バンコマイシン
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Japanese Journal
- P-1074 塩酸バンコマイシン注射薬血中濃度予測におけるeGFRを使用した場合の精度調査 : Cockcroft&Gault式との比較(一般演題 ポスター発表,腎疾患,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 樺島 美沙子,大石 泰也,西村 紀子,五反田 智恵,杉原 啓子,大竹 弘之
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 21, 360, 2011-09-09
- NAID 110008910539
- P-0380 Clostridium difficile感染あるいは感染疑い患者の治療・除菌における塩酸バンコマイシン散の総投与量に影響を与える因子の検討(一般演題 ポスター発表,感染制御(治療薬),Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 佐々木 雄啓,藤本 綾,河内 歩美,向田 浩典,池本 雅章,平田 仁美,佐和 章弘,塚本 豊久
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 21, 245, 2011-09-09
- NAID 110008909848
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- 成分(一般名) : バンコマイシン塩酸塩 製品例 : 塩酸バンコマイシン散0.5g、バンコマイシン塩酸塩散0.5g「サワイ」 ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 主にg陽性菌用剤/バンコマイシン/グリコペプチド系抗生物質製剤
- 一般名 バンコマイシン塩酸塩 成分・含量 1バイアル中 日局バンコマイシン塩酸塩 0.5g (力価) 性状 白色の塊又は粉末 (無菌の製剤) 効能又は効果 (1)感染性腸炎 〈適応菌種〉 バンコマイシンに感性の ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
バンコマイシン塩酸塩散0.5g「サワイ」
組成
- バンコマイシン塩酸塩散0.5g「サワイ」は、1バイアル中に日局バンコマイシン塩酸塩0.5g(力価)を含有する。
禁忌
効能または効果
感染性腸炎
- <適応菌種>
バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、クロストリジウム・ディフィシル
<適応症>
感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)
- 用時溶解し、通常、成人1回0.125〜0.5g(力価)を1日4回経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
骨髄移植時の消化管内殺菌
- 用時溶解し、通常、成人1回0.5g(力価)を非吸収性の抗菌剤及び抗真菌剤と併用して1日4〜6回経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
- 腎障害のある患者には、投与量・投与間隔の調節を行い、慎重に投与すること。(「慎重投与」の項参照)
- 本剤を感染性腸炎に投与するとき、7〜10日以内に下痢、腹痛、発熱等の症状改善の兆候が全くみられない場合は投与を中止すること。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、次のことに注意すること。
- 感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で行うこと。
- 原則として他の抗菌薬及び本剤に対する感受性を確認すること。
- 投与期間は、感染部位、重症度、患者の症状等を考慮し、適切な時期に、本剤の継続投与が必要か否か判定し、疾病の治療上必要な最低限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- 本剤の成分又はペプチド系抗生物質、アミノグリコシド系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- ペプチド系抗生物質、アミノグリコシド系抗生物質による難聴又はその他の難聴のある患者〔難聴が発現又は増悪するおそれがある。〕
- 腎障害のある患者〔重度の腸管炎症のある患者では、吸収され、蓄積するおそれがあり、バンコマイシン塩酸塩の静脈内投与で報告されているものと同様な副作用が発現する危険性があるので注意すること。(「重大な副作用」の項参照)〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
- ショック:ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状(血圧低下、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴り、発汗等)があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 注射用バンコマイシン塩酸塩製剤で、アナフィラキシー様症状、急性腎不全、間質性腎炎、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎、第8脳神経障害、偽膜性大腸炎、肝機能障害、黄疸があらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- バンコマイシンはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対して、in vitro及びin vivoですぐれた効果が認められている。その作用は細胞壁ペプチドグリカンの合成阻害と細胞膜の変性及びRNA合成阻害であり、殺菌的である。1)
- 生物学的同等性試験
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびクロストリジウム・ディフィシル(C.difficile)の臨床分離株に対する抗菌力比較試験(MIC、MBC)並びにC.difficile感染によるハムスター偽膜性大腸炎モデルに対する治療効果比較試験において、バンコマイシン塩酸塩散0.5g「サワイ」と標準製剤(散剤)の生物学的同等性が確認された。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- バンコマイシン塩酸塩(Vancomycin Hydrochloride)
略号
化学名
- (1S,2R,18R,19R,22S,25R,28R,40S)‐50‐[3‐Amino‐2,3,6‐trideoxy‐3‐C‐methyl‐α‐L‐lyxo‐hexopyranosyl‐(1→2)‐β‐D‐glucopyranosyloxy]‐22‐carbamoylmethyl‐5,15‐dichloro‐2,18,32,35,37‐pentahydroxy‐19‐[(2R)‐4‐methyl‐2‐(methylamino)pentanoylamino]‐20,23,26,42,44‐pentaoxo‐7,13‐dioxa‐21,24,27,41,43‐pentaazaoctacyclo[26.14.2.23,6.214,17.18,12.129,33.010,25.034,39]pentaconta‐3,5,8,10,12(50),14,16,29,31,33(49),34,36,38,45,47‐pentadecaene‐40‐carboxylic acid monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- バンコマイシン塩酸塩は白色の粉末である。水に溶けやすく、ホルムアミドにやや溶けやすく、メタノールに溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- vancomycin, VCM
- 化
- 塩酸バンコマイシン vancomycin hydrochloride
- 商
- Vancocin, Luphocin、バンマイシン
- 関
- 抗菌薬一覧、テイコプラニン、メトロニダゾール
- first aid step1 2006 p.140,165,166,169,173,207
特徴
- Streptomyces orientalisから分離
- 経腸管的に吸収されないため骨髄移植時の消化管内消毒に用いられる。
構造
作用機序
- 細胞壁合成阻害作用(block peptidoglycan synthesis)
- 細胞内で作られたmurein monomerの重合を妨げる?
薬理作用
抗菌スペクトル
動態
- 腸管からほとんど吸収されない→腸管殺菌のための経口投与、点滴静注による全身投与で用いられる
適応
適応菌種
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、クロストリジウム・ディフィシル
注意
禁忌
副作用
重大な副作用
- 添付文書
- 1)ショック:0.1%未満(血圧低下、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴り、発汗等)
- 2)注射用塩酸バンコマイシン製剤:アナフィラキシー様症状、急性腎不全、間質性腎炎、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎、第8脳神経障害、偽膜性大腸炎、肝機能障害、黄疸
その他
- 1)過敏症(発熱、発疹、潮紅、悪寒、蕁麻疹、そう痒)
- 2)血液(好酸球増多、白血球減少、血小板減少)
- 3)肝臓(AST・ALT・Al-P上昇)
- 4)消化器(下痢:48%、悪心:28%、嘔吐:34%、食欲不振) ←骨髄移植時の消化管内殺菌における発現頻度
- 5)腎臓(BUN・クレアチニンの上昇)
- 6)その他(口内炎、舌炎)
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関