誘導耐性
|
E. faecalis, E. faecium
|
vanC
|
2~32
|
0.5~1
|
染色体
|
非調導型
|
E. gallinarum, E. casseliflavus, E. flavescens
|
vanD
|
64~128
|
4~64
|
染色体
|
非誘導型
|
E. faecalis, E. faecium, E. raffinosus
|
vanE
|
8~32
|
0.5
|
染色体
|
誘導耐性
|
E. faecalis
|
vanG
|
16
|
0.5
|
染色体
|
誘導耐性
|
E. faecalis
|
[★]
- 英
- vancomycin-resistant Staphylococcus aureus infection VRSA infection
- 関
- 黄色ブドウ球菌、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌、VRSA
[★]
- 英
- vancomycin-resistant Enterococci infection, VRE infection
- 同
- VRE感染症
- 関
- 腸球菌、腸球菌感染症、バンコマイシン
[★]
- 英
- vancomycin-resistant Staphylococcus aureus VRSA
[★]
- 英
- vancomycin, VCM
- 化
- 塩酸バンコマイシン vancomycin hydrochloride
- 商
- Vancocin, Luphocin、バンマイシン
- 関
- 抗菌薬一覧、テイコプラニン、メトロニダゾール
- first aid step1 2006 p.140,165,166,169,173,207
特徴
- Streptomyces orientalisから分離
- 経腸管的に吸収されないため骨髄移植時の消化管内消毒に用いられる。
構造
作用機序
- 細胞壁合成阻害作用(block peptidoglycan synthesis)
- 細胞内で作られたmurein monomerの重合を妨げる?
薬理作用
抗菌スペクトル
動態
- 腸管からほとんど吸収されない→腸管殺菌のための経口投与、点滴静注による全身投与で用いられる
適応
適応菌種
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、クロストリジウム・ディフィシル
注意
禁忌
副作用
重大な副作用
- 添付文書
- 1)ショック:0.1%未満(血圧低下、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴り、発汗等)
- 2)注射用塩酸バンコマイシン製剤:アナフィラキシー様症状、急性腎不全、間質性腎炎、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎、第8脳神経障害、偽膜性大腸炎、肝機能障害、黄疸
その他
- 1)過敏症(発熱、発疹、潮紅、悪寒、蕁麻疹、そう痒)
- 2)血液(好酸球増多、白血球減少、血小板減少)
- 3)肝臓(AST・ALT・Al-P上昇)
- 4)消化器(下痢:48%、悪心:28%、嘔吐:34%、食欲不振) ←骨髄移植時の消化管内殺菌における発現頻度
- 5)腎臓(BUN・クレアチニンの上昇)
- 6)その他(口内炎、舌炎)
[★]
- 英
- tolerance
- 関
- 薬物耐性、逆耐性、依存
- 精神作用物質の効果が長期の摂取のために減弱し、初期の効果を得るためにより大量の摂取が必要となった状態(PSY.395)